ロボット搾乳牛舎に関するセミナー開催案内 トータルハードマネージメントサービス

2019 年 9 月 30 日

Filed under: — djito @ 10:12 AM セミナー開催案内

北海道根室管内で生産獣医療サービスを手掛けるトータルハードマネージメントサービス社が、10月30日に同管内中標津町で、ロボット搾乳牛舎の設計評価に関るセミナーを開催する。
講師は、牛舎デザインに関するコンサルティングを世界各国で展開し、今注目を浴びている、フィンランドの4dBarn社。

●テーマ:牛舎の機能的なデザインと労働効率を考える
《内容》
・搾乳ロボット牛舎の設計について
・搾乳ロボットの作業効率
・牛舎の機能的なデザインとトラブルシューティング
《講師》
4dBarn社のJouni Pitkäranta(建築士)とVirpi Kurkela(獣医師)
通訳は金井奈穂子(釧路ファームサポート)
●日時:10月30日(水)10:30 ~ 14:30(受付10:00?)
●場所:中標津総合文化会館「しるべっと」コミュニティホール
北海道標津郡中標津町東2条南3丁目1-1
●参加費:3,500円(昼食代含む)
●申し込み方法
氏名、所属、電話、領収証の有無を明記のうえ、トータルハードマネージメントサービス社へFAX(0153-75-6592)する。
●申し込み締め切り:10月18日(金)
●問い合わせ:トータルハードマネージメントサービス(担当:奥啓輔)
TEL 0153-75-6589 FAX 0153-75-6592

※4dBarnは、今年のDairy Japan 5月号「搾乳ロボット牛舎では夜間に意外なことが起こっている」を執筆。以下のDJスタッフブログ参照。

夜間に意外なことが起こっている

Gチャンピオンはエンブレム-K(大樹町)出品のスパークリング シエリー 第17回 北海道総合畜産共進会

2019 年 9 月 29 日

Filed under: — djito @ 3:49 PM 共進会

第17回 北海道総合畜産共進会 2019(乳用牛)が9月28・29日、安平町早来の共進会場で開催された。約400頭の乳牛がその資質を競い合った。審査員は田井道広氏(北海道ホルスタイン農協)。

グランド・チャンピオンに輝いたのは、十勝管内大樹町・(株)エンブレム-K出品のエンブレムK スパークリング シエリー(父:ジレツト テイーウエーブ スパークリング ET)。本牛は4歳クラス(4歳以上5歳未満)の1等賞1席でシニア・チャンピオン。審査員の田井氏は「正確なフレームで美しい。来年もまた見たい牛だ」と絶賛した。

リザーブ・グランド・チャンピオンは、十勝管内上士幌町・小椋淳一氏出品のハイロード ソロモン チエイサー(父:ウオールナツトローン ソロモン ET)。本牛はジュニア3歳クラス(36カ月以上42カ月未満)の1等賞1席でインターミディエイト・チャンピオン。

入賞結果の詳細は、北海道ホルスタイン農協のホームページで。

バンカーサイロの自動踏圧(ロボットトラクタ)を公開 帯畜大ら

2019 年 9 月 28 日

Filed under: — djito @ 11:20 AM ニュース

帯広畜産大学、北海道工業試験場、クボタ、リープス、JA道東あさひ、ウエストベースで構成される共同事業体「酪農サイレージ調製作業ロボット化コンソーシアム」(代表:帯畜大・花田正明准教授)が9月27日、北海道根室管内のTMRセンターであるウエストベースで、バンカーサイロの踏圧作業をロボットトラクタと有人車両の協調で行なうデモンストレーションを行なった。
コントラ、普及センター、試験場などから約60名が参加した。

サイレージ踏圧作業に関して開発されたシステムは、ロボットトラクタがサイレージ踏圧専用のサイレージパッカーを装着して踏圧作業するもの。
ロボットトラクタは国内メーカー最大の170馬力トラクタ(クボタ社製)をベースにして自動(無人)運転車両を開発、サイレージパッカー(SPANJER社製)は踏圧荷重を可変とした。

実際の作業は、有人車両(ホイールローダ)とロボットトラクタが役割分担して行なう。
有人車両は、運ばれてくる原料草をバンカーサイロ内に広げ、さらに壁際の踏圧を担当する。
ロボットトラクタは、サイレージパッカーを牽引して、単純な前後の走行により踏圧を繰り返す。
昼食などの休憩時間や朝の作業前や夜の作業後にロボットトラクタを自動走行させることにより、詰め込み密度をより高められることが期待できるとしている。

※詳報はDairy Japan 11月号で。

農場HACCPは経営を成長させる 北海道農場HACCP研究会

2019 年 9 月 17 日

Filed under: — djito @ 7:24 PM セミナー報告

北海道農場HACCP研究会は9月17日、酪農学園大学で「第10回 北海道農場HACCP研究会」を開催した。酪農畜産生産者はじめ関係者や学生など262名が参加した。
鈴木正会長は開会挨拶で、農場HACCP認証取得農場が全国で316軒、うち北海道は42軒(8月末現在)に増えたことを紹介し、「北海道農場HACCP研究会は農家のためにあるもの。その精神で役割をはたしていく」と述べた。

基調講演として、赤松裕久氏(静岡県/赤松ファームクリニック)が「農場HACCP~発展の要因と今後の展望~」、藤井雄一郎氏(富良野市/有限会社 藤井牧場)が「農場HACCP認証取得から7年の軌跡」と題して発表した。

●農場HACCPが増えている理由とは
赤松氏は、農場HAPPCが増えている要因として、審査規格が統一されていて認証により“見える化”すること、マネジメントシステム(目標の設定、コミュニケーション、成績の評価と改善など)の実践で管理能力が向上すること、の二つをあげた。認証取得して1年以上を経過した農場28戸への聞き取り調査で、安全に関する仕組および防疫に関する仕組みの構築で意識が向上していることなども紹介。さらに、自身がコンサルテーションを務める酪農場において、農場HACCPを活用して乳房炎防除を実施して成果を得ている事例も紹介した。そして今後の課題は、安定して生産性向上を実現していくことであるとし、そのためには、一般的衛生管理プログラム(とくに5S)の要求事項の具体化と実践、適切な生産技術を農場HACCPの仕組みの中で運用していくこと、と述べた。

●農場HACCPが農場の未来を切り開く
有限会社 藤井牧場は平成24年に酪農部門で初めて認証取得した農場の一つ。「農場HACCPによりブレずに経営発展できた」と藤井氏は語った。認証取得後の7年間で飼養頭数は560頭から1000頭に増え(導入なし)、売上は2.5倍に増え、社員数は28名に増え、農場の美化も整備した。さらに生乳の販売先を多様化し、「そこで農場HACCPが大きく発揮された。問題に直面するたびに、一つ一つ乗り越えることができた」と述べた。さらに現状の課題は、農場が進化したがゆえの基準書の見直しをあげ、その内容として、マニュアルに動画を取り入れていること(例えば、前搾りの仕方など)、雇用管理・人材育成において“成長支援制度”を活用していることなどを紹介。そして「農場HACCPが農場の未来を切り開く」と語った。

その後、農場HACCP構築の取り組み事例として、龍前直紀氏(雪印種苗 株式会社)が「酪農場(TACSしべちゃ)における取り組み」、森崎睦博氏(有限会社 長沼ファーム)が「肉用牛農場における取り組み」、大矢智彰氏(株式会社 おおやファーム)が「養豚場における取り組み」を紹介した。

※詳報はDairy Japan 11月号で。

酪農女性の先行受付開始 「酪農女性サミット 2019 in 帯広」

Filed under: — djito @ 9:00 AM イベント開催案内

12月に帯広市で開催される「酪農女性サミット 2019 in 帯広」の申込受付が、9月17日より酪農女性先行で開始した。一般の受付は10月1日より。
開催日程と内容は以下、およびFacebook「酪農女性サミット」参照。

●日程と会場:12月3(火)・4日(水)、北海道ホテル(帯広市西7条南19丁目)

●内容
1日目(12月3日)=開場12:00、サミット13:30~17:30、懇親会18:30
・基調講演「野菜育ては人育て」小島希世子(神奈川県 野菜農家)
・広尾町豊栄会による人形劇
・トークセッション「酪農女性のモチベーションUP講座」柿澤美希(埼玉県 大友削蹄研究所 削蹄師)、ニューランド伏木亜輝(オランダ ニューランドファーム)、金曽千春(大樹町 カネソファーム 代表取締役)
・懇親会では作業着ファッションショー、抽選会など

2日目(12月4日)=開場8:00、サミット9:00~12:35
・酪農音頭(自由参加)
・基調講演「酪農女性も知っておきたい酪農経済トピックス」仙北谷康(帯広畜産大学 教授)
・ワークショップ「あなたのモチベーション維持の秘密、教えてください」

●申込開始と締切
9月17日(火)より酪農女性の先行受付開始
10月1日(火)より一般受付開始
11月22日(金)まで

●定員と参加費
定員300名
参加費は、10,000円(サミット2日間通し・懇親会)、サミットのみ5,000円(2日間通し)、懇親会のみ6,000円

●申し込み方法
名前、電話番号、住所、性別、年齢、E-mail、参加内容(サミット・懇親会)、牧場名・会社名、託児利用の有無を明記のうえ、FAX 01558-5-2620(砂子田)、または「酪農女性サミット」Facebookページにて。
※返信をもって受付完了となる(返信がない場合は要問い合せ)。
※無料託児所、サミット前日(12月2日)に「帯広視察ツアー」もある。


TACSしべちゃ 4年目の年次報告

2019 年 9 月 16 日

Filed under: — djito @ 6:54 AM ニュース

草地型酪農におけるモデル的な低コスト経営の実践、組合員への情報提供と普及、担い手育成への積極的な支援を目的とし、JAしべちゃ雪印種苗標茶町の3者で平成25年に設立され、搾乳開始から4年を経過した株式会社TACSしべちゃが年次報告書をまとめた。以下はその抜粋。

●出荷乳量2445t(計画対比92.6%)
平成30年度(平成30年4月~平成31年3月)の出荷乳量2445tで計画対比92.6%であった。これは当初予定よりも増頭が停滞したことに加え、新規就農サポートのため放牧型農場Grazing TACSを研修生へ売却したことで搾乳頭数が減少したことによるもの。ただし、当初目標であった稼働5年後2400t以上は昨年度同様に前倒しで達成している。
経営収支は、生乳販売高と個体販売収入が減少、牧草収量減に伴い購入飼料の増加で圧迫があったものの、年度予算は達成した。

●傾斜地草地の更新
標茶町では牧草地の6~7割が傾斜地であることから、平成29年度は傾斜地での草地更新作業デモンストレーションを行ない、平成30年度は10haの傾斜地草地の更新を実施した。

●新規就農後も経営支援
新規就農希望者の育成を目的に、平成30年度は一組の研修生を受け入れている。また、雪印メグミルク酪農総合研究所と連携して、新規就農後の経営状況モニタリングを実施するなど、就農後の経営支援にも力を入れている。

●農場HACCP
平成31年2月に農場HACCP認証を取得したことにより蓄積されるノウハウを記録として残し、社員の意識向上や教育につなげていく。

●3000tを目指す
中期経営計画(平成29年~令和3年)では生乳生産目標を3000tとし、今後の事業展開に向けた基盤強化、財務の健全化、人材育成を目指す。

最優秀賞に静岡県の佐々木剛さん

2019 年 9 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:01 PM 発表会,未分類

全国農業協同組合連合会(JA全農)は9月13日、都内で第37回全農酪農経営体験発表会を開催した。全国から6名の酪農家が集まり、それぞれの経験を活かした経営ならびに取り組みなどを発表した。
同発表会は、優秀な酪農経営体験者の経営内容や経営技術などの成果を広く紹介することで、酪農経営の安定・発展につなげることを目的としたもの。受賞者は以下のとおり。

最優秀賞
佐々木 剛さん(静岡県)
「西富士とともに、未来に継ぐ資源循環型酪農を実践−自給飼料生産と牛群改良で日本一を目ざす−」
優秀賞
有限会社亀井牧場 亀井 宏之さん(神奈川県)
「酪農家だって余暇を楽しみます~充実した人生を送るために~」
人見 孝允さん(栃木県)
「3K酪農なんて言わせない! 令和時代を躍進! 3Y酪農」
板井 雄士さん(島根県)
「地域に信頼・必要とされる酪農経営を目指して」
株式会社ベイリッチランドファーム 浦 薫さん(北海道)
「家族と地域の未来につなげる酪農経営」
狩野 剛さん(佐賀県)
「ETとともに長命連産の限界突破 in 玄海町」
なお、板井さんと浦さんは特別賞も受賞した。

第13回全農学生「酪農の夢」コンクールも同時開催された。全国から集まった作品のなかから最優秀賞1名、優秀賞3名が選ばれた。受賞者は以下のとおり。
最優秀賞
鈴木 なごみさん(帯広畜産大学畜産学部3年)
「人生を変えてくれた酪農~私らしく生きる~」
優秀賞
山神 わかなさん(北海道中標津農業高等学校食品ビジネス科3年)
「チーズホエーの可能性」
メンサラ 真喜志 けんじさん(京都府立農芸高等学校農産バイオ科3年)
「MAXIE Brown-Swiss MILK~僕の人生の中には、動物がいる~」
南畝 千夏さん(兵庫県立播磨農業高等学校畜産科3年)
「乳牛に魅せられて」

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