バンカーサイロの自動踏圧(ロボットトラクタ)を公開 帯畜大ら
2019 年 9 月 28 日
帯広畜産大学、北海道工業試験場、クボタ、リープス、JA道東あさひ、ウエストベースで構成される共同事業体「酪農サイレージ調製作業ロボット化コンソーシアム」(代表:帯畜大・花田正明准教授)が9月27日、北海道根室管内のTMRセンターであるウエストベースで、バンカーサイロの踏圧作業をロボットトラクタと有人車両の協調で行なうデモンストレーションを行なった。
コントラ、普及センター、試験場などから約60名が参加した。
サイレージ踏圧作業に関して開発されたシステムは、ロボットトラクタがサイレージ踏圧専用のサイレージパッカーを装着して踏圧作業するもの。
ロボットトラクタは国内メーカー最大の170馬力トラクタ(クボタ社製)をベースにして自動(無人)運転車両を開発、サイレージパッカー(SPANJER社製)は踏圧荷重を可変とした。
実際の作業は、有人車両(ホイールローダ)とロボットトラクタが役割分担して行なう。
有人車両は、運ばれてくる原料草をバンカーサイロ内に広げ、さらに壁際の踏圧を担当する。
ロボットトラクタは、サイレージパッカーを牽引して、単純な前後の走行により踏圧を繰り返す。
昼食などの休憩時間や朝の作業前や夜の作業後にロボットトラクタを自動走行させることにより、詰め込み密度をより高められることが期待できるとしている。
※詳報はDairy Japan 11月号で。
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