将来のショウを担うリードマンたち

2009 年 9 月 14 日

Filed under: — maetomo @ 8:21 AM 未分類

昨日の朝、「2009 北海道ホルスタイン ナショナル ショウ」のプログラムの一つ、リードマンコンテストが行われました。
これは将来のショウを担うリードマンが腕前を披露し、それを講評してもらうというものです。
クラスは、小・中学生の部、高校生1年・2年・3年の部の四つです。
見ていると、出場者の内心ドキドキ感が伝わってきます。
それでも堂々としたもの。
「常に牛の姿勢を整え、頭を高く掲げている」「足の配置が正しい」「歩行が安定している」「常に審査員を見ている」などと講評を受け、とても、たのもしく感じました。

全道共進会:チャンピオンに輝いたのは清水町・成松直樹さん

2009 年 9 月 13 日

Filed under: — djito @ 6:48 PM 共進会

「2009 北海道ホルスタイン ナショナル ショウ」(主催・北海道ホルスタイン農協)が9月12・13日、十勝農協連家畜共進会場で開催され、道内各地の選抜を勝ち抜いてきた約400頭が、その優美さを競い合った。
同ショウは毎年、早来(安平町)にある北海道ホルスタイン共進会場で開催されているが、同会場が来年の全日本ホルスタイン共進会・北海道大会に向けて改修工事中なので、今年は十勝での開催となった。
今年のオフィシャル・ジャッジ(主任審査委員)を務めたのは串田雅樹氏(清水町・酪農家)、アソシエート・ジャッジ(アソシエート審査員)は小泉俊裕氏(北海道ホルスタイン農協)。
審査結果は以下のとおり(カッコ内は出品者、敬称略)。

■グランド・チャンピオン
パイン リツジ ギブソン プリンセス(清水町・成松直樹)
■リザーブ・グランド・チャンピオン
グリーンハイツ マーチ マウイ ET(旭川市・加藤智宏)
         *
■ジュニア・チャンピオン
TMF カリスマ ポーラ マチダム クミ(清水町・(有)田中牧場)
■インターミディエイト・チャンピオン
グリーンATV ダンデイ エリザベート(雄武町・菅野義春)
■シニア・チャンピオン
《グランド・チャンピオン牛》
         *
■リザーブ・ジュニア・チャンピオン
ハツピーライン ゴールド マキアージユ ET(上士幌町・吉田智貴)
■リザーブ・インターミディエイト・チャンピオン
サーリバー ゴールドウイン ミユウミユウ(帯広市・佐川毅史)
■リザーブ・シニア・チャンピオン
《リザーブ・グランド・チャンピオン牛》
         *
■各部のトップ
【第1部(未経産カーフクラス)】
セジス ビユーティ アルテイ マウイ(清水町・高橋喜一)
【第2部(未経産ジュニアクラス)】
《リザーブ・ジュニア・チャンピオン牛》
【第3部(未経産ジュニアミドルクラス)】
ヨシノフアーム ジヤーランチ エドナドナ(北見市・吉野英之)
【第4部(未経産ミドルクラス)】
レデイスマナー ダンデイー キヤロライン ET(広尾町・佐藤孝一)
【第5部(未経産シニアミドルクラス)】
CS アドベント ポリ(佐呂間町・山越透)
【第6部(未経産二シアクラス)】
《ジュニア・チャンピオン牛》
【第7部(後代検定娘牛2歳クラス)】
ハイブリツジ キヤロル デリア アイス(標茶町・高橋正典)
【第8部(ジュニア2歳クラス)】
ハイロード ゴールデン エリート(上士幌町・小椋淳一)
【第9部(シニア2歳クラス)】
《リザーブ・インターミディエイト・チャンピオン牛》
【第10部(ジュニア3歳クラス)】
セノーフアーム ダーハム ブレンダ(岩見沢市・瀬能剛)
【第11部(シニア3歳クラス)】
《インターミディエイト・チャンピオン牛》
【第12部】(4歳クラス)】
ハイロード ダンデイー エピソード(上士幌町・小椋淳一)
【第13部(5歳クラス)】
《グランド・チャンピオン牛》
【第14部(成年クラス)】
《リザーブ・グランド・チャンピオン牛》

「重要品目をどうやったら守れるか」の議論無し状態は危険

2009 年 9 月 11 日

Filed under: — maetomo @ 7:05 AM 未分類

農業界はもちろん財界も、そして政界も、EPA/FTAを積極的に推進する動きが見られなくなった。
これは非常に危険な事態だ。
「失敗した」「困った」という事態が、やがて起こりかねない。
――と言う神門善久教授(明治学院大学経済学部)。
今週、その神門教授と一緒に、網走管内の牧場を訪問させていただく機会がありました。
神門教授の説明は、さらに続きます。

例えば、オーストラリアとのEPA/FTA。
日本近隣のアジア諸国、とくに中国が締結すれば、今まで日本がオーストラリアに頼っていた物資が、今までと同様に安定供給されるとは限らなくなる。
そうなれば、いくら反対しようが、いやおうなしに日本も締結せざるを得なくなるが、そのときは、もはや手遅れの事態も大いにあり得る。

なお、EPA/FTAについて間違った解釈をしているのでは?
わが国のEPA/FTAの前例を見ると、すべての品目をゼロ関税にしているわけではない。
ならば酪農では、乳製品を重要品目とするように備えておき、そのうえでEPA/FTAを活用し、日本がアジア圏でリーダーとなることこそ、賢いやり方なのではないか?

聞こえてくるのは「絶対反対」ばかりで、「重要品目をどうやったら守れるか」という議論が一つも行われていないことは、極めて危険である。

――どう感じられましたか?
その神門教授からの、日本の酪農産業への提言、「冷徹な金融界の目に晒されることで、酪農家は活性化する」が、9月25日発刊のDairy Japan10月臨時増刊号「人を活かす 酪農場マネジメント」に盛り込まれています。
ご期待ください。

成分調整牛乳が前年同期比で約88%の伸び:農水省調べ

2009 年 9 月 9 日

Filed under: — admin @ 5:06 PM 業界情報

このほど公表された農水省牛乳乳製品課の
「最近の牛乳乳製品をめぐる情勢について(9月)」によると、

平成21年4月から7月までの飲用牛乳類の消費は前年同期比3.6%減
となった。牛乳は同10.2%減、加工乳は5.5%減だった。

一方で、成分調整牛乳は同87.8%と大幅に伸びている。
乳飲料は同3.8%減、はっ酵乳は3.2%の増加。

またバター生産量は同11.1%増、脱脂粉乳も同5.0%増となった。

こうした消費構造の変化を受け、酪農生産現場では
バター買い入れ割当や、生産調整などの懸念が強まり
主産地の一部では、それらに備えて今のうちに増産し、
生産実績をつくっておこうという動きが強まっている。

畜産からの温室効果ガスは日本全体の約1%:日本畜産環境学会で

2009 年 9 月 7 日

Filed under: — admin @ 11:15 AM 業界情報

先に行なわれた日本畜産環境学学会によると、
畜産に由来する温室効果ガス排出量は、
日本全体における排出量の最大1%程度(1436万トン)としている。

これは畜産草地研究所の長田隆氏による研究論文によるもの。
畜産経営内で排出されるメタンと亜酸化窒素は、
家畜飼養における消化管からのメタンと、
糞尿の取り扱いから発生するメタンと亜酸化窒素に大別される。

両方合わせて排出される温室効果ガスは1435.6万トンであり、
農業区分からの排出される量の約半分を占め、
日本国温室効果ガス総排出量の約1%にあたる。

そのうえで、単位生産物当たりの排出温室効果ガス減少が、
食料増産と温暖化防止の両立に必要で、
生産効率の向上がカギとなる、としている。

詳しくは、日本畜産環境学会誌(第8巻、第1号)を。

事業に失敗するコツ10カ条

2009 年 9 月 4 日

Filed under: — maetomo @ 3:20 PM 未分類

十勝管内F牧場の社長さんの机の横には、「事業に失敗するコツ10カ条」なる心得が置いてあります。
これは愛知県の施設屋さんから、いただいたものだそうです。
凄腕の経営者として知られるその社長さん、「これをさらに一ひねりしてみたり、他の言葉に置き換えたらどうなるかなどと考えたりして見ています」とのことでした。

《事業に失敗するコツ10カ条》
一 昔ながらのやり方がいいと信じている。
二 モチ屋はモチ屋だとうぬぼれている。
三 「ひまがない」と言って勉強しない。
四 むやみやたら骨を折る。
五 「どうにかなる」と考えている。
六 いいものはだまっていても売れると安心している。
七 人を安く使うのがトクだと思っている。
八 仕入れ代金はなるべく支払わぬ工夫をする。
九 客は「わがまま過ぎる」と考えている。
十 「そんなことは出来ない」と言って改めない。

利益率は「個人」は下落、「法人」は良化:日本政策金融公庫

2009 年 9 月 1 日

Filed under: — admin @ 7:42 PM 業界情報

日本政策金融公庫はこのほど、平成20年度の農業経営動向分析を発表した。
これは、同公庫の融資先である「担い手による経営」について調査したもの。
調査戸数は、酪農では、個人経営が北海道:170、都府県:670、
法人経営が北海道:22、都府県:55。

それによると、
「個人では、乳価の値上げがあったため売上高は増加したものの、
飼料費等のコストは年々上昇して経営を圧迫しており、利益率は下落した」
「法人経営では、飼料費高騰の影響は強かったが、利益率は若干良化した」
としている。

個人、法人ともに売上高は伸びたものの、
利益率は、北海道、都府県ともに個人経営で、前年比5から10%下落する一方、
法人経営では、北海道が5から10%、都府県が10から20%良化している。

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