ホクレン家畜市場:8月の初妊牛相場は50万9000円の高値

2009 年 8 月 31 日

Filed under: — djito @ 2:38 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・8月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

8月については、例年に比べ出回り頭数は少なく、秋以降の分娩が中心となるなか、平均価格50万9000円(前月に比べて1万円高・前年同月に比べて7万8000円高)の高値で推移している。

9月については、都府県における暑熱期の導入控えは解消するものと予測されるが、出回り頭数の回復は見込み難く、保ち合いでの価格推移が予測される。

牛乳バー、2軒目は「ホワイト」と「黒」

2009 年 8 月 28 日

Filed under: — admin @ 7:39 PM 未分類

平成19年にJR池袋駅構内に初めてできた「牛乳バー」。
これは、駅弁などを手がける日本レストランエンタプライズが、
日本酪農乳業協会(J-milk)と連携してつくったショップ。

JR新橋駅構内に、今年5月にできた2軒目(写真)は、何と隣りは「黒酢バー」。
実は、元々「黒酢バー」だったところに、白い牛乳が入り込んだもの。

池袋店、新橋店ともに、ビン入り牛乳やドリンクヨーグルト、乳飲料などを揃え、
東京ではなかなか飲む機会の少ない地方の牛乳を月替わりで紹介。

今日の新橋店では、岩手県の「くずまき高原牛乳」がお勧めだった。
ここには、持ち帰り用だけでなく、簡単なイートインコーナーもある。

同社によると、今後も同じようなショップ展開を検討中とのこと。

後継者、スタッフに、どうしたら活躍してもらえるのか?

Filed under: — maetomo @ 1:52 PM 未分類

一昨日(26日)の晩に札幌市で、札幌市主催の「人事担当者・管理職向けセミナー」が開催されました。
講師は、弊誌にたびたび執筆いただいている平岡祥孝教授(札幌大谷短期大学部、近著はDairy Japan6月増刊号「ミルクの本/牛乳の消費拡大に向けて」)で、今回のセミナーのテーマは「ミドルの仕事―仕事で育て、仕事で育つ―」でした。
平岡教授は、ご専門は牛乳のマーケティングですが、こうした人材マネジメントなどについても造詣が深いことで有名なのです。
この日は、各企業の人事担当者がたくさん参加しました。

セミナーに参加してまず感じたことは、どの企業も、管理職と今の若者世代にはいろんな溝があるのだということ、その若者(人材)にどうしたら活躍してもらえるのか模索しているのだということ、でした。
酪農も、後継者やスタッフに対して同じですね。

では、それをどうするか?
そのアイデア・ヒントとして、人を育てる人の力量と腕前として、以下の七つが紹介されました。
1. 観察力:若手をよく観る。
2. 傾聴力:若手の話をよく聞く。
3. 伝達力・教育力:若手が理解できるように伝える。
4. 思考力:考えて、考えて、考えぬく。
5. 仕事の見直し:時間的、精神的余裕を生むようにする。
6. 結果評価と過程評価:結果を評価するだけでなく、そこに至るまでの過程(プロセス)も評価する。
7. 「気づき」と「思いやり」:「自分を大切にしてくれている」という実感を持ってもらう。

なお、平岡教授には、これから発刊するDairy Japan10月増刊号「人を活かす 酪農場マネジメント」(9月25日発刊)でも、それに関連した内容をご執筆いただきました。
乞うご期待!

5年間で1.15倍に成長した農業法人:「日本農業法人白書」より

2009 年 8 月 27 日

Filed under: — admin @ 9:45 PM ニュース

さきに社団法人日本農業法人協会がまとめた
農業法人白書(2008年度アンケート調査結果)によると、
会員農業法人の、過去5年間の平均成長率は115%(04年度比:156%)
としている。

平均売上高は2004年度と比べて増加したものの、成長率では逆に低下。
また、多角化の進んだ農業法人ほど、高い売上高となっている。
しかも、多角化の進んだ農業法人ほど、さらなる多角化を目指している。

7割以上が直販を実施する一方で、酪農(N:54)では7割以上がJA出荷。
平成19年から20年にかけての資材等高騰の影響では
全体では約6割が「非常に大きく受けた」とする中で、
飼料高騰のあおりを受けた畜産(N:187)の約9割が
「非常に大きい影響を受けた」と回答。

コスト増加を価格転嫁できない理由で一番多いのは、
取引先に価格決定権があるため、としている。

食育活動・消費者交流活動などへの取り組みは、

全体の約5割が「実施中」「検討中」とし、消費者交流への関心の高さが伺える。

外国人研修生などの受入れでは、約2割が実施中とのこと。
なお、この外国人研修生(酪農)については、
弊社9月下旬発行の増刊号「人を活かす 酪農場マネジメント」でも
関係者へのインタビュー稿が入る予定。

同白書の詳細は、日本農業者法人協会へ。
http://www.hojin.or.jp

牛乳乳製品は23ブースで展開:第4回アグリフードEXPO2009

2009 年 8 月 26 日

Filed under: — admin @ 4:56 AM ニュース

日本政策金融公庫は、8月25日、26日、東京ビックサイトで、
「第4回アグリフードEXPO2009」を開いた。
これは、国産にこだわった「農」と「食」をつなぐ農業者のための商談会。

今回は農業生産者や食品企業など528社が約3000商品を展示。
牛乳乳製品では、帯広畜産大学(北海道)、岩瀬牧場(同)、
奥中山高原酪農乳業(岩手)、ハーレー牧場(栃木)などが23ブースで、
それぞれ自慢の商品を紹介した。

25日には生産者、流通関係者によるシンポジウム「明日の農業を語る」が開かれた。

乳用牛評価報告(牛群検定参加牛のうち総合指数上位100頭)を公表:家畜改良センター

2009 年 8 月 25 日

Filed under: — admin @ 11:04 AM ニュース

家畜改良センターは8月24日、
乳用牛評価報告:上位100頭(2009年:2)を公表した。
それによると、上位20頭は次の通り(順位、名号、総合指数、繋養者)。

1ヘンカシ-ン ヒラリ- オリ-ブ ET+3,347 北海道湧別町 加藤 智行
2ヘンカシ-ン ヒラリ- デイ ハ-シエル+3,325 北海道湧別町 五島 順二
3オムラ スイ-テイ- フオ- ET+3,157 北海道枝幸町 島 貞二
4ヘンカシ-ン ヒラリ- プリンセス+3,035 北海道湧別町 五島 順二
5ノ-スグランド プライスエスエフエル ウインチエスタ- サブラ+2,914 北海道西興部村 (有)ノースグランド
6スト-ンリバ- ジヤスト ブランデイ ET +2,904 北海道枝幸町 内田 喜久男
7エンドレス ジユデイ オング +2,835 北海道天塩町 石崎 直
8エンドレス ジユデイ アイリス ET +2,782 北海道天塩町 石崎 直
9 オムラ スイ-テイ- マリアン ET +2,781 北海道枝幸町小椋 義則
9レデイスマナ- セクシ- パラダイス ET +2,781 兵庫県洲本市 小谷 正子
11ノ-スグランド キヤツシユ ノマド ニタ フタゴ+2,766 北海道西興部村 (有)ノースグランド
12オムラ スイ-テイ- カトリ-ヌ ET +2,747 北海道枝幸町 小椋 義則
13ビクトリア パラダイス デイアナ ET +2,719 北海道紋別市 永峰 勝利
14ヘンカシ-ン ヒラリ- レンジ ET+2,708 北海道湧別町 松原 貢
15エンドレス ジユデイ バ-サ ET +2,692 北海道天塩町 石崎 直
16ヘンカシ-ン ブリツツ ヒラリ- ET +2,668 北海道湧別町 五島 順二
17オムラ スイ-テイ- メグ ET +2,667 北海道枝幸町 小椋 義則
17エンドレス ジユデイ L フロステイン+2,667 北海道天塩町 石崎 直
19ヘンカシ-ン ヒラリ- ホワイト メイソン ET +2,659 北海道湧別町 五島 順二
20ノ-スグランド プライスエスエフエル ノマド サブラ 北海道西興部村 (有)ノースグランド

詳しくは家畜改良センターのホームページで。www.nlbc.go.jp

GM(遺伝子組み換え)トウモロコシの成育状況を公開:日本モンサント

2009 年 8 月 21 日

Filed under: — admin @ 11:13 PM 発表会

日本モンサント株式会社(本社:東京)は8月20日、茨城県にある
同社研究農場に報道陣を招き、GM作物の成育状況を公開した。

今回公開されたGM作物は、
雑草防除が容易になり、農薬散布回数が少なくなる「除草剤耐性」大豆と、
殺虫剤の散布が少なくなり、農薬残留リスクの減る「害虫抵抗性」トウモロコシ。

GMトウモロコシでは、対照区のNon-GM作物との違いが明瞭で、
害虫被害も殆どなかった(写真)。
米国モンサント社では、2030年には2000年比で
トウモロコシの単位当たり収量を2倍にすると予測。

同社によると、世界のGM作物は1億2500万haと推定され、
日本には、すでに約1700万トンのGM作物が輸入・利用されている、
としている。

GM作物の次の世界の話題は小麦のGM導入に移っており、
生産性向上の切り札の一つである、この技術への「正しい知識」の
理解が必要だろう。

モミガラと麦稈

Filed under: — maetomo @ 10:17 AM 未分類

十勝管内N牧場は、既存のキング式牛舎をアブレスト式ミルキングパーラー(12頭用)に改造しました。
そして、その待機エリアの床の管理として、ストール付近にはモミガラを、それ以外には麦稈を敷いて(撒いて)います。
モミガラは「滑らない」というのが大きな理由です。
細かな気づかいですね。

乳用牛評価報告(2009:2海外種雄牛)を公表:家畜改良センター

2009 年 8 月 18 日

Filed under: — admin @ 2:13 PM ニュース

家畜改良センターは8月4日付け公表の乳用牛評価報告のうち、
インターブルが行なった国際評価結果「乳用牛評価報告 参考情報
(海外種雄牛:総合指数上位40位)を公表した。
上位10頭は次の通り(順位、名号、総合指数)。

1 ロングラングス オ-マン オ-マン ET  +2,881
2 サンデイバレ- ボルトン +2,695
3 エンセナダ タブ- プラネツト +2,498
4 デルタ キヤンバス +2,338
5 トムル- オ-マン ドツトソン  +2,286
6 クロケツトエ-カ-ス オツト  +2,283
7 ジユエルドエ-カ-ス シヤ-キ-  +2,270
8 ア-トエ-カ-ス ウイン +2,261
9 ケルステイン オリバ- +2,227
10 ホリム ラフアエル +2,197

この評価結果の詳細は、家畜改良センターホームページで。
→ http://www.nlbc.go.jp/

今月は分娩が多いんです

2009 年 8 月 14 日

Filed under: — maetomo @ 6:51 AM 未分類

「8月は分娩が多いんですよ。今日も3頭、お産がありました」という十勝管内のH牧場(経産牛85頭・未経産牛75頭)。

8月に分娩が多い理由は…?
そう、そのとおりです。
「この時期、種がとまらず、秋になってからどんどん、とまるから」とのことです。

その理由は…?
そう、そのとおりです。
「夏バテもあるけど、圃場作業(麦稈集め、2番牧草収穫)が忙しくて、発情発見率が低下するから」とのことです。

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