商品構造の変更やコスト削減で増益を確保(雪印乳業第1四半期決算)

2009 年 7 月 31 日

Filed under: — maetomo @ 2:46 PM ニュース

雪印乳業株式会社は7月31日、平成22年3月期第1四半期決算短信を発表した。
売上高は前年同期比7.1%減の676億6600万円で、減収となった。
一方、利益面では営業利益30億2800万円(34.3%増)、経常利益36億9100万円(32.9%増)、純利益29億6200万円(30.6%増)と増益となった。

国内の消費落ち込みや低価格指向などを背景に、販売数量を落としたことなどが減収の要因。

一方、原料乳価の引き上げなどコスト増要因はあったものの、商品価格の改定や内容量変更、商品構成の見直し、コスト削減効果によって、増収を確保した。

リンク:雪印乳業株式会社Webサイト

ホクレン家畜市場:7月の初妊牛相場は49万9000円

Filed under: — djito @ 10:27 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・7月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

7月については、例年に比べ出回り頭数は少なくなったが、暑熱期の導入であることから、平均価格49万9000円(前月に比べて2万5000円安・前年同月に比べて6万5000円高)で推移した。

8月については、秋以降分娩中心での出回りとなり、引き続き出回り頭数の回復は見込めないことから、保ち合いでの価格推移が予測される。

さぁ、二番牧草! 麦稈集め!

Filed under: — maetomo @ 6:51 AM 未分類

今年は長雨と低温が続き、小麦などには相当な被害が出ている北海道。
札幌は昨日、久しぶりに青空が出て、近郊の酪農家のみなさん一斉に二番牧草の収穫、敷料の麦稈集めに出ました。

「麦稈集めは平年なら7月25日くらいから。だから1週間くらい遅れています。うちは、その前にアルファルファ二番草の収穫を終えなければならないので、水分調整がままならないままラップにしちゃいました」というYさんも、麦稈集めで大忙しです。

北海道:新規参入22戸 -離脱225戸= -203戸

2009 年 7 月 28 日

Filed under: — djito @ 3:51 PM ニュース

北海道農政部は「北海道における酪農家の離脱状況について」を発表した。
これは今年2月に、北海道内の生乳出荷農家を対象に調べたもの。

それによると今年2月1日現在の道内の生乳出荷農家戸数は7342戸で、酪農以外からの新規参入が22戸あったものの、平成20年2月1日から平成21年1月末までの1年間に225戸が出荷を中止(離脱)したことから、203戸の減少となった。

離脱要因は、経営転換が最も多く(40.0%)、次いで高齢化と後継者問題(22.7%)、将来への不安および負債問題(14.2%)、経営者の事故・病気および死亡(16.4%)となっている。

離脱後の就業状況は、他の農業部門(乳雌育成、耕種、畜産)への転換(36.4%)、無職(32.9%)、他産業(12.0%)となっている。

日本の食糧供給:将来も輸入大国、日本でいられるか

2009 年 7 月 25 日

Filed under: — admin @ 8:40 AM 業界情報

農水省関東農政局主催の「第3回意見交換会」が、
7月24日(金)、埼玉県さいたま市内で開かれ、豊田通商株式会社の
食料事業部部長補・三木重昌氏が、「世界の食糧生産と国内供給のあり方」を
テーマに講演した。

同氏は豊富な実務経験を基に、世界の主要穀物である小麦、コーン、
大豆、コメの需給について、生産と消費のトレンド、
穀物貿易の今後の見通し、輸出国から見た日本、などについて話題提供した。

近年の穀物国際価格の高騰要因などの分析は、すでに多くの識者が行なっており、
同氏も同じ見解のようで、「いかなる可能性も否定できない」とし、
次のように述べた。

「穀物輸入量で見ると、日本が輸入量を減らす中で、発展途上国の輸入量が伸び、
今後、日本は穀物市場で“注目しなくてもいい国”になりつつある」

「遺伝子組み換え(GM)作物のトピックスとして、
世界の総作付面積のうち、大豆は69%、コーンは24%、綿は46%が
GMに切り替わっている(2008年)」

「今年5月、アメリカ、カナダ、オーストラリアの主要小麦団体が将来の
GM小麦商業化に向けて協働化していく旨、発表した。また、
米国モンサント社がGM小麦導入に向けて再始動との憶測あり」

「将来の日本の輸入に対しては、不安定感が増すだろう。
しかし日本の消費者ニーズのあるNonGM穀物に対しては、
一手間も二手間もかかるが、供給ルートを探っていく必要がある」

伏流式人工湿地(ヨシ濾床)浄化システム

2009 年 7 月 24 日

Filed under: — maetomo @ 5:58 AM 未分類

2005年に根室管内別海町のI牧場に初めて導入され、本誌2006年9月号、2007年6月号、2008年8・9月号で解説された「伏流式人工湿地(ヨシ濾床)浄化システム」です。

I牧場では1日に出るミルキングパーラー雑排水は約17t。
雑排水には、パーラーの洗浄水のほか、廃棄乳(治療中で出荷できない乳など)も含まれます。
それが見事に浄化処理されています。

このシステムの良い点についてIさんは、「廃棄乳が入れられること。そして、ほとんどメンテナンス、維持費がかからないこと。落差を利用しているので、電気代はポンプ1台分だけ」と言います。

一番下の段(4段目)からは、きれいに浄化された水が流れていました。

機能的削蹄の原点を見直し、蹄管理および削蹄師をさらに進化させる

2009 年 7 月 20 日

Filed under: — djito @ 10:29 AM ニュース

きくち酪農コンサルティング主催、オリオンウエストファリアサージ(株)後援、(有)西上加納農場と(有)森牛削蹄商会(本社・北海道中標津町)協力による「削蹄技術向上講習会」が7月13―16日、北海道十勝管内士幌町の西上加納農場で開催された。
北海道はもちろん、徳島県、愛知県、長野県、群馬県などから、削蹄師のほか、酪農家、獣医師など29人が参加した。
講師は、オランダ農業技術指導機構PTC+・削蹄指導部責任者のピーター・クロスターマン氏、酪農学園大学獣医学部の田口清教授、そして菊地酪農コンサルティングの菊地実氏。
講義と実習が交互に織り交ぜながら行われた。

今回の講習会の大きな目的は、「機能的削蹄の原点を見直し、蹄管理および削蹄師をさらに進化させる」というもの。
機能的削蹄の発祥の地オランダから招聘されたクロスターマン氏は、「その機能的削蹄が持つ大きな可能性を伝えた」と話した。
参加者からは、「考え方によって削蹄の仕方が変わってくることもあるので、機能的削蹄の原理・原則を確認できて良かった」(興部町・削蹄師)、「基本をベースにすることの大切さ再認識した。本家本元の機能的削蹄を確認できて良かった」(中標津町・削蹄師)などの声が聞かれた。

詳しくはDairy Japan9月号で。

道内最大級のTMRセンターだから、これも最大級

2009 年 7 月 17 日

Filed under: — maetomo @ 7:06 AM 未分類

昨年の10月に稼働した根室管内別海町の西春別TMRセンター(構成員18戸)は、圃場面積約1600ha、乳牛頭数約4000頭(経産牛約2200頭)で、圃場面積、乳牛頭数は道内最大級です。

供給TMRは、搾乳38kg、搾乳30kg、乾乳前期、乾乳後期、育成の5種類。
それぞれ1個・約900kgで、圧縮バッグにして配送しています。

そのTMRを混合するミキサーは26.9立米。
その大きさには驚きです。
しかも、それが2台!

バンカーサイロも超巨大。
幅15m×長さ75m×高さ3mで、それが15基もあります。
さすが最大級!

金ぐしと炭カル

2009 年 7 月 10 日

Filed under: — maetomo @ 8:38 PM 未分類

十勝管内M牧場は、金ぐしと炭カルを常備しています。
金ぐしで背中や尻をこすってやると牛は大喜び。
とくに初産牛は、搾乳時にこすってやると気が紛れて、搾乳がスムーズにいくそうです。
炭カルは、ベッドに汚れた部分があれば、汚れを除去して、すぐに撒きます。

【2009北海道ホルスタイン ナショナル ショウ】開催のご案内

2009 年 7 月 7 日

Filed under: — admin @ 3:23 PM 共進会開催案内

日時:平成21年9月12日(土)
    8:30 比較審査(各部毎授賞、講評)
    9月13日(日)
    8:30 比較審査(各部毎授賞、講評)
場所:十勝農協連家畜共進会場(河東郡音更町)
出品頭数:403頭

【主催】
北海道ホルスタイン農業協同組合

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