飼槽を高くしたことで、牛が自然の姿勢で採食しています

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上は産褥牛群、下は乾乳後期群。
どちらも、牛が立っている位置よりも30cmほど飼槽を高くしています。
牛は前躯に体重を移すことなく、自然の姿勢で採食しているのがわかります。
この飼槽の高さは、重要な意味を持っています。
それは、採食しやすいということが、採食量を多くすることにつながるからです。
乾乳後期群、産褥牛群では、とくに重要です。
――解説=菊地 実氏(きくち酪農コンサルティング)

これは、Dairy Japan2月臨時創刊号『一歩進んだ“儲かる”農場?基本技術の見直しから最新技術まで?』の、ほんの一部です。
編集作業が終わりました。
今月27日に発刊予定です。
お楽しみに!

作ってみました、ヨーグルトクリーム!

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作り方は簡単!
味噌コシとコーヒーのペーパーフィルターで、ヨーグルトを水切りするだけです。
30分、1時間、2時間…硬さは好みで。
水を切ったらスプーンで混ぜると、滑らか、ヨーグルトクリームの出来上がり!

爽やかな酸味、濃厚、リッチ、クリームチーズのような感じ。
そのまま食べてもOK
メープルシロップ、蜂蜜、ブルーベリージャムなどを入れてもOK
パンに塗ってもOK

癖になりますよ。
お試しください。

そうそう、切った水(乳清、ホエー)も、もちろん飲みました。

これは、牛のみならず、ヒトも喜ぶ!

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十勝管内のN牧場は、対尻式、36ストール(18ストール×2)の繋ぎ牛舎。
その牛舎の中央通路には、いわゆる「通路マット」が敷かれています。

午前中は牛たちを外に出すN牧場。
牛たちを出し入れするとき、通路マットを敷いたことによって、クッション性があって蹄への負担が低減されます。
そして、滑らず安全。
「牛たちが喜んでいるのが、顕著にわかります」とNさん。

さらに、この通路マットを喜んでいるのは牛たちだけではありません。
「搾乳作業の際、これを敷いたら、ヒトの足・腰・膝への負担が低減しました」とNさんは言います。

「これは投資する価値、大いにありです!」とのことでした。

予断を許さない課題が山積 ホクレン・板東部長

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ホクレン酪農部長の板東寛之氏にインタビューしました。
期中での乳価改定交渉が決着したとはいえ、予断を許さない課題は以下の三つです。

《課題1》
今回の乳価の値上げに伴う、末端の牛乳の価格の値上げなどがスムーズに進んでいくように、しっかりとサポートしていくこと。

《課題2》
ここ1?2年、乳製品の世界的な需給ひっ迫に伴い、国内の市場もひっ迫していたが、これが9月からの景気悪化で、緩和が予測される。
それに対して、国内の需要をいかに守っていくか、あるいは国内の酪農に影響を及ぼさないように、いかにきちんと需給調整に取り組んでいくか。

《課題3》
WTO問題。
今回また先送りとなってくれたものの、もし将来、心配されているような事態が降りかかってくるとすれば、それに対する、しっかりとした備えが必要。

詳しくはDairy Japan2月号で。

それだけエサを食べていれば、もっと乳が出るはずなに…なぜ?

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昨日、帯広で、おなじみの成田修司氏(獣医師:十勝牛群生産管理サービス、全酪連・技術顧問)にインタビューしました。
乾物摂取量(DMI)と飼料費、乳量および健康において、費用対効果はどのように見たらいいのか、という内容です。
Dairy Japan2月号の『特集/“あと一口”で差がつく』の一項です。

「飼料1kgで、どれだけ生乳を搾っているのか」に大きく関わってくるのが、飼料効果〔=乳量(kg/日)÷DMI(kg/日)〕です。
そしてDMIは、飼養管理の影響を受けることは周知のとおりです。

けっこうエサを食べているのに生産反応がない、期待どおりに乳が出ていない、つまり飼料効果が低いというケースがあるそうです。
それはおそらく、エサのルーメン内通過速度が速く、ルーメン内の発酵効率が低く、未消化で糞となって出ているからです。
では、なぜ想定よりもルーメン内通過速度が速くなるのでしょうか?

詳しくはDairy Japan2月号で。