新会長に佐々木二郎氏(浜頓別エバーグリーン) 北海道TMRセンター連絡協議会

2014 年 10 月 30 日

Filed under: — djito @ 7:07 PM ニュース

近藤/佐々木会長

北海道TMRセンター連絡協議会は10月30日、札幌市で第9回定期総会を開催した。
そのなかで任期満了に伴う役員改選が行なわれ、その後の役員会議で、以下の役員構成が決まった(敬称略)。
・会長=佐々木二郎(浜頓別エバーグリーン)
・副会長=長渕重樹(中標津ファームサービス)
・会計=村本隆(アグリランド)
・筆頭理事=菊地厚(アグリサポートばろう)
・理事=野々村仁(CFT)
・事理=稲垣良夫(八雲フィードデザイン)
・事理=伊藤敏彦(デイリーサポート別海)
・事理=斉藤恵介(新得町農業協同組合)
・代表監事=山本利浩(サンタドリームサプライ)
・監事=渡部隆信(クレインランドTMRセンター)

新会長の佐々木氏は、「TMRセンターの発展、地域の発展のために、役員はじめ会員の皆さんと力を合わせて盛り上げていきたい」と新任挨拶した。
また、同会の設立から会長を務めてきた近藤三男氏(オコッペフィードサービス)は、「組織も若返りの時期にきた。世代交代しなければ継続はない」と退任挨拶した。

「海外悪性伝染病講習会」開催案内 帯広畜産大学

Filed under: — djito @ 6:18 PM セミナー開催案内

帯広畜産大学は、食の安全保障や、そのための家畜防疫における、オーストラリアと日本の取り組みについて講習会を開催する。
●日時:11月18日(火) 13:30~16:30
●会場:帯広畜産大学 大講義室
●テーマ:日豪経済連携協定と家畜防疫
●内容:講演
・「日豪貿易-その歴史と将来-」マット・プレイフォード氏(株式会社ドウブツ)
・「日豪EPA、TPPと北海道畜産-その影響と今後-」小林信一氏(日本大学)
●主催:帯広畜産大学
●共催:十勝農業協同組合連合会、十勝管内家畜自衛防疫推進協議会
●参加申し込みは不要、直接、会場へ。
●問い合わせ:帯広畜産大学・門平研究室 TEL 0155-49-5617

昔も今も乳房炎防除は重要課題 十勝乳房炎協議会設立20周年記念シンポジウム

2014 年 10 月 26 日

Filed under: — djito @ 5:57 PM ニュース

HP用

十勝乳房炎協議会は10月25日、十勝川温泉のホテルで、同協議会設立20周年を記念したシンポジウムを開催した。
会員はじめ、乳房炎防除および乳質改善に取り組む研究者、獣医師、関係機関など約80人が参加した。

開催にあたり大林哲会長(十勝NOSAI)は、同協議会の軌跡として、20年間の取り組み内容を紹介した。
同会が設立された1994年当時は、各地で乳質改善がさかんになってきたものの、関係機関の横のつながりが希薄であったことから、各機関から8人が集まって同会はスタートした。
その活動は、乳房炎について関係機関同士の情報交換、乳房炎の基礎知識や新しい知見の習得、実地調査・研究などで、生産現場に準拠した活動を念頭に、得られたことを生産現場に還元することを心がけている。
同協議会の研究は、乳房炎防除プログラム、診療指針の確立などに貢献してきた。
同会長は、「これもひとえに、乳房炎を少しでも減らして乳質を良くしたいという各位の熱い想いの賜物である」と感謝の意を述べた。
また、今もなお、十勝における乳牛事故の約43%は乳房炎であることから、「乳房炎防除は生産現場の事故低減のために避けて通れないものである」と語った。

特別講演では、まず、2009年まで同協議会の初代会長を務めた河合一洋氏(元・十勝NOSAI、現・麻布大学)が「日本における乳房炎防除の展望と課題」と題して講演。次に、日本乳房炎研究会事務局長の林智人氏(動物衛生研究所)が「乳房炎と牛の免疫機構について」と題して講演した。

その後、「今さら聞けない乳房炎の話」と題した公開座談会が行なわれた。
河合一洋氏が座長を務め、林智人氏、大林哲氏、馬場幸宏氏(十勝農協連)、平井綱雄氏(道立畜産試験場)、海田佳宏氏(農業改良普及センター)がパネラーとなり、フロアや十勝青年獣医師集談会からの質問に答えた。

十勝乳房炎協議会は設立20周年を記念して、乳房炎防除の最新知見を盛り込んだ「MASTITIS CONTROL II」を自費出版した。希望者には製本代金として3800円で頒布中。
申し込みは同会HP=http://www.tmc-hp.sakura.ne.jpで。

新発売 いやがらす「ハサムーチョ」 デーリィ商事

2014 年 10 月 24 日

Filed under: — djito @ 9:26 AM 新商品

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カラス被害の救世主「いやがらす」を好評発売中の(株)デーリィ商事は、新タイプ「ハサムーチョ」を新発売した。
「ハサムーチョ」はクリップ式で挟むだけの簡単設置、角度も自由自在。
プロペラが回るたび強烈な光を放ち、カラスを寄せ付けない。
カラス以外にも、ムクドリ、ヒヨドリ、スズメ、コウモリ、水鳥、サル、ハトにも効果があった。
「いやがらす」はほかにも、さまざまなラインナップがある。
【問い合わせ】
(株)デーリィ商事
札幌市南区澄川3条4丁目
TEL 011-823-6350 FAX 011-811-1618

乳用牛資源の計画的な確保を:Jミルク

2014 年 10 月 22 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM ニュース

一般社団法人Jミルクは、10月22日都内で、平成26年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと当面する課題についての記者会見を行なった。

会見によると、平成26年度通期の地域別生乳生産量は、北海道380万2000t(前年比98.8%)、都府県351万8000t(同97.8%)、全国で732万t(同98.3%)と、前年度を下回って推移することが見込まれる。全国的に分娩予定頭数が12~1月頃には前年並みへと回復することが見込まれるものの、生産の主力となる2~4歳の飼養頭数が前年度を下回って推移していることが理由。生乳生産についてJミルクは、「現在減少傾向で推移しているが、今夏は都府県の気温が平年以下となり牛体疲労の軽減が見込まれること、北海道においても比較的品質の良い自給飼料が給与され始めたこと、さらに生産現場においては、国の施策の活用が進むとともに生産者組織による増産対策も重層的に推進されるなどの努力が続けられていることから、このような対策も今後見込まれているところ。一方、直近の乳用牛への黒毛和種の交配状況が全国で33.6%(26年4~6月)とかなり高い水準になっている。酪農経営の生産コストが高止まりするなか、経営改善を図るうえで副産物収入は重要ではあるものの、将来にわたり酪農生産基盤を維持・拡大していくためには、雌雄判別精液などの利用を積極的に進めるなど、中長期的な視点から乳用牛資源の計画的な確保に努めていくことが何よりも重要である」と発表した。
乳製品に関しては、特定乳製品在庫が段階的な減少基調にあったことから、本年5月に国による脱脂粉乳のカレント輸入並びにバターの追加輸入が実施され、さらに9月には今後の乳製品の安定的な供給を確保するため、脱脂粉乳1万t、バター3000tの追加輸入が発表されたところ。Jミルクは「酪農乳業関係者においてはこれら国の追加輸入の設置を踏まえ、国産乳製品の需要が輸入品や調製品にシフトすることがないよう、業界一体となって乳製品の安定供給に努めるとともに、併せてユーザーの国産乳製品に対する理解を求めるための取り組みを鋭意進めることが肝要である」とした。

畜産・酪農事業でヤンマーアグリジャパン(株)と販売・サービスを業務提携:オリオン機械(株)

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM ニュース

オリオン機械(株)は、10月23日、ヤンマーアグリジャパン(株)と、国策に沿った農業分野での生産性の飛躍的な向上と多様化・高度化・大型化する酪農家へのトータルソリューションの提案推進を目的とし、双方の持つ畜産・酪農関連商品について、両社の緊密な連携・協力体制の下に販売とサービスに関する業務提携を行なうと発表した。
従来より北海道地区において、北海道オリオン(株)とヤンマーアグリジャパン(株)・北海道カンパニーは、搾乳関連施設や機器の販売、サービスにおいて協業の関係にあり、今後、道外においても各エリア特性に応じた柔軟な対応を進める予定。

【問い合わせ】
オリオン機械(株)
ハードマネジメントシステム部 安藤
TEL:026-248-1956

「一次産業(酪農業)を支える若者雇用応援シンポジウム」開催案内

2014 年 10 月 20 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM セミナー開催案内

連合北海道(工藤和男会長)は「一次産業(酪農業)を支える若者雇用応援シンポジウム」を以下の要領で開催する。
地域の農林水産業が若者雇用における魅力的で継続的に就労できる産業となるよう、まずは現状を知ることが重要であるとして、連合北海道は、酪農業に携わる労働者にスポットを当てたシンポジウムを開催しているが、今回はその3回目。
●日時:11月28日(金) 午後1時~午後4時
●場所:とかち館「金枝の間」(帯広市西7条南6丁目)
●参加費:無料
●内容:
《リレートーク》
「フードバレーとかちの地域産業政策実現で地域の発展・一次産業の雇用安定を」帯広市長・米沢則寿氏
「酪農振興政策と人材確保支援について」北海道農政部畜産振興課・山口和海氏
「次代を担う若者が安心と意欲を持って取り組める農業を目指して」十勝しんむら牧場・新村浩隆氏
《意見交換》
パネリスト=上記3氏、ファシリテーター=帯広畜産大学・花田正明氏
●参加申し込み:
FAXまたはe-mailで参加者の名前を送る。
FAX 011-272-2255 e-mail:rengo0120154052@yahoo.co.jp
●問い合わせ:
連合北海道(担当=齊藤・皆川)
TEL 011-210-0050  e-mail:rengo0120154052@yahoo.co.jp

繁殖成績改善の研究発表が続々と―第70回 北海道家畜人工授精技術研修記念大会

2014 年 10 月 17 日

Filed under: — djito @ 6:34 PM ニュース

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北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長理事)は10月16・17日、札幌市で「第70回 北海道家畜人工授精技術研修記念大会」を開催した。
第70回を記念した、功労者への表彰、記念講演が行なわれた後、道内各地区の授精師、獣医師、学生などにより30題の研究発表が行なわれた。

そのなかから以下の3題が優秀賞に輝いた(発表者の敬称略)。
「乳牛の妊娠黄体数と双胎、季節、産次数および泌乳量の関係」
御囲雅昭(石狩地区)
「生産性向上を目的とした合同技術チームによる牛群改善プロジェクト」
秋葉貞治(宗谷地区)
「関係機関と連携した飼養管理の見直しによる繁殖改善」
尾矢智志(空知地区)

また各賞に以下が選ばれた。
《努力賞》
「乳量と初回授精日数および初回授精受胎率の調査」岡田博史(十勝地区)
《統計処理賞》
「発情時に乳量は低下するのか」古山敬祐(根室地区)
《プレゼンテーション賞》
「黒毛和種のプログラム授精におけるCIDR抜去時の主席卵胞サイズが受胎率に及ぼす影響とそれを考慮した受胎率向上新プログラムの考案」上野大作(日高地区)
《学生奨励賞》
「歩数計を用いた肉牛の発情時、分娩直前・直後および放牧地の行動観察」高山恵(石狩地区)

選考委員長の堂地修教授(酪農学園大学)は、「繁殖成績改善、受胎率向上という現場ニーズの期待に応える研究発表が多かった。また、性選別精液の受胎率および利用効率を向上させる研究も多かった。いずれも酪農経営改善に寄与するものである」と講評を述べた。

国際農業資材EXPO(アグリテック)開催中

2014 年 10 月 16 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:00 PM イベント開催案内

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10月15~17日、千葉県・幕張メッセにおいて国際農業資材EXPO(アグリテック)が開催されている(リードエグジビジョンジャパン(株)主催)。

今回4回目を迎える国際農業資材EXPOは、商談を目的とした日本でも最大級の農業資材展で、水田・畑作から畜産まで、すべての農業分野を対象としており、種苗、土壌改良材、農業機械、包材・物流、その他農業に関連するさまざまな業種のメーカーが出展している。農家、農協、卸売業者、ホームセンターといった小売業など農業資材販売に関連する幅広い業種のバイヤーを来場対象としている。

今回は併催で第1回国際次世代農業資材EXPO(アグリネクスト)も開催され、農業に関連するIT、6次産業などの次世代の技術情報や、新たな事業展開などを提案する企業も多数出展しており、トータル出展社数は国内外で500社にものぼる。このほかにも第11回国際フラワーEXPO(アイフェックス)、第8回国際ガーデンEXPO(がーデックス)、第4回国際道工具・作業用品EXPO(ツールジャパン)も併設されており、明日の17日まで開催されている。

乳房炎の発生要因を探る、日本乳房炎研究会

2014 年 10 月 14 日

Filed under: — admin @ 5:00 PM セミナー報告,ニュース

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日本乳房炎研究会(事務局:動物衛生研究所北海道支所 林 智人)は10月10日、東京で「第19回学術集会」を開催し、獣医師や大学、団体、企業、業界関係者など、全国より約150名が参加した。

開会に先立ち、同会の麻生久会長は、「昨年にも負けないくらいの盛況な会になることを期待している。乳房炎は酪農において損失が大きく、早期発見早期治療が呼びかけられているが、有効な診断法や治療法が確立されていない現状である。本会の果たすべき役割ならびに本会への期待へ応える活発な議論をしてもらいたい」と挨拶した。

午前の部では、一般口演が行なわれ、14名の研究者がそれぞれの研究成果を発表した。昨年、優秀な発表に対して贈られる、「日本乳房炎研究会・高居百合子学術賞」を設立し、今回も同様に表彰が行なわれた。
今回の受賞者は、磯部直樹氏(広島大学大学院生物圏科学研究科)の「周産期乳牛における乳房炎が繁殖機能に及ぼす影響」だった。

午後の部では、「乳房炎の発生要因を探る―栄養と乳房炎―」とテーマにシンポジウムが行なわれ、櫛引史郎氏(畜産草地研究所)の「生産病と栄養」、中村正斗氏(北海道農業研究センター)の「乾乳期間短縮による泌乳平準化とストレス軽減効果」の2題が講演された。

その後、総合討論が行なわれ、講演をもとに、今後の乳房炎研究の発展性についての議論が活発に行なわれた。その際、酪農家の乳房炎に対する心構えやその経済性について、櫛引氏は「乳房炎は経済損失がとても大きい。その他にも蹄病や不受胎牛の扱いなどを酪農家に提案していく。そして、酪農家にもこれらについて自力で考えてもらいたい」とした。また、中村氏は「栄養管理を含め、飼養管理は重要事項。その基本を再認識してもらい、再度徹底する必要がある」と話した。

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