【初妊牛相場】一段高の73.2万円―ホクレン家畜市場

2016 年 8 月 30 日

Filed under: — djito @ 5:50 PM 業界情報

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ホクレン家畜市場の初妊牛相場8月集計分(速報)が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

8月については、出回りが秋分娩中心の市場で、増頭需要と通常の更新需要が重なり、道内・都府県ともに導入意欲が活発になったことから、平均価格は73万2000円(先月比3万5000円高・前年比14万6000円高)と一段高の結果となった。

9月については、都府県では暑熱期を脱し、更新需要を含めた一定量の需要が見込まれることから、保ち合いから強含みでの取引が予測される。

「北海道酪農技術セミナー2016」11月に帯広で開催

2016 年 8 月 19 日

Filed under: — djito @ 7:16 AM セミナー開催案内

今回で第6回目となる「北海道酪農技術セミナー」が、11月に帯広市で開催される。これは、酪農現場で活躍しているコンサルタント、大学、研究機関、メーカーなどの技術者から、現場で役立つ最新酪農技術を幅広く学ぶとともに、参加するさまざまな職種の人達と意見交換できることを目的とした北米タイプのセミナー。酪農家、普及員、団体職員、獣医師、メーカー、営業マンなど、酪農に関わる全員が対象で、誰でも参加できる。

●開催日 11月8日(火)~9日(水)
●場所 北海道帯広市/帯広市民文化ホール・大ホール(帯広駅南口から徒歩3分)
●参加費用
・セミナー参加費:一般1人6000円。学生1人3000円。夫婦は2人で8000円。
参加費には講習料、講演要旨1冊、期間中の飲み物代が含まれる(昼食代、懇親会代、宿泊代は含んでいない)。
・懇親会参加費:1人5000円。
懇親会参加は任意なので、希望者は申し込み時に参加の有無を必ず明記する。
参加費および懇親会費は当日会場にて現金で支払う。
●参加申し込み方法
住所、氏名、職業(所属先)、電話番号、ファックス番号、メールアドレス(携帯メールは不可、返信可能なものに限る)、懇親会参加の有無を明記して、下記にメール、またはファックスする。なお、定員になり次第、受付を締め切る。
FAX:0155-60-2112 e-mail:Takenaka@company.email.ne.jp

●企業協賛の募集
1)広告掲載スポンサー(20カ所程度)
1カ所5万円で講演要旨に広告を掲載する(A4の1/2サイズ・白黒)。1名分の参加費と懇親会費が無償となる。
2)展示ブース出展スポンサー(20ブース程度)
1ブース(1.8×0.9mの机1台と椅子2脚)。8万円(3F:7カ所)、10万円(2F:10カ所)、15万円(1F:3カ所)。2名分の参加費と懇親会費が無償となる。
3)物品提供スポンサー
ペン・ノート・袋などを提供。講演要旨に会社名が掲載される。
4)協賛スポンサー
広告や出展をしない場合でも一口5万円で何口でも協賛できる。一口で1名分の参加費と懇親会費が無償となる。講演要旨に会社名が掲載される。

●問い合わせ
北海道酪農技術セミナー事務局(武中)
携帯:090-6873-0097 FAX:0155-60-2112 
e-mail:Takenaka@company.email.ne.jp

【プログラム】
■プレ・コンファレンス・ワークショップ――共立製薬提供
●11月8日(火)
9:30~10:40 「乳房炎用ワクチン:スタートバックの使用例について」Dr. Andrew Biggs
■北海道酪農技術セミナー2016
●11月8日(火)
10:50~11:00 開催の挨拶
《セッション1》搾乳機械関連――コーディネーター=鈴木保宣(あかばね動物クリニック)
11:00~12:00 「模擬搾乳装置を用いたパーラーの搾乳能力診断」榎谷雅文(北海道デーリィマネージメントサービス)
12:00~13:00 昼食(各自)
《セッション2》米国酪農関連――コーディネーター=武中慎治(メイプルズクレストコンサルティングサービス)
13:00~15:30 「A Veterinarian’s Approach to Intense Dairy Management:獣医師の集中的な酪農飼養管理技術へのアプローチ」Don Niles, Dairy Dreams LLC, WI, USA、通訳:=鷲山順慈(鷲山コンサルティングサービス)
15:30~16:00 休憩
16:00~17:00 「最近の米国酪農の現状について」鷲山順慈
18:30~20:30 懇親会(ホテル日航ノースランド帯広)
●11月9日(水)
《セッション3》繁殖関連――コーディネーター=黒崎尚敏(トータルハードマネージメントサービス)
9:30~10:30 「酪農現場での定時人工授精について」大沢健司(宮崎大学)
10:30~11:00 休憩
11:00~12:00 「生産現場における牛受精卵移植の現状について」青柳敬人(全農ET研究所)
12:00~13:00 昼食(各自)
《セッション4》蹄病関連――コーディネーター=安富一郎(ゆうべつ牛群管理サービス)
13:00~14:00 「乾乳期護蹄管理の重要性とその実践」中村聡志(えんがるベットサービス)
14:00~14:20 休憩
《セッション5》パネルディスカッション――コーディネーター=久富聡子(ハードサポート)
14:20~16:20「酪農現場で活躍する女性、その実例と可能性」パネラー=酪農現場で活躍する女性5名(北海道3名、都府県2名)
16:20~16:30 閉会の挨拶

SACフルライン搾乳装置の販売契約を締結:(株)本多製作所

2016 年 8 月 9 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 2:00 PM ニュース,業界情報

(株)本多製作所は8月4日、日本国内におけるA/S S,A,CHRISTENSEN &CO(以下、SAC)フルライン搾乳装置の販売契約を締結した。SACブランドは1970年から日本市場に進出しており、酪農家および酪農業界においてはすでに馴染みのあるブランドである。
(株)本多製作所は、「SACは世界における革命的なフルライン酪農機器メーカーの1社であり、そこで生産される搾乳機器は優れた技術者、酪農家、コンサルタント、そして獣医師とともに研究開発され、世界の生乳生産に対して多大な価値を付与している。SACにおける搾乳機器の先端技術開発は、60年以上の経験が基礎となっている」としている。
また同社は「今後、この先端技術を取り入れたSACフルラインを日本中の販売ネットワークに載せて普及させるにあたり、長期的視野に立って販売およびサービス体制を確立し、酪農家の皆さまに安心して使用していただけることを目指す」としている。

【問い合わせ】
(株)本多製作所
石川県金沢市湊3-22
TEL 076-238-5911 FAX 076-238-9063
HP:http://www.hondass.com/
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最新の牛群管理ソフト「FarmnoteColor」を発売開始 ファームノート

2016 年 8 月 5 日

Filed under: — djito @ 2:47 PM 新商品

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スマホやパソコンでの牛群管理ソフト開発・販売を手がける株式会社ファームノート(本社・帯広市、小林晋也社長)は8月5日、昨年末に開発を発表していた、クラウドと人工知能を活用して、最適な牛の飼養管理を実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」と、さまざまなセンサーデータをクラウドに連携できる「Farmnote Air Gateway」を発売・出荷を開始した。

Farmnote Colorは、リアルタイムに牛の活動情報を収集して解析。発情や疾病徴候などがスマートデバイスに通知されることで、最適な飼養管理を実現できる。

Farmnote Air Gatewayは、Farmnote Colorの活動データを、インターネットを経由してクラウドに転送する。山間地などのインターネット回線がつながらない場所でも、3G/LTEのモバイル通信が可能。牛舎・自宅のインターネット回線も利用でる。
さらにFarmnote Air Gatewayは、Bluetooth LowEnergyやWi-Fi、920MHzなど、さまざまなデータ受信できるように拡張可能で、Farmnote Colorに限らず農業に関連するセンサーデバイスからのデータをクラウドに統合することが可能になる。

詳しくは、http://farmnote.jp/color/

「第7回北海道農場HACCP研究会」11月に帯広で開催

2016 年 8 月 4 日

Filed under: — djito @ 8:22 AM セミナー開催案内

北海道農場HACCP研究会は「第7回北海道農場HACCP研究会」を以下の要領で開催する。
●日時:11月10日(木)13:00~17:00
●場所:とかちプラザ・レインボーホール(帯広市西4条南13丁目)
●演題・講師
(1)開会挨拶:北海道農場HACCP研究会会長・西村雅明
(2)基調講演:「流通業界の食の安全対策について」
生活品質科学研究所・宮地邦明
(3)農場HACCP構築の取組について:
「酪農場における取り組み」ノベルズデーリィーファーム・奥山純基、
Kalm角山・川口谷仁、ひらかわ牧場・平川賢一
「肉用牛農場における取り組み」大野ファームグループ・大野泰裕
「採卵鶏農場における取り組み」北海スターチック白老農場・當田悟示
「養豚農場における取り組み」辻野ポーク・辻野正紀
●参加費:1000円(学生は無料)
●参加申し込み・問い合わせ:所属(対象とする畜種)、氏名、連絡先(E-mailまたはFAX)、意見交換会(研修会終了後17:30より2時間、参加費4000円)参加の有無を明記し、E-mailかFAXで申し込む。
西村獣医科クリニック(西村雅明)E-mail:yobou-juui@nifty.com
 FAX 011-896-0582
●申し込み期限:10月31日(月)

「第4回東北乳房炎協議会研究集会」開催案内

2016 年 8 月 3 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 9:40 AM セミナー開催案内,ニュース

東北乳房炎協議会は9月24日仙台市内で、東北乳房炎協議会第4回研究集会「プロバイオティクスによる乳房炎対策」を開催する。
【概要】
日時:9月24日 11:45~17:00
会場:東北大学(雨宮キャンパス)講義棟 大会議室
   宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町1-1
内容:1.ランチョンセミナー(11:45~)
   「乳房炎用ワクチン”スタートバック”の国内データの紹介」(株)共立製薬研究所 中央研究所
   2.基調講演(13:00~14:30)
   「プロバイオティクス飼料添加物の乳房炎発症予防機構」東北大学大学院農学研究科 機能形態学分野 麻生久氏
   3.パネルディスカッション(14:45~16:45)
    1)枯草菌給与の効果 福島県酪連 鈴木真一氏
    2)ビオスリー給与の効果 (株)東亜薬品 江口晴基氏
    3)腸管免疫向上のために (株)小田島商事 西村省治氏
    4)総合討論
   4.情報交換会(17:30~)
※準備の都合上、学術集会(正会員2000円・学生1000円・賛助会員3000円)、情報交換会(5000円)の出欠について9月10日までに下記のメールアドレスに要連絡。
【問い合わせ】
日本IMI研究所 板垣昌志
TEL 090-7528-8178
e-mail:x55559@bma.biglobe.ne.jp

【初妊牛相場】再び強含みで69.7万円―ホクレン家畜市場

2016 年 7 月 30 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

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ホクレン家畜市場の初妊牛相場7月集計分(速報)が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

7月については、都府県では本格的な暑熱期となるが、規模拡大の導入需要や通常の更新需要が重なり、引き合いが強まったことから、平均価格は69万7000円(先月比1万1000円高・前年比13万4000円高)と強含んだ結果となった。

8月については、出回り資源が秋分娩中心となり、引き続き一定量の需要が見込まれることから、強保ち合いでの取引が予測される。

機械・土地・飼料の分科会で討論–北海道TMRセンター連絡協議会が夏期研修会

2016 年 7 月 28 日

Filed under: — djito @ 9:31 PM ニュース

北海道TMRセンター

北海道TMRセンター連絡協議会(佐々木二郎会長)は7月28日に札幌市で、「第9回夏期研修会」を開催した。道内のTMRセンター会員はじめ関係者など約230名が参加した。

基調講演では、栄養コンサルタントの村上求氏(ハードサポート)が「これからのTMR給与」と題して、TMRのコストダウン、自給飼料多給に向けた給与バランス、TMR有効活用のためのポイントを解説。「TMR給与はこうでなければならない、という常識にとらわれずフレキシブルな考えをしていこう」と語った。

その後、参加者は三つの分科会に分かれて研修した。
機械分科会のテーマは「システムを活用した酪農経営」。3企業が5種類の発情監視システムを紹介して、その特長や費用対効果などを学んだ。
土地分科会のテーマは「良質粗飼料生産のコツ」。土壌分析、草地のマメ科率、デントコーン畑の施肥などについて討論した。
飼料分科会のテーマは「TMRの種類と配合内容」。粗飼料割合を高める方策などについて議論した。

さらに、農水省より情勢報告として、大石晃氏(生産局畜産部飼料課)が「飼料をめぐる情勢について」と題し、補助事業などを解説した。

世界最大規模の畜産機械展示会「ユーロティア2016」は11月15~18日

Filed under: — djito @ 6:45 PM イベント開催案内

ユーロティア

ドイツ農業協会(DLG)は7月28日に札幌市で、来たる11月15~18日にドイツで開催される「ユーロティア2016」の開催告知を行なった。
「ユーロティア2016」は1年おきにドイツのハノーバー市で開催される、畜産機械および管理技術に関する世界最大の国際展示会。DLGのアルムト・シュミットさんが「ユーロティア2016」の概要および見どころなどを紹介した。

前回(2014年)の開催では、世界48カ国から2368社が出展。来場者数は約15万6566人(うちドイツ国外から2万9529人)で、そのうち畜産農家は9万8870人、なかでも酪農家が45.4%と半数近かった。

「ユーロティア2016」は畜産機械の展示のみならず、最新技術セミナー(今回テーマは乳房炎関連)や40もの国際的な家畜人工授精所によるプレゼンテーション、トップクラス乳牛の紹介なども行なわれる。
また今回は、バイオガスなどエネルギー供給に関する世界最大の展示会「エナジーデセントラル」も併催される。

問い合わせは、日本国内サービス窓口(アグサプライ内)、TEL 0153-74-9072、E-mail:expo@hdp-farm.com

写真=「ドイツ・ハノーバー市でお待ちしています」と言うDLGのアルムト・シュミットさん、日本国内サービス窓口・アグサプライの上村孝和さん

全酪連・砂金会長が旭日中綬章を受賞

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM ニュース

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7月28日都内で、全酪連の砂金甚太郎代表理事会長が旭日中綬章を受賞した記念祝賀会が行なわれた。会場には約200名もの関係者が全国から集まり、砂金会長の受賞を盛大に祝った。
砂金氏は昭和37年に後継者として就農。昭和50年に経営を継承し、近隣酪農家のリーダー格として地域の酪農家の経営安定、自給飼料の増産に貢献した。昭和62年に宮城県・栗原中央酪農協の理事に就任。平成7年には代表理事組合長に就任し、ますますリーダーシップを発揮して宮城県内の酪農組合の組織再編を積極的に推進。平成13年東北生乳販連・初代代表理事会長に就任。平成19年には全酪連・代表理事会長に就任した。以後も持ち前の手腕を遺憾無く発揮し、組織の経営再建に尽力とともに各地域の酪農組合の組織強化、酪農後継者の育成、生産資材の安定供給に努め、平成22年宮崎県における口蹄疫、翌年の東日本大震災に際して甚大な被害に見舞われた酪農家の支援に奔走した。これら日本酪農への多大な貢献が高く評価され、この度栄えある旭日中綬章受賞となった。
砂金会長は「大きな栄誉ある宝物をいただいて感無量の思いである。当初は酪農を継ぐか迷った時期もあったが、酪農を本業として今日までやってきた。まだまだ酪農は厳しい状況が続いている。若い世代がすっと入ってこれるような酪農にすることが夢である。今回の賞に恥じないよう、残された人生また役職を精一杯努め上げていきたい」と述べた。
(Written by Ryoichi Maeda)

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