雪印メグミルク 中期経営計画を変更

2012 年 5 月 10 日

Filed under: — maetomo @ 11:43 AM ニュース

雪印メグミルクは5月10日、平成21年10月に発表した中期経営計画の変更を発表した。変更内容は、計画対象期間を1年延長し平成27年3月末までとすること、売上高の目標値を300億円下方修正した5500億円にするなど。

同社は中期経営計画の変更について「東日本大震災や乳製品の需給ひっ迫など、経営環境が激しく変化したことから、計画のコンセプトや骨子は維持しつつ、個別の諸施策の再点検と必要な組み換えを実施し、最終も区報連結営業利益200億円の達成年度を25年度から26年度とすることとした」と発表した。

雪印メグミルク 協同乳業グループと業務提携

Filed under: — maetomo @ 11:38 AM ニュース

雪印メグミルク株式会社と協同乳業株式会社は5月10日、両社グループ間で業務提携を検討していくと発表した。

業務提携の内容は、両社グループ間での生産受委託による施設の効率活用や、物流の相互利用による効率化、資材の共同購入などとしている。

平成24年度 帯広畜産大学「生産獣医療技術研修」募集

2012 年 5 月 9 日

Filed under: — djito @ 8:35 AM セミナー開催案内

帯広畜産大学は「生産獣医療技術研修」の受講者を募集している。同研修は受講者の経験年数に応じて「基礎コース」と「発展コース」に分け、さらに希望者には「フォローアップ研修」を行なう。
■期間:
基礎コース=9月24-28日、発展コース=8月27-31日
■場所:
帯広畜産大学畜産フィールド科学センター
■募集人数:
基礎コース=牛群検診未経験の産業動物臨床獣医師(20名程度)
発展コース=同経験を有する産業動物臨床獣医師(20名程度)
■研修内容:
基礎コース(牛群検診の基本技術)=生産獣医療の概念、乳検データの読み方、乳牛の飼料・栄養に関する用語解説、飼料給与診断・設計のガイドライン、飼料品質鑑定法、カウコンフォートの評価、BCS判定法、牛群検診の進め方、NRC2001を基にした飼料計算の基本、農家とのコミュニケーション法、代謝プロファイルテストの方法、検査項目の診断意義、代謝プロファイルテスト結果の診断、総合診断と結果の説明演習、総合質疑
発展コース(牛群検診の実践技術)=乳検データの活用方法、飼料の栄養特性と品質鑑定法、乳牛の飼料設計ガイドライン、飼料の品質鑑定実習、家畜診療と酪農経営、牛群検診の進め方、牛群検診の実習(一般農家)、NRC2001による飼料給与診断と飼料設計(CNCPSの考え方を含む)、代謝プロファイルテスト結果の診断、飼料給与診断と飼料設計の実際、わかりやすい報告書の記述方法、総合診断、農家への結果説明と指導の実際、事例発表会、総合質疑
■受講料:
3万円(集合研修の教材費)または6万3000円(希望者のみ、集合研修の教材費+フォローアップ研修の血液検査料)
■問い合わせ:
《研修内容に関すること》
帯広畜産大学畜産フィールド科学センター・教授・木田克弥
TEL 0155-49-5652 FAX 0155-49-5654
E-mail:kidak @ obihiro.ac.jp
HP:http://www.obihiro.ac.jp/~fcasa/extension.html
《受付に関すること》
帯広畜産大学地域連携推進センター・高橋
TEL 0155-49-5776 FAX 0155-49-5775
E-mail:syogai@obihiro.ac.jp
■申込期限:8月3日
■申し込み方法:所定の「受講申込書」に記入のうえFAXまたは郵送。

大規模でも細かなところに目が行き届く

2012 年 5 月 4 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

十勝管内のN牧場は、経産牛609頭、未経産牛426頭、年間出荷乳量約6000tと大規模です。
搾乳牛舎はフリーストール5棟(うち1棟の半分は乾乳前期)です。
搾乳牛群は、経産の泌乳初期群、初産の前期群、泌乳中期群、泌乳後期群に分けて管理しています。
(初産の前期以降は泌乳中期群で合流する)

N同牧場の発情発見や異常牛の発見はすべて、スタッフ全員の目で行なわれています。
朝の搾乳終了後、スタッフ全員が手分けして(1群に2-3人ずつ入って)、1頭1頭を見て歩きます。
その際、各スタッフは専用手帳を携帯して、気になったことは漏らさず書き込んでおきます。

その専用手帳を見せてもらいました。
1頭ごとに、牛番号、耳標、生年月日、牛名、分娩日、子牛の性別、群移動、子宮回復や黄体の状況、発情発見状況、授精状況、分娩予定日、病歴などが細かく書き込まれています。
この手帳を見れば、「いつ、どのような状態のときに授精したのか?」と聞かれても、その場で即座にわかるそうです。

※詳しくはDairy Japan 6月号で。

牛を曳く喜び感じて「第43回福島県ホルスタイン・ショウ」が開催

2012 年 4 月 28 日

Filed under: — admin @ 6:09 PM ニュース,共進会

4月28日(土)、福島県本吉市の福島県家畜市場を会場に、第43回県ホルスタイン・ショウが開かれた。主催は、同県酪農青年研究連盟、共催は県乳牛改良同志会。出品頭数51頭、出品者27名。審査員は高橋忠司氏(オールジャパンブリーダーズサービス)。

鈴木同連盟会長は「東日本大震災を乗り越え、多数の出品をいただいた。手塩にかけ愛情を注いで育てた牛を、見てもらえることに感謝したい。今回のショウは復興への第一歩となるだろう。これからも多くの試練が待っているかもしれないが、一歩ずつ歩むことが私たちの使命であり、幸せへの第一歩となると信じている」と述べた。

来賓の但野・福島県酪農協組合長は「今、福島産の牛乳は一番安全だと評価されている。自給牧草の使用自粛等の苦労はあるが、将来に向けて希望を持っていただきたい」と挨拶。

審査の結果、次のように決まった。
☆経産グランドチャンピオン(36月以上48月未満の部1位・BU)
ロングリバー ウエデイング メモリー ダーハム(父ダーハム)
出品 飯館村・長谷川義宗氏(ベストショーマン賞)

☆経産リザーブチャンピオン(48月以上の部1位・BU)
ユニオンデール フアーストカツト スージー(父ジレツト フアイナル カツト ET)
出品 本宮市・株式会社T・ユニオンデーリイ

☆未経産グランドチャンピオン(7月以上12月未満の部1位)
コムスター ナデシコ ジヤパン(父ブレイデール ゴールドウイン)
出品 郡山市・郡山市観光交流振興公社

☆未経産リザーブチャンピオン(12月以上16月未満の部1位)
名号申請中(父ブレイデール ゴールドウイン)
出品 磐梯町・足利秀忠氏

○16月以上20月未満の部1位
バンダイデール サンチエス エレベーシヨン(父ストーマテイツク サンチエス)
出品 磐梯町・足利秀忠氏

○20月以上の部1位
ロツキンバー サンチエス カレン ET(父ストーマテイツク サンチエス)
出品 矢吹町・円谷真也氏

○経産36月未満の部1位・BU
ウイス ジユネーブ ゴールデン(父ブリギーン ジユネーブ ET)
出品 福島市・安斎洋志氏

なお、長年の乳牛改良の業績に対し、佐藤浩通氏(川俣町)に功労賞が贈られた。

農場HACCP認証基準で、わが国で初めて認証牧場(乳用牛)が誕生

2012 年 4 月 27 日

Filed under: — admin @ 5:12 PM ニュース,業界情報

4月27日、中央畜産会は14農場をHACCP認証農場として公表した。同会は平成23年に農場HACCP 認証協議会から農場HACCP 認証機関として認定されている。

平成24年1月までに審査申請のあった農場を、第一次の受付分として書類審査及び現地審査を行なってきたが、慎重な審査の結果、14農場を、農水省が平成21年に公表した「畜産農場における飼養衛生管理向上の基準(農場HACCP 認証基準)」に基づく認証農場として認証した。

今回この中で牛(乳用)として、わが国で初めて「有限会社藤井牧場(北海道)」と、「佐野牧場(静岡県)」が認証された。

HACCPの認証期間は3年間。その間にも基準を満たしているかどうか随時チェックされ、逸脱した場合は改善措置を講じなければならない。

*HACCP:
Hazard analysis critical contorol point(危害分析重要管理点方式)。7つの原則と12の手順が示され、原材料入荷から最終生産・出荷までの一連の衛生管理を、必ず記録に残す。

ホクレン家畜市場:4月の初妊牛平均価格は弱含みで53万2000円

Filed under: — djito @ 12:04 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場3月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

4月については、一部夏産みが出回り始めたことから、平均価格は53万2000円(前月比2万円安・前年比3万6000円安、一昨年4月と同価格)と、弱含みでの推移となった。

5月については、夏産み中心の出回りとなり導入意欲が減退することが想定されるため、軟調に推移することが予測される。

十勝・釧路・根室が合同で「飼料設計」の情報交換形式セミナー

Filed under: — djito @ 12:00 PM セミナー報告

十勝農協連・釧路農協連・根室生産連の3地区連合会主催による「飼料設計技術セミナー」が4月26・27日に十勝農協連で行なわれ、3地区から飼料設計に携わる担当者ら約60名が参加した。

講師は本誌でお馴染みの大場真人准教授(カナダ・アルバータ大学)。
同セミナーは通常のセミナーと形式を変え、講師と参加者間による技術情報交換を主とし、講義とディスカッション方式で行なわれた。

内容は、
TMRの飼料設計
分離給与の飼料設計
乾物摂取量(DMI)を制限しているメカニズム
粗飼料の質を考える
クロースアップのエネルギー給与
離乳移行期の子牛の栄養管理
アシドーシス研究の最前線、など。

TMRの飼料設計においては、
「1群で設計する場合、どの牛を対象にして設計するか?」
「2群以上のグループ分けは、どのようにするか?」など、
講師は最新データと考え方を示し、参加者は日頃の取り組みや実情を述べ情報交換し合った。

雪解けで、ぬかるみ防止効果は?

Filed under: — maetomo @ 5:59 AM 未分類

雪解けの進む時期となりました。
道央はもうほぼ雪はなくなりましたが、道東にはまだ残っています。
4月になっても道東の牧場ではまだ解けぬ雪が見られます。
農家さんに聞くと、
「いつもはこの時期にこんなに雪はない。今年は異常だよ」と言うほど。

そんななか、昨年11月4日の北海道支局だよりで紹介しました
興部町のK牧場に足を運んでみました。

K牧場にも雪がまだ残っていましたが、ホタテの貝殻を敷き詰めた通路は驚くことに、ぬかるみがありませんでした。
Kさんは、「牛舎周辺はぬかるんでない」
「除雪で少し剥がしてしまったけど、この案は大成功だ!」と喜んでいました。

平成23年度の生乳生産量は753万3851トン(速報値):前年比1.3%の減少

2012 年 4 月 25 日

Filed under: — admin @ 6:29 PM ニュース

農水省は25日、牛乳乳製品の月別統計(速報値)を公表した。それによると、平成23年度の全国の生乳生産量は753万3851トンで、前年比9万7453トン(同1.3%)の減少となった。生乳生産量は平成8年度に865万9000トンとピークとなり、その後は減少基調にある。

平成23年度の用途向け内訳は、
1:牛乳等向けは408万2808トン、
2:乳製品向けは338万7420トン、
3:その他6万3623トン。

製品別では、牛乳は308万5641klで前年比1.2%伸び、そのほか乳飲料が129万6817kl、はっ酵乳も89万6160klと伸びている。

詳細は、本誌6月号で。

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