人手不足の対策について情報交換 北海道TMRセンター連絡協議会

2018 年 10 月 30 日

Filed under: — djito @ 6:20 PM ニュース

北海道TMRセンター

北海道TMRセンター連絡協議会は10月30日、札幌市で第13回定期総会と研修会を開催。
道内TMRセンター会員はじめ関係者ら約220名が参加した。

総会では佐々木二郎会長が挨拶で、今年の牧草およびコーンサイレージの低品質による影響不安、また近年深刻化している人手不足にも触れ、「TMRセンター運営も大変な状態。酪農家の維持、地域の維持のために、人材確保・育成などの情報提供および交換をしていきたい」と述べた。
引き続き、活動報告・計画、収支報告・計画など議案どおりに可決された。
また、任期満了に伴う役員改選で、以下の新役員体制が決定した(敬称略)。

会長・佐々木二郎(浜頓別エバーグリーン)
副会長・伊藤敏彦(デイリーサポート別海)
筆頭理事・小林康紀(更別TMRセンター)
会計・村本隆(アグリランド)
代表監事・山本利浩(サンタドリームサプライ)
監事・佐藤昌嗣(こしみずエコフィードサービス)
理事・長渕重樹(中標津ファームサービス)
理事・荒木隆志(フロンティアニセコ)
理事・山岸康行(デイリーフィードサロベツ)
理事・石村正昭(鹿追町TMRセンター)
相談役・近藤三男(オコッペフィードサービス)
相談役・野々村仁(CFT)
顧問・佐竹敦(デリバリーフィードセンター名寄)
顧問・渡部隆信(クレインランドTMRセンター)
顧問・菊地厚(アグリサポートばろう)

その後の研修会では、以下の講演が行なわれた(敬称略)。
高橋牧場 ニセコミルク工房/店長・高井裕子「故郷(ふるさと)ニセコで私たちにできること」
アルプス技研/とかち分室責任者・藤田顕士「農業分野での人材確保について」
マイナビ 農業活性事業部/部長・佐々木康人「採用動向のご報告」
農水省 飼料生産振興班/課長補佐・山下裕樹「平成31年度予算概算要求(飼料関係)について」

ニセコミルク工房の高井店長は、冬の集客のためにシュークリームやプリンなどのスウィーツを製造販売したことで従業員の通年雇用が安定したことなどを紹介。また、視察に来る学生は約1割しか牛乳を飲んでいないという調査エピソードを話し、「牛乳販売を今後の課題としているが、そのためには、牛乳をどうやって飲んでもらうか、どうやって使ってもらうかを考えなければ難しい。しかし地元の学校でうちの牛乳を飲んでもらうのが夢である」と語った。

弱保ち合いで90.2万円 ホクレン初妊牛相場 10月平均

2018 年 10 月 29 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

ホクレン家畜市場グラフ10

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の10月集計(速報)が、ホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

10月については、暑さが和らぐ季節となり、都府県を中心に導入意欲が活発化する時期となるが、導入サイドにおいて高値推移する初妊牛相場に対する様子見感が見られたことから、平均価格は90万2000円(前月比1万5000円安・前年比4万7000円高)と弱保ち合いで推移した。

11月については、下牧時期となり出回りの増加が予想されるが、春分娩を見据えた導入需要が見込まれることから、相場は保ち合いで推移することが予測される。

繁殖成績改善の取り組み・成果を発表 北海道家畜人工授精技術研修大会

2018 年 10 月 19 日

Filed under: — djito @ 12:44 PM ニュース

s-20181018_090210

s-20181018_152638

s-20181019_120440

北海道家畜人工授精師協会(高橋芳幸会長)は10月18・19日、札幌市で第74回北海道家畜人工授精技術研修大会を開催し、全道の会員はじめ関係者ら約230名が参加した。
シンポジウム「ETの現状と課題」(6名の講演と総合討論)、特別講演「超音波検査装置の活用について」(帯広畜大・松井基純教授)に続き、会員による26題の研究発表が行なわれた。
表彰者は以下のとおり(敬称略)。

【優秀賞】
「ホルスタイン種泌乳牛におけるショートシンク開始時の卵巣所見と受胎率との関係」窪友瑛
「ホルスタイン種における乳汁中の妊娠関連糖タンパク検査による妊娠確認の有効性の検討」中條匡晃
「優良後継牛の安定確保を目的とした繁殖管理方法の検証」秋葉貞治

【優良賞】
「深層学習機能を利用した高受胎性牛体外受精卵の自動選抜のための人工知能解析クラウドシステムの開発」井口佳那
「ホルスタイン種泌乳牛における牛群検定成績を活用した性選別精液受胎率の予測」古山敬祐
「稚内農協で使用している繁殖台帳の紹介と活用方法について」土佐いづみ

【奨励賞】
「1頭のドナーから受精卵移植を用いて拡大したファミリー」佐藤悠

オルテック酪農セミナー2018 in 帯広

2018 年 10 月 16 日

Filed under: — iso @ 2:54 PM セミナー開催案内,セミナー開催告知

オルテック・ジャパン合同会社は11月20日に、北海道帯広市で、「オルテック酪農セミナー2018 in 帯広」を開催する。
オルテック社の技術専門家と日本国内で活躍している講師が乳牛の栄養・飼養管理について講演する予定。

・日時 2018年11月20日(火)11:30~14:40

・開催場所 ホテル日航ノースランド帯広(北海道、帯広)

・セミナープログラム
「有機?無機?:ミネラルの選択が乳牛の健康と経営にもたらす影響」スティーブ・エリオット氏(オルテック・インク、ミネラル部門グローバルディレクター)
「今年の北海道における自給粗飼料の傾向と給与じにおける対策について」村上求氏(ハードサポート株式会社)他

・問合せ・申込先 オルテック・ジャパン合同会社 担当森田(092-718-2288(電話)またはmmorita@alltech.com(メール))

学生募集 八紘学園 北海道農業専門学校

2018 年 10 月 3 日

Filed under: — djito @ 10:46 AM 未分類

八紘学園

学校法人 八紘学園 北海道農業専門学校(札幌市)は、酪農後継や酪農の関連企業・法人で働きたいという想いの若者を募集している。

同学園の特長は、実践的な教育環境のなかで農業の技術と仲間を得ることができること。
同学園農場の牛群は、歴代生涯乳量10万kg突破牛15頭(生涯乳量三代10万kg、3組達成)、歴代自家産EX牛37頭(平成30年10月現在)、平均体格得点85.2点を誇る。
毎年一回、家畜人工授精師講習会の学内実施も行なわれる。

全寮制で1学年定員35名。
札幌乳牛科と日高畜産科のほかに、耕作機械科・花き科・果樹科・野菜科と多彩なコースが揃っている。
※詳しくは、同学園のホームページの「平成31年度(2019年度)学生募集要項」で。

北海道命名150年記念「北海道酪農の歴史と未来」 酪農学園大学 酪農公開講座

Filed under: — djito @ 6:16 AM セミナー報告

s-00

酪農学園大学は10月2日、札幌市内で北海道命名150年記念企画として「北海道酪農の歴史と未来」と題した酪農公開講座を開催した(後援:北海道、札幌市、江別市、ホクレン、道総研)。
約170人が参加した。
同大学の酪農公開講座とは、酪農生産者や関係団体・企業に向けて卒後教育の一環として、日頃の教育や研究成果を酪農現場で役立ててもらうよう各地に出向いて行なっているもの。
55回目の今回は、以下の三氏が講演を行なった。

●北海道150年と酪農の歴史―安宅 一夫 名誉教授
開拓使とお雇い外国人による北海道酪農の夜明けとして、米国農務局長ケプロン、米国畜産農家エドウィン・ダン、札幌農学校の初代学長を務めたクラーク博士の功績や教えを紹介。
そこから芽吹いた、日本酪農の父・宇都宮仙太郎、日本酪農乳業のプロデューサーであり酪農学園の創立者・黒澤酉蔵、牛の神様・町村敬貴、日本酪農の母・佐藤貢の功績を紹介した。

●飼料生産・乳生産の省力化・自動化―小宮 道士 教授
北海道ではGPSガイダンス(経路誘導)システムや自動操舵の普及が急速に進んでいることを解説。
さらに搾乳および牛舎管理作業の自動化を紹介。搾乳ロボットに自動給飼機と自動エサ寄せ機を併用することで、搾乳ロボット訪問回数が増え、かつ日内での搾乳回数が平準化されることを解説した。

●ドローンや衛生画像技術の利活用―小川 健太 准教授
ドローンの農業分野での活用事例として、空撮した画像解析によりデントコーン圃場での生育(背丈)がわかる、牧草地の収量および栄養価を推定できる、台風被害(デントコーンの倒伏状況)を把握できる、シカによる食害を見ることができる、などを紹介。

※詳報はDairy Japan 11月号で

ボーマチック・ユーザーにルートサービス開始

2018 年 10 月 2 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

s-01

(株)野澤組のグループ会社で、酪農機械のメンテナンスを行なう会社として2014年に事業を開始した(株)デーリィ・ソリューションは10月から、ボーマチック社製の搾乳機器ユーザー向けにルートサービス事業を新たに開始する。

デーリィ・ソリューションは、これまで酪農機械の定期点検や消耗品の部品交換といったプレメンテナンスを主に行なってきたが、新事業として、ルートサービス担当者が専用車で定期巡回し、ボーマチックのユーザーをはじめとして酪農生産者がより適正に搾乳できるように各種のサービスを提供する。

このサービスは、ボーマチック社の基本方針である「Gently(優しく)・Quickly(素早く)・Completely(完全に)」に則り、適切な搾乳が行なわれ、搾乳システムが常に支障なく作動し続けるように、衛生商品(洗剤やディッピング剤など)や農場で常備される消耗交換部品の供給はじめ、その扱い方や交換方法などの技術情報も定期のコミュニケーションを通じて農場の保守管理担当者に提供するもの。
それにより「より安心・安全・安定の提供につながる」としている。

※詳報はDairy Japan 11月号で
※写真は、ボーマチックのユーザーを定期巡回するルートサービス・カー、ルートサービス担当の渡辺章人さん(デーリィ・ソリューション)と新事業開始にあたり駆けつけたイーサン・ヘランダーさん(ボーマチック社)

s-02

「酪農女性サミット2018」12月に中標津町で開催

2018 年 10 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM イベント開催案内

酪農女性サミット2018チラシ1

酪農女性サミット2018チラシ2

昨年初開催され大好評だった「酪農女性サミット」が今年も以下の内容で開催される。

●日時:12月5日(水)・6日(木)
●場所:寿宴(北海道標津郡中標津町東3条北1丁目8)
●内容〔チラシ(写真)参照〕
□一日目(12月5日)13:30~17:30
・基調講演「働くあなたの背中を見て」森結有花氏(HBC北海道放送アナウンサー)
・トークセッション「酪農女性のモチベーションUP講座」、など
・懇親会18:30~(作業着ファッションショー、など)
□二日目(12月6日)9:00~12:35
・講演「酪農女性の可能性と経営に与えるインパクト」久富聡子氏(ハードサポート)
・ワークショップ「じゃ、明日から何しよう?」
●定員:200名
●参加費:5000円(2日間通し)、懇親会5000円
●申し込み方法
名前・電話番号・住所・性別・年齢・E-mail・牧場名/会社名・参加の内容(サミット/懇親会)・託児利用の有無を明記のうえ、FAX 03-5218-2531(全農酪農部総合課・西山)またはFacebook「酪農女性サミット」で。
●申し込み締切:11月20日(火)
●主催:酪農女性サミット実行委員会
●共催:日本コカ・コーラ(株)、JA全農

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.