宇都宮賞は姉歯義宣氏(中頓別)・小岩政照氏(江別市)・田中牧場(清水町)

2018 年 1 月 11 日

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宇都宮賞

宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は1月11日、第50回目にあたる今年度の宇都宮賞表彰者を以下の3氏に決定した。
表彰式は例年どおり、同翁の命日にあたる3月1日に札幌市で開催する。

●酪農経営の部=姉歯義宣氏(中頓別町)
昭和60年に経営を継承。離農した酪農家の農地を引き受けて規模拡大を図りながら草地の整備・更新を計画に行なうとともに、飼料を効率的に摂取させるための飼養環境の改善・向上に努めてきた。平成23年に町内10戸の酪農家で構成するTMRセンターを設立。乳牛個々の能力を最大限に引き出す飼養管理の実践により、1頭当たり平均乳量1万1459kg、乳脂率3.96%など優秀な成績を収めている。農協組合長やTMRセンター代表に加えて、中頓別町のさまざまな酪農関係組織の代表者として精力的に地域の酪農を牽引している。

●酪農指導の部=小岩政照氏(江別市)
昭和50年に酪農学園大学獣医学科を卒業後、同校内科学教室の助手を経て、石狩地区農業共済組合で家畜臨床獣医師として15年間にわたり活躍した。平成7年に母校附属家畜病院の助教授に就任、その後、同病院教授、副病院長、附属農場長などの要職を歴任し、常に酪農家のためにという基本姿勢で教育研究に取り組んできた。卓越した診療技術のみならず、酪農への熱い思いや酪農家に寄り添う姿勢などによって、全道の酪農家から絶大な信頼を得ており、わかりやすく丁寧な指導を受けた多くの酪農家が、飼養管理や疾病予防技術の改善・向上等に成果をあげている。

●乳牛改良の部=有限会社 田中牧場(清水町)
地域に誇れる牧場を目指し平成9年に経営を法人化、長命連産と生涯生産能力を高める牛作りを目標に掲げ、骨格作りを意識した改良に取り組んできた。共進会においては毎年数多くの入賞牛を輩出しており、本年度の北海道ホルスタインナショナルショウでは出品牛9頭のうち5頭が1等賞を受賞。そのなかでもシニアチャンピオン並びにグランドチャンピオンとなった「TMF ナイデル アツト アンナ エコー」は、過去においてジュニアチャンピオンとインターミディエイトチャンピオンを受賞、ナショナルショウで3冠を達成した初めての牛であり、比類ない輝かしい成績を治めている。

酪農乳業界の価値をもう一段高めよう

2018 年 1 月 9 日

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日本乳業協会など乳業13団体は1月9日、都内で平成30年合同新年賀詞交歓会を開催し、酪農乳業関係者約1000名が2018年のスタートを祝った。
開会に当たり宮原道夫会長は、昨年の酪農乳業界の明るい話題として「北海道での生乳生産が夏以降約1年振りに回復した。また今年の生乳増産を担う2歳未満の乳雌牛が増加している」と述べた一方、「都府県においては生乳生産の減少になかなか歯止めがかからず、国内生乳生産基盤の回復にはまだほど遠い状況」と懸念点を指摘した。「業界として自主的な対策を講じていくところではあるが、国としても現在推進中の施策の実効性の向上に加え、後継牛確保を図るための前例にとらわれない抜本的効果的な対策を検討してもらうようお願いする」と述べた。
また宮原会長は、日本乳業協会が2018年に取り組む五つの重点課題として「品質および安全性の向上による消費者の安心・信頼の確保」「牛乳乳製品の普及啓発」「乳業事業の改善」「国際化の進展への対応」「環境リサイクル対策の推進」をあげた。そのうち「品質および安全性の向上による消費者の安心・信頼の確保」について、「具体的には今年の通常国会で成立が見込まれるHACCPの制度化への対応を進めていく。学校給食用牛乳の異風味の問題については、あたかも乳業工場の衛生品質管理の不調が原因かのような報道がなされることが少なくないが、HACCPへの対応により業界をあげて品質向上に取り組んでいる姿勢を明確に打ち出し、外部に積極的にアピールすることでこれらを払拭する一つの材料にしていきたいと考えている」と強調し、「2018年も課題は山積しているが、将来をしっかりと見据えたうえで方向性を探り、課題を一つずつ解決していくことで酪農乳業界の価値をもう一段高めようではないか」と、会場に呼びかけた。

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