ミルクの価値を徹底討論

2016 年 6 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 3:33 PM セミナー報告,ニュース

jmilk

乳の学術連合とJミルクは6月4日、都内で「牛乳の日」記念学術フォーラムを開催した。酪農乳業関係者など約280人が参加した。
フォーラムのテーマは「ミルクの価値再発見!」でJミルク・前田浩史専務理事が「ミルクをめぐる食生活と人々の価値意識」を、武庫川女子大学・国際健康開発研究所・家森幸男所長が「日本人の健康とミルクの新しい関係」を、大学共同利用機構法人・人間文化研究機構・小長谷有紀理事が「ミルクの価値とその伝え方」をそれぞれ講演し、後半で講演者と千葉大学大学院・大江靖雄教授によるパネルディスカッションが開かれた。
講演で前田専務理事は、日本人の食の変化について、「戦後、とくに牛乳乳製品や肉類の消費が急増した」「タンパク質の摂取元は穀類・豆類から肉類・乳類へ移ってきた」と紹介。また、世界の乳利用の現状を紹介し、乳利用の高い地域では乳糖不耐症の有症率が低く、乳利用の低い東アジアなどでは乳糖不耐症の有症率が高いという相関があることを示した。
そして日本人の牛乳乳製品の消費は、1990年代頃まで右肩上がりで来たが、近年は横ばいで推移しているが、そのうち飲用は減少トレンド、乳製品は増加トレンドにあるとした。
さらに乳糖不耐症と牛乳飲用頻度の関係を説明し、乳糖不耐症の自覚がある人でも「まったく飲まない」層の割合が自覚なしの場合と変わらないこと、「週3日から6日飲む」層や「週1日〜2日飲む」層に大きな違いがなく、乳糖不耐症を自覚しているにもかかわらず牛乳が飲まれている実態を紹介した。
前田専務理事は後段のパネルディスカッションのなかで、こうした乳糖不耐症と飲用頻度について、「最近の調査で女性の飲用にカフェオレで飲むという回答が多く、乳の利用方法を変えることで、乳糖不耐症を克服しているのかもしれない」という持論を展開した。そして、「明治以降、何らかの工夫によって、日本人は乳糖不耐症を克服してきたのかもしれない」と話した。

次世代閉鎖型牛舎システムで暑熱対策

Filed under: — maetomo @ 3:08 PM ニュース

GHTK

パナソニック環境エンジニアリング株式会社あ6月3日、栃木県内で「次世代閉鎖型牛舎システム」の見学会を開催した。同牛舎システムは、閉鎖型牛舎のクロスベンチレーションを基本とし、吸気側・排気側の両面にファンを備えて強制換気する。これによって、牛舎内にムラのない風を作り出し、乳牛の体感温度を下げてヒートストレスを軽減する。
米国など酪農先進地域でもクロスベンチレーションタイプの牛舎は多く見られるが、それらは排気側のみにファンを設置したもの。吸気側にもファンを用いてプッシュ&プル式とした理由について宇都宮大学大学院の池口厚男教授は、「吸気側にもファンを用いることで、牛舎内を陽圧にすることができる。食品工場などでも衛生管理のため屋内を陽圧に保つ例が多い。牛舎にも陽圧環境を整備することで、伝染病などのリスクを抑えられることがポイント」とその理由を話した。
同大学による次世代閉鎖型牛舎システムの経済効果は、モデルとなった栃木県・グーリーンハートT&Kのケース(初産牛80頭)で、年間約565万円のプラスだった。設備投資や光熱費、乳量増に伴う資料コストの増加はあったものの、とくに夏場の期待乳量が従来の開放型牛舎システムに比べて約7kg/頭・日多かったことや受胎率が良かったことなどがプラス要因に働いた。ちなみに、この数字には乳房炎治療コスト(実感として乳房炎頭数が減少した)や個体販売の売り上げは含まれていない。

六本木に牧場が!

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:10 AM イベント,ニュース

中央酪農会議は6月5日都内で「六本木牧場」を開催した。「六本木牧場」は「酪農を知るほど、牛乳がおいしい」というテーマで展開する家族向けの体験型イベントで、毎年6月に実施しており今年で3回目の開催。六本木牧場では、酪農について学びながら酪農家と交流できるクイズラリーや、紙芝居、手作りバター教室、模擬搾乳体験、男前酪農家コンテストなどが行なわれた。また、焼きおにぎりミルクリゾットや全国から集められたご当地アイスクリーム、スープ専門店「Very Berry Soup」の牛乳を使ったスープ、熊本県酪連の牛乳・乳飲料などの販売も行なわれ、終日家族連れをはじめとする多くの来場者で大賑わいだった。

酪農紙芝居の様子

酪農紙芝居の様子

手作りバター教室の様子

手作りバター教室の様子

模擬搾乳体験の様子 模擬搾乳体験の様子

ゲストのお笑い芸人メイプル超合金と全国から集まった13人の酪農家

ゲストのお笑い芸人メイプル超合金と全国から集まった13人の酪農家

終日大盛況だった六本木牧場

終日大盛況だった六本木牧場

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.