【初妊牛相場】再び強含みで69.7万円―ホクレン家畜市場

2016 年 7 月 30 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

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ホクレン家畜市場の初妊牛相場7月集計分(速報)が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

7月については、都府県では本格的な暑熱期となるが、規模拡大の導入需要や通常の更新需要が重なり、引き合いが強まったことから、平均価格は69万7000円(先月比1万1000円高・前年比13万4000円高)と強含んだ結果となった。

8月については、出回り資源が秋分娩中心となり、引き続き一定量の需要が見込まれることから、強保ち合いでの取引が予測される。

機械・土地・飼料の分科会で討論–北海道TMRセンター連絡協議会が夏期研修会

2016 年 7 月 28 日

Filed under: — djito @ 9:31 PM ニュース

北海道TMRセンター

北海道TMRセンター連絡協議会(佐々木二郎会長)は7月28日に札幌市で、「第9回夏期研修会」を開催した。道内のTMRセンター会員はじめ関係者など約230名が参加した。

基調講演では、栄養コンサルタントの村上求氏(ハードサポート)が「これからのTMR給与」と題して、TMRのコストダウン、自給飼料多給に向けた給与バランス、TMR有効活用のためのポイントを解説。「TMR給与はこうでなければならない、という常識にとらわれずフレキシブルな考えをしていこう」と語った。

その後、参加者は三つの分科会に分かれて研修した。
機械分科会のテーマは「システムを活用した酪農経営」。3企業が5種類の発情監視システムを紹介して、その特長や費用対効果などを学んだ。
土地分科会のテーマは「良質粗飼料生産のコツ」。土壌分析、草地のマメ科率、デントコーン畑の施肥などについて討論した。
飼料分科会のテーマは「TMRの種類と配合内容」。粗飼料割合を高める方策などについて議論した。

さらに、農水省より情勢報告として、大石晃氏(生産局畜産部飼料課)が「飼料をめぐる情勢について」と題し、補助事業などを解説した。

世界最大規模の畜産機械展示会「ユーロティア2016」は11月15~18日

Filed under: — djito @ 6:45 PM イベント開催案内

ユーロティア

ドイツ農業協会(DLG)は7月28日に札幌市で、来たる11月15~18日にドイツで開催される「ユーロティア2016」の開催告知を行なった。
「ユーロティア2016」は1年おきにドイツのハノーバー市で開催される、畜産機械および管理技術に関する世界最大の国際展示会。DLGのアルムト・シュミットさんが「ユーロティア2016」の概要および見どころなどを紹介した。

前回(2014年)の開催では、世界48カ国から2368社が出展。来場者数は約15万6566人(うちドイツ国外から2万9529人)で、そのうち畜産農家は9万8870人、なかでも酪農家が45.4%と半数近かった。

「ユーロティア2016」は畜産機械の展示のみならず、最新技術セミナー(今回テーマは乳房炎関連)や40もの国際的な家畜人工授精所によるプレゼンテーション、トップクラス乳牛の紹介なども行なわれる。
また今回は、バイオガスなどエネルギー供給に関する世界最大の展示会「エナジーデセントラル」も併催される。

問い合わせは、日本国内サービス窓口(アグサプライ内)、TEL 0153-74-9072、E-mail:expo@hdp-farm.com

写真=「ドイツ・ハノーバー市でお待ちしています」と言うDLGのアルムト・シュミットさん、日本国内サービス窓口・アグサプライの上村孝和さん

全酪連・砂金会長が旭日中綬章を受賞

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM ニュース

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7月28日都内で、全酪連の砂金甚太郎代表理事会長が旭日中綬章を受賞した記念祝賀会が行なわれた。会場には約200名もの関係者が全国から集まり、砂金会長の受賞を盛大に祝った。
砂金氏は昭和37年に後継者として就農。昭和50年に経営を継承し、近隣酪農家のリーダー格として地域の酪農家の経営安定、自給飼料の増産に貢献した。昭和62年に宮城県・栗原中央酪農協の理事に就任。平成7年には代表理事組合長に就任し、ますますリーダーシップを発揮して宮城県内の酪農組合の組織再編を積極的に推進。平成13年東北生乳販連・初代代表理事会長に就任。平成19年には全酪連・代表理事会長に就任した。以後も持ち前の手腕を遺憾無く発揮し、組織の経営再建に尽力とともに各地域の酪農組合の組織強化、酪農後継者の育成、生産資材の安定供給に努め、平成22年宮崎県における口蹄疫、翌年の東日本大震災に際して甚大な被害に見舞われた酪農家の支援に奔走した。これら日本酪農への多大な貢献が高く評価され、この度栄えある旭日中綬章受賞となった。
砂金会長は「大きな栄誉ある宝物をいただいて感無量の思いである。当初は酪農を継ぐか迷った時期もあったが、酪農を本業として今日までやってきた。まだまだ酪農は厳しい状況が続いている。若い世代がすっと入ってこれるような酪農にすることが夢である。今回の賞に恥じないよう、残された人生また役職を精一杯努め上げていきたい」と述べた。
(Written by Ryoichi Maeda)

48カ月齢超の健康と畜牛のBSE検査は廃止へ―食品安全リスクコミュニケーション

2016 年 7 月 27 日

Filed under: — djito @ 7:02 PM ニュース

BSE

内閣府の食品安全委員会は7月27日に札幌市で、牛海綿状脳症(BSE)検査の見直しに関するリスクコミュニケーションを開催した。消費者、研究者、獣医師、酪農畜産関係者など約100人が参加した。

今回の論点は、食用にと畜される健康牛のBSE検査で現行基準(48カ月齢超の健康と畜牛を検査)を廃止した場合のリスクについて。
国内では2001年以降、約1600万頭がBSE検査され、計36頭が陽性牛として確認されたが、2002年2月以降に生まれた牛では陽性ゼロとなっていることなどから、同委員会は、現行基準を廃止しても人への健康影響は無視できるとリスク評価した。
ただし、飼料規制の実効性が維持されていることを確認できるよう高リスク牛(中枢神経症状を呈する牛、歩行困難牛、死亡牛など)を対象としたBSE検査は続けること、と畜前の生体検査が適切に行なわれること、非定型BSEに係る最新の知見も引き続き収集することを付け加えている。

今回のリスクコミュニケーションでは、それらの評価内容が詳しく解説された後、質疑で、飼料規制のチェック体制や非定型BSEなどが、意見交換で、BSE発生当時を知らない世代に解説していく必要性などがあがった。
同リスクコミュニケーションは全国4会場で開催され(東京は開催済み、8月に大阪と福岡で開催)、出された意見や情報が同委員会の評価書に反映される。

予約受付中:濡れ子を温風で乾かす「ポリドーム」―デーリィ商事

2016 年 7 月 26 日

Filed under: — djito @ 8:00 AM キャンペーン

株式会社デーリィ商事は、生後間もない子牛を温風で温めるドーム型のハッチ「ポリドーム(ヒーター付)」を好評につき予約受付中。
同商品は、濡れてる子牛を1~2時間程度で乾かすことができる。
また、寒さで衰弱した子牛の蘇生にも利用できる。
【問い合わせ】
株式会社デーリィ商事
札幌市南区澄川3条4丁目
TEL 011-823-6350 FAX 011-811-1618
http://www.dairy-shoji.com

ポリドーム

導入応援キャンペーン:デスクトップPCをプレゼント―コーンズ・エージー

2016 年 7 月 25 日

Filed under: — djito @ 8:00 AM キャンペーン

足首タグで牛の活動量と横臥状況(横臥時間・回数)を計測して発情や分娩、健康状態を把握する「アフィミルク飼養管理システム」を好評販売中の株式会社コーンズ・エージー
同社は、同システムの「タグ50個以上、アンテナ、管理用PCソフトウエア一式」新規導入でデスクトップPCをプレゼントする「導入応援キャンペーン」を展開している。
同キャンペーン期間は本年12月末まで。
同システムは専用端末不要で、PC、タブレット、スマートフォンでリアルタイムに確認でき、発情や分娩を検知するとメールが送信される。
乳牛・育成牛・肉牛に対応し、アフィミルク製の搾乳機器と連動も可能。
【問い合わせ先】
株式会社コーンズ・エージー
北海道恵庭市北柏木町3丁目104番地1
TEL 0123-32-1452
http://www.cornesag.com

カラダとココロに伝わるミルクの力:雪印メグミルク(株)

2016 年 7 月 21 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM ニュース,新商品,発表会

雪印メグミルク(株)は7月21日都内で、平成28年秋季新商品発表会を開催した。新商品発表会にあたり、常務執行役員の板橋登志雄氏は「ガセリ菌SP株ヨーグルトは、機能性表示商品としての発売以前との売上比較において、カップタイプで約5倍、ドリンクタイプで約3.5倍と、市場での大幅伸長を実現した。この拡大を受け、ドリンクタイプについては生産設備を約2倍に増強、8月より本格稼働することでさらなる拡大につなげたい。また、独自の商品価値と容器の利便性で新たな価値を提案するボトラッテシリーズについても、現在発売後3カ月だが市場拡大に貢献している」と、健康意識の高まりへの対応と新たな価値提案への取り組みの成果について述べた。
同社は重点新商品として、ボトラッテシリーズの3品目となる「BOTTLATTE コーヒーリッチ」を、また牛乳販売店宅配専用商品で初の機能性表示食品となる「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト 宅配専用/恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ」を紹介した。ほかにもチアシードと白桃果肉の甘い香りが楽しめるヨーグルト「チアシードライフ白桃」や、バター風味を楽しめるカロリーを50%カットしたネオソフト「ネオソフトバター風味カロリー50%カット」、業務用ソフトチーズの新シリーズ「お手軽チーズソフトゴーダチーズ入り/クリームチーズ入り」などが紹介された。
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最優秀賞に芹川恵介さんと芳賀ひとみさん:全国酪農青年女性酪農発表大会

2016 年 7 月 15 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:00 PM ニュース,発表会,未分類

全国酪農青年女性会議および全酪連は7月14~15日、名古屋市内で第45回全国酪農青年女性酪農発表大会を開催した。
酪農経営の部では「酪農の魅力『ゆとり』を作り出す酪農経営」を発表した熊本県の芹川恵介さんが最優秀賞に選ばれた。芹川さんは、作業と経営の効率化の両立を目標に、さまざまな先進技術を導入し活用するなどして、家族経営に大きなゆとりを生み出していると評価された。
また、搾乳ロボットをいち早く自らの基本技術として習得し、省力的な規模拡大を実現している、「この時間も牛たちは搾乳されています」を発表した愛知県の森富士樹さんに対して、審査員特別賞が授与された。
酪農意見・体験発表の部では、自家の経営を周囲の助けを借りながら客観的理論的に分析し、自分の経営をしつつあるところなどが評価され、「ひとみ25歳で経営主になる」を発表した北海道の芳賀ひとみさんが最優秀賞に選ばれた。

「第2回 広島大学酪農技術セミナー」11月に開催 テーマは繁殖

2016 年 7 月 13 日

Filed under: — djito @ 1:20 PM セミナー開催案内

広島大学 日本型(発)畜産・酪農技術開発センターは今年1月、酪農技術に関する最新の情報などを現場へ発信し社会に貢献する目的で、酪農家・酪農関係者を対象として「第1回広島大学酪農技術セミナー」を開催した。
その2回目を11月に開催する。テーマは「乳牛の繁殖問題とその対策~研究者・獣医師・普及員の視点~」。

●11月8日(火) 10:00~16:30
場所:東広島芸術文化ホールくらら(http://kurara-hall.jp
□基調講演
10:05~12:05 「酪農業の近未来像を探る!」
 村上明弘氏(全国酪農業協同組合連合会技術顧問)
□セミナー「乳牛の繁殖問題とその対策」
 司会進行/杉野利久(広島大学大学院生物圏科学研究科 准教授)
13:00~14:00 「乳牛の飼養管理と繁殖:研究者の視点」
 大場真人氏(アルバータ大学酪農栄養学 教授)
14:05~15:05 「積極的に繁殖を管理する:現場獣医師の視点」
 芦沢博道氏(ROMデーリーアシスト)
15:10~16:10 「繁殖は何を生み出し経営をいかに回すか:普及員の視点」村上明弘氏
16:10~16:30 パネルディスカッション(質問コーナー)
□懇親会 17:30~
●11月9日(水) 8:00~17:00頃
□バーンミーティング(定員15名程度)
 講師:村上明弘氏、生徒:大場真人氏、杉野利久氏
●参加費:無料
●申し込み方法:電子メールで、広島大学 日本型(発)畜産・酪農技術開発センター/西嶋奈美(nanishij@hiroshima-u.ac.jp)へ。表題に「酪農技術セミナー参加申込み」と表記し、本文に氏名・所属・電子メールアドレス・懇親会参加の有無を記載する。バーンミーティング参加希望者はその旨も記載する(ただし定員あり)。
●申し込み締め切り:10月31日
●問い合わせ:杉野利久 TEL 082-424-7956
E-mail:sugino@hiroshima-u.ac.jp
●主催:広島大学 日本型(発)畜産・酪農技術開発センター、共催:広島大学大学院生物圏科学研究科、協賛:広島県酪農業協同組合、後援:全国酪農業協同組合連合会

 

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