機械・土地・飼料の分科会で討論–北海道TMRセンター連絡協議会が夏期研修会
2016 年 7 月 28 日
北海道TMRセンター連絡協議会(佐々木二郎会長)は7月28日に札幌市で、「第9回夏期研修会」を開催した。道内のTMRセンター会員はじめ関係者など約230名が参加した。
基調講演では、栄養コンサルタントの村上求氏(ハードサポート)が「これからのTMR給与」と題して、TMRのコストダウン、自給飼料多給に向けた給与バランス、TMR有効活用のためのポイントを解説。「TMR給与はこうでなければならない、という常識にとらわれずフレキシブルな考えをしていこう」と語った。
その後、参加者は三つの分科会に分かれて研修した。
機械分科会のテーマは「システムを活用した酪農経営」。3企業が5種類の発情監視システムを紹介して、その特長や費用対効果などを学んだ。
土地分科会のテーマは「良質粗飼料生産のコツ」。土壌分析、草地のマメ科率、デントコーン畑の施肥などについて討論した。
飼料分科会のテーマは「TMRの種類と配合内容」。粗飼料割合を高める方策などについて議論した。
さらに、農水省より情勢報告として、大石晃氏(生産局畜産部飼料課)が「飼料をめぐる情勢について」と題し、補助事業などを解説した。
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