会長には引き続き小里貞利氏:中央畜産会

2014 年 6 月 25 日

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公益社団法人中央畜産会は、6月25日都内で、平成26年度定時総会を開催し、平成25年度の事業報告などが行なわれた。事業報告では「平成25年度も厳しい畜産経営のなかで37事業を実施した。補助事業に加えて、自主財源による事業の推進、会員組織の強化と相互の連携強化に努めるとともに、東日本大震災の発生に対する支援などにも重点を置いた事業を推進した」と発表された。具体的な公益目的事業は、コンサルタント関係の支援・指導、和牛の輸出拡大についての取り組みなどが挙げられる。また、今回は任期満了に伴う役員の選任が行なわれ、会長には引き続き小里貞利氏が選任された。非常勤副会長には中須勇雄氏が、常勤副会長には南波利昭氏が選任された。

日本の畜産の今後の展望:日本イーラリリー

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:30 AM セミナー報告,ニュース

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日本イーラリリー(株)エランコアニマルヘルス事業部は、6月24日都内で、2014年フードチェーン・ブランドセミナーを開催した。「グローバル化時代における日本の畜産を考える~日本の畜産の今後の展望とグローバル化時代を勝ち抜く戦略とは~」をテーマとし、「日本の畜産業の今後の展望について」東京大学大学院農学生命科学研究科 中嶋康博教授が、「国内乳業を巡る環境と展望」について(株)明治の小出薫特別顧問が、「食品安全認証取得について思うこと」について(株)イシイ 取締役雛・ワクチン卵事業本部長 永津一博氏が、「世界における日本農業の実力と潜在能力の引き出し方」について(株)農業技術通信社『農業ビジネス』編集長 浅川芳裕氏が、それぞれ講演した。

講演後は、モデレーターとして東京大学大学院農学生命科学研究科 食の安全センター長の関崎勉教授が加わり、「日本の畜産の今後の展望とグローバル化時代を勝ち抜く戦略とは」をテーマとしてパネルディスカッションが行なわれ、さまざまな意見が飛び交った。最後の総括で東京大学大学院農学生命科学研究科 中嶋康博教授は「日本は戦後、急速に社会を変化させた。このなかの大きな力である畜産は、現在の段階でまた大きく転換する時期がきており、そのことを意識しながら対応する必要がある。日本での経験を適応しながら各地域のビジネスへと発展させていき、そのためには日本国内でも改善・発展し続けていかなければならない。その活力を持ち続けていく必要がある」と述べた。

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