CNCPS最新版、飼料設計の新しいものさしに
2013 年 2 月 15 日
(株)丹波屋(本社/札幌市)は2月15日、帯広で「酪農セミナー2013」を初めて開催した。飼料設計に携わる普及員やコンサルタント、酪農家など関係者ら100名超が、北海道をはじめ全国から参加した。
本セミナーでは、最新のCNCPSであるver.6.1を搭載した飼料計算ソフト「AMTS」を開発したトーマス・タルーキー博士(Agricultural Modeling&Training Systems, LLC:AMTS社)がCNCPS 6.1のバイオロジーやCPMとの生産評価の違いなど、進化していく乳牛の栄養理論について解説した。
「AMTS」とは上記の通り、CNCPSの最新版であるver.6.1を搭載した新しい飼料計算ソフトである。従来のものにルーメン内分解速度や通過速度などを加味した調整を加えられたもので、ソフトの予測と現場の実際との誤差が少なくなっている。
セミナーは、午前と午後の2部構成で行なわれ、午前は「進化を続けるCNCPS―乳牛の栄養計算におけるその意味合い―」と題し、従来のCNCPSとver.6.1との調整点などを踏まえて飼料計算例などを紹介した。午後は、「CNCPS 6.1バイオロジーでの栄養設計の実践」と題し、同氏が共同経営する牧場における実践例などを踏まえ、AMTSを用いた飼料設計をはじめ、いかなる方法で牧場を発展させたかを紹介した。
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