稲WCS、飼料米などを中心に研究成果を発表:千葉県、県農林水産会議ら
2013 年 2 月 14 日
千葉県および千葉県農林水産会議は14日、平成24年度試験研究成果発表会(酪農・肉牛)を開いた。飼料稲WCSおよび飼料米を用いた試験報告など、成果発表4題、情報提供4題が話された。
成果発表では、泌乳牛への籾ソフトグレインサイレージ給与効果が示された。これは、破砕籾をTMR原料として給与した試験区は、配合飼料給与の対照区と、乳生産や疾病発症などに差がなく、籾ソフトグレインサイレージが有用であることを示したもの。
情報提供では、和牛子牛の育成用発酵TMR給与試験結果が報告された(関東4県および畜草研の共同研究)。粉砕玄米を含む国産粗飼料割合の高い飼料を育成期、肥育期に給与したもので、これら自給飼料主体の発酵TMR給与で高い発育を得ることが可能と示された。
また、酪農家製アイスクリーム、ナチュラルチーズの消費動向を分析した情報提供が行われた。さらに県草地協会主催で、水田農家が参加した稲発酵粗飼料生産利用研修会が併せて開かれた。(文責:関東支局)
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