明治HD 上半期は増収大幅増益

2012 年 11 月 13 日

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明治HD株式会社は11月13日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。同期の売上は市乳中心に好調だったことで、5612億で前年同期比131億円増、102.4%で増収、営業利益100億円で同26億増、135.5%で大幅増益だった。

同期のセグメント別売上では、昨年の震災の影響から乳製品事業全体が回復基調にあるなか、ヨーグルトが好調だった(700億円、133.3%)。とくにプロバイオティクス部門は前年同期比159%と大幅に躍進し、ブルガリアヨーグルトシリーズも123%と伸長した。

増収要因は売上増加による利益増が約109億円で大きく、コスト要因では薬価改定による約35億円のコスト増、拡売費・広告宣伝費の増加分が約51億円だった。

また同日、下期の業績予想を修正し、売上高を5612億5000万円と前回予想より約12億5000万円上方修正した他、営業利益を20億円上方修正した。

雪メグ 上半期は増収増益

Filed under: — maetomo @ 5:49 PM ニュース

雪印メグミルクは11月13日、平成25年3月期第2四半期決算を発表した。これによると、同期の売上高は2663億円で前年同期比78億円増、103%の増収、営業利益85億円で同3億円増、103.7%と増収増益だった。

増収要因は販売物量の増加が約14億円、資材単価差等が9億円、製品構成差が約4億円。これに対してコストアップ部分は原料乳価格で約10億円、宣伝促進費の増加が約7億円、固定費の増加が約6億円とした。

セグメント別では海老名工場のライン整備などに伴う生産体制の強化によって、ナチュレMEGMIが好調だったこともあり、ヨーグルト部門が前年比120%の売上を達成した。またチーズは「さけるチーズ」の伸長もあり同103%の売上だった。

「分娩・子牛・哺乳育成期」をテーマにセミナー開催 :家畜改良センター岩手牧場

Filed under: — admin @ 4:43 PM セミナー報告,ニュース

独立行政法人家畜改良センター岩手牧場(盛岡市)は、13日、平成24年度飼養管理セミナーを開き、酪農家、農協関係者などが参加した。テーマは「分娩から育成期までの飼養管理」。

午前は、北海道・根釧農業試験場の大坂郁夫研究主幹が「初産分娩月齢の短縮と初産乳量を高めるための哺育育成期の飼養管理」を講演。管理の基本は衛生、施設、馴致、観察と記録にあり、初産分娩月齢を短縮するためには育成前期とりわけ3カ月齢までの管理、初産乳量を向上させるには育成後期の管理が大切とし、ステージごとの目標値をあげて解説した。そのうえで、寒冷期における哺乳子牛の飼養管理法を研究中などと述べた。

午後は、帯広畜産大学予防獣医学分野の石井三都夫准教授が「新生子牛のための分娩管理」を報告。北海道における分娩事故率のデータを示したうえで、子牛の分娩時の留意点を1:寝起きしやすい環境、2:早すぎる授精を避ける、3:分娩時の母牛の体格を大きくする、4:子牛の体重を大きくしない(種雄牛の選択、安全な分娩誘起措置など)、5:分娩監視・自然分娩を心がけ早すぎる助産をしない、6:リッキング(母牛が子牛を舐める)させ、良質な初乳を早めに十分飲ませる、などと解説した。

参加者からは「子牛の下痢」、「適切なスターターの成分組成」、「胎子死」、「逆子の助産」、「分娩予定日を過ぎた牛への対応」、「自発的に初乳を飲まない場合は?」などの質問が出た。(文責:関東支局)

関連書籍
電子書籍「分娩事故を防ぐためのポイント」石井三都夫著:Dairy Japan社
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