牧場は太陽光発電に最適です!

2011 年 6 月 10 日

Filed under: — maetomo @ 6:36 AM 未分類

北海道江別市の関ファームは先月、52頭繋ぎ牛舎の屋根に160枚から成る20kw発電規模の太陽光発電のソーラーパネルを設置しました。
このシステムは本田技研工業(株)の系列会社である(株)ホンダソルテック製で、販売・施行は(株)アクト(本社/北海道帯広市)です。

導入のきっかけは、同牧場が所属するサツラク農協(札幌市)青年同志会の勉強会で、酪農を消費者にアピールしていくうえで「エコ」がテーマとなり、もともと「牧場は太陽光発電に最適な条件にある」と考えていた同牧場が試算モデルになったことと、今なら国の補助と売電価格の優遇があることでした。

同牧場は、発電された電力を牛舎と住宅に分けて利用しています。
牛舎では搾乳ユニット自動搬送装置の充電と電燈で利用していますが、発電量はそれをはるかに上回り、余剰分は買価の2倍の価格で売電しています。

同牧場の川口谷さんは、このシステムを導入してから「節電を心がけるようになった。10年間で投資を回収できる試算だが、今のところ、すでにその上を行っている」と言います。
また夏は、パネルにより屋根から牛舎内に伝わる放射熱が和らぎ、暑熱対策となることも期待しています。

6月は「牛乳月間」/一人ひとりが消費拡大に努めよう

2011 年 6 月 3 日

Filed under: — maetomo @ 6:01 AM 未分類

6月1日は「牛乳の日」、6月は「牛乳月間」ですね。
6月2日付け「DJニュース」にあるように、その「牛乳の日」に北海道大学で、「乳の新たな価値創造」研究成果の報告会がありました。

そのなかの一つ、「牛乳およびルテイン強化牛乳による肥満因子の制御」(松本恵特任助教)は、メタボリックシンドロームと牛乳の関係で、健康志向の消費者に対してインパクトのあるものです。

その内容は以下です。
○牛乳を毎朝食時に飲用することによって、インスリンの働きを助け、糖代謝が改善された。
 これはラット試験だが、ヒトに換算すると250ml程度の容量で作用が確認できた。
○ヒト試験で、1カ月間毎朝「水」または「牛乳200ml」を飲用したところ、血液データ、体組成に変化はなかった。
 つまり、牛乳の飲用は、摂取エネルギーが増加しても、肥満を誘引しないことが確認された。
○ラット試験で、牛乳にルテイン(抗酸化性・白内障抑制・脂質代謝改善がある)を強化することにより、身体活動量が増加し、脂質代謝が改善された。
 ということは、「ルテイン強化牛乳」は、高齢者やスポーツ愛好者の健康飲料としてうってつけになる可能性がある。

こうした情報、そして6月5日に発刊されるDairy Japan 6月臨時増刊号「ミルクの本」を活用して、「牛乳月間」はとくに、一人ひとりが「口コミ」で消費拡大に努めましょう。

j-milk新会長に高野瀬忠明氏

2011 年 6 月 2 日

Filed under: — maetomo @ 4:41 PM ニュース

社団法人 日本酪農乳業協会(j-milk)は6月2日、都内で総会を開き、新会長に雪印メグミルク株式会社・高野瀬忠明・取締役相談役を新任した。副会長は全酪連・砂金甚太郎・代表理事会長が新任された。
今期から組織体制を、会長・副会長は非常勤に、副会長は2人から1人に変更した。 (more…)

北大&明治が「乳の新たな価値創造」研究成果を報告

Filed under: — djito @ 5:41 AM ニュース

北海道大学創成研究機構・明治乳業寄附研究部門は1日、北海道大学で「乳の価値と北海道農業の未来」と題したシンポジウムを開催し、酪農乳業関係者や研究者らが多数参加した。

同機構は平成18年に明治乳業(株)(現・(株)明治)からの寄附により同部門を開設し、5年間にわたり、「乳の新たな価値の創造を目指した研究」を進めてきた。本年6月末で同部門は終了することから、当日、北大から明治に感謝状が贈られ、その後、研究成果の一部が報告された。

同部門は「循環型酪農による高付加価値牛乳生産システムの構築」「健康に寄与する乳成分の機能研究」「ヒトおよび家畜の健康を支える基盤研究」の三つのプロジェクトで多数の研究を行い、高付加価値のある牛乳・乳製品開発につながる成果を数多く得た。

当日は、そのなかから「生乳成分と経営評価からのアプローチ」(三谷朋弘特任助教)、「北海道生乳からの乳酸菌の分離と応用」(矢島晶子特任助教)、「牛乳およびルテイン強化牛乳による肥満因子の制御」(松本恵特任助教)が報告された。

写真=北海道大学・佐伯浩総長から(株)明治・浅野茂太郎代表取締役社長に感謝状が贈られた

23年度は102.2%で増産型の計画生産

2011 年 6 月 1 日

Filed under: — admin @ 4:00 PM ニュース

中央酪農会議は6月1日東京で、22年度生乳計画生産実績と23年度計画生産目標を発表した。これによると、23年度生乳計画生産目標は、全国で749万3600t(22年度実績比102.2%)、うち供給目標数量は693万5200tと決まった。

22年度の全国受託乳量実績は、計画生産目標数量749万1000t(北海道383万t、都府県366万1000t)を15万7000t下回る733万4000tだった(前年度実績比96.7%)。そのうち北海道は前年度を4万2000t下回る378万8000t(同99.0%)、都府県は11万5000t下回り354万6000t(同94.3%)。用途別処理量は、牛乳等向けが410万8000tでJ-milkの予測を2万1000t上回り、クリーム向けも7万4000t予測を上回った。しかし、昨年の猛暑や震災の影響で生乳供給量が目標数量を下回ったことで、特定乳製品向けは179万7000tで目標数量を5万2000t下回った。

22年度は昨年4月の口蹄疫発生や夏場の記録的な猛暑、さらに東日本大震災などの影響により、年間を通して生乳生産は低調に推移した。23年度は、依然として東北や関東を中心に生乳生産が低調に推移しているものの、今後の生産の伸びを期待する意味も含めて増産型計画生産となった。
中酪は「5月は北海道でも生乳生産が前年を下回り、今後いかに生産を回復するかに重点を置かねばならない。まずは、暑熱対策や飼料給与、さらには家畜の導入などで生産を伸ばしてほしい」としている。

ホクレン家畜市場:5月の初妊牛相場は53万1000円(前月比3万7000円安)

Filed under: — djito @ 10:08 AM ニュース

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・5月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

5月については、出回り中心が夏分娩にシフトしたことから、平均価格は53万1000円(前月比3万7000円安・前年比2万円高)での推移となった。

6月については、引き続き夏分娩中心の出回りとなるが、生産量確保に向けた需要が一定量見込まれることから、保ち合いでの推移が予測される。

群馬県は、全地域で粗飼料給与の自粛を解除

Filed under: — admin @ 12:07 AM ニュース

群馬県は5月6日に粗飼料の放射線物質汚染の目安を超えたことで、
酪農家に給与の自粛をしたが、
同17日に、一部地域(北毛地域)の値が下がったことで同地域を解除し、
さらにモニタリングを連続して行なった結果、
全測定ポイントの数値が目安以下となったので、
5月30日に全地域の粗飼料使用を解除する、と発表した。

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