DDGSの需給状況と活用情報を提供/アメリカ穀物協会

2011 年 6 月 23 日

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アメリカ穀物協会は22・23日に、札幌と東京で「米国産DDGSワークショップ2011」を開催し、飼料業界関係者や研究者など多数が参加した。
このワークショップは毎年、米国産DDGS(ドライド・ジスチラーズ・グレイン・ソリュブル:穀物のアルコール醸造副産物)の需給、流通、使用などに関する情報を穀物ユーザーに提供するために、専門家を招へいして開催しているもの。

今回は、DDGS供給会社である米国CHS社のスティーブ・マーカム氏が「DDGS需給見通し」、サウスダコタ州立大学のケント・カルシャー氏が「乳牛用TMRに配合するDDGS」、兵庫県立農林水産技術センター・淡路農業技術センターの生田健太郎氏が「日本における乳牛でのDDGSの給与効果」、群馬県畜産試験場の後藤美津夫氏が「採卵鶏へのDDGS配合飼料の給与試験」と題して報告した。

スティーブ・マーカム氏は、「昨年は生産量、国内使用料、輸出量において記録的だった」と需給ともに伸びていることを報告。
さらに輸出においては去年、中国へ約253万t、メキシコへ約164万t、カナダへ約100万t、韓国へ約27万t、ベトナム、トルコ、タイ、アイルランド、インドネシア、そして日本へと輸出量が伸びたことを示した。
ちなみに日本は昨年、約25万tのDDGSを輸入している。

詳報はDairy Japan 8月号で。

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