津波避難所で、酪農家有志ボランティアが「炊き出し」

2011 年 4 月 16 日

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今回の大地震・津波で、最大の避難を受けた
宮城県北部の「南三陸町」の避難所2ヵ所で、
静岡県のあさぎり高原の酪農家や飼料業者、
埼玉県の獣医師、群馬県の酪農家などの混成チーム約20名が、
3月13日に出発、14日昼食・夕食、15日朝食を現地で提供した。

用意したのは、焼きソバ900食、カルビ丼300食、牛乳900食、
味噌汁500食、納豆500食、そしてソフトクリーム1000食などで、
すべての食材、調理道具、保冷庫、燃料、水などを持参し、
なるべく、バラエティのある、飽きない料理にしようと工夫。

災害の惨状は多くのメディアでレポートされているから省くが、
復興までの道のりは、想像以上に厳しいことが伺える。
水産業の町であった同町と酪農業は直接の関係はないが、

今回の例のように、災害避難に応援のボランティアを組織し、
行動していくような社会的な視点で、
酪農業界が、乳の持つ食の特性を打ち出す姿勢を強くしなければ
国内産の牛乳乳製品の消費喚起は
片手落ともいえるだろう。

一番人気は、可愛らしいソフトクリーム製造車で、
大人も子供も行列した。もちろん牛乳も。(文責:DJ関東)

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