酪農学園大学と北海道大野農業高校が連携協定

2010 年 6 月 4 日

Filed under: — djito @ 6:05 AM ニュース

酪農学園大学(江別市)と北海道大野農業高校(北斗市)は6月3日、「高大連携に関する協定」を結び調印式を行なった。

この連携協定には、互いの教育活動に対する支援、研究の実施、既存施設・設備の利用等が含まれている。
今年度における連携事業の具体的な内容は、共同研究として、食育教育、畜産経営管理教育など、また同高校の「専門力Upプロジェクト(先端技術の習得)」に対する大学の協力として、受精卵移植技術を活用した乳牛改良を予定している。
ちなみに同高校は、乳牛の体格審査で親子4代続けてのエクセレント獲得など、乳牛改良では地域のリーダシップをとっていることでも知られている。

調印式の挨拶で、同大学の谷山弘行学長は「この連携により、次世代の農業、食の安全・安心を担う若者を両校が手を携えて育成していくことになる」、また同高校の北澤住人校長は「将来の農業経営者、農業研究者、農業指導者の育成がより発展していくことになる」と挨拶した。

なお、同大学は高校との連携協定は6例目であるが農業高校とのそれは初めて、同高校も大学との連携協定は初めてのこと。

草地農業を成功させるポイントとは

Filed under: — maetomo @ 5:53 AM 未分類

ニュージーランドにおける草地農業研究の第一人者であるガビン・シース博士(ニュージーランド国立研究所)の特別講義が5月31日、酪農学園大学(北海道江別市)で行われました。
主催は、ニュージーランド大使館、同大学、創地農業21です。

同博士は草地農業を成功させるポイントとして、
「牧草の生長の仕方をきちんと理解すること」
「放牧地の健全な土壌を認識すること」
「放牧地のマネジメントとして、1ha当たりの牛の頭数、季節繁殖が重要であること」
などを紹介しました。

また、放牧草の緑色が多く消化率が80%と高ければ、乾物摂取量は18kg/日、代謝エネルギーは212MJ/日にもなるのですが、消化率が60%と低くなると、それぞれ10kg、88MJとなることから、いかに放牧草の維持・管理が重要であるかを強調しました。

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