25年度受託乳量は2.4%減

2014 年 6 月 19 日

Filed under: — maetomo @ 1:29 PM ニュース

 中央酪農会議は6月18日、都内で平成26年度定時会員総会を開催した。
 会議後の記者会見で、25年度の生乳計画生産実績と26年度生乳計画生産目標数量が発表された。発表によると25年度の生乳受託乳量は北海道が346万924tで前年度比2.5%減、都府県が342万5420tで同2.2%減、合計718万6344tで2.4%減だった。北海道、都府県ともに前年を下回ったが、北海道の落ち込みがより大きかった。
 また26年度の生乳計画生産目標数量は、北海道が383万7169t(102%)、都府県が347万1346t(101.3%)で、計730万8515t(101.7%)とした。
 25年度実績は各指定団体で受託乳量が前年割れしたが、未達ペナルティが発生したのは東海のみで、ペナルティ数量は83tだった。

223戸が離脱 北海道

2014 年 6 月 16 日

Filed under: — djito @ 6:16 AM ニュース

北海道農政部畜産振興課は「北海道における酪農経営の離脱状況について」を発表した。
これは昨年2月1日~今年1月31日までに、生乳出荷を中止した農家を調べたもの。

今年2月1日現在の生乳出荷農家戸数は6330戸で、新規参入が22戸あったものの、223戸が離脱したことから、201戸の減少となった(前年は213戸)。減少率は3.08%(同3.16%)

離脱の要因は、「高齢化と後継者問題・労働力不足」が35.4%と最も多く、「経営者の事故・病気、死亡」と「乳雌育成部門への経営転換」がそれぞれ12.6%、「将来への不安」が9.4%、「負債問題」が8.5%となっている。

頭数規模別では、30~39頭が54戸(24.2%)と最も多く、10~29頭が53戸(23.8%)、55~99頭が49戸(22.0%)、40~49頭が43戸(19.3%)となっている。100%以上は9戸(4.0%)。

乳和食のレシピ本、世界第2位受賞

2014 年 6 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:30 PM ニュース

料理本「目からウロコのおいしい減塩 乳和食」(著者:料理家 管理栄養士・小山 浩子氏、監修:公益社団法人日本栄養士会名誉会長 神奈川県立保健福祉大学学長・中村 丁次氏、協力:公益社団法人日本栄養士会、一般社団法人Jミルク)が、グルマン世界料理本大賞2014 イノベーティブ部門で第2位を受賞した。
グルマン世界料理本大賞は、1995年にエドゥアール・コアントロー氏によって設立された、世界で唯一の料理本に与えられる賞である。この賞は専門家により厳しく審査され、また受賞作品は世界的な注目を集めることから「料理本のアカデミー賞」ともいわれる。
本書は著者の20年以上にわたるミルク料理の研究成果であり、和食に牛乳をうまく融合させ、おいしい和食の減塩料理が確立できた点が革新的であると世界で認められ、応募総数、過去最高の2000冊以上、187カ国からのエントリーがあったなかで、イノベーティブ部門世界第2位を受賞した。

Jミルクは「この度の受賞は国産牛乳の価値や魅力の再認識、また和食と乳の融合と発展にもつながり、今後の活動に大きな弾みをつけることができると、大変嬉しく思う」と発表した。

酪農家・牛・牛乳乳製品を1番良く知る小学生になろう

Filed under: — Yayoi Uruno @ 5:00 PM イベント,ニュース

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6月13日、新宿区立鶴巻小学校で「毎日給食で飲む牛乳の大切さや理由を考える特別授業~第30回わくわくモーモースクール~」が開催された(主催:関東生乳販売農業協同組合連合会ほか)。
本授業には栃木県、埼玉県、千葉県、神奈川県、東京都から計18名の酪農家が、また(株)明治、森永乳業(株)の乳業メーカーも集まり、酪農家の仕事、牛乳が生産される仕組み、学校で牛乳を飲む理由などを1~6年生約136名の児童を対象に伝えた。子ども達は実際に牛に触り、搾乳体験や哺乳体験、またバター作り体験、牛乳からできる乳製品はどのようにできるのかなど、さまざまな話を酪農家や乳業メーカーから直接聞き、牛乳の大切さを学んだ。子ども達からの質問も多く、なかには「牛はどうして“牛”っていうの?」といった難しい質問もあがった。
埼玉県の酪農家・吉田 恭寛さんは「乳牛、酪農家、乳業メーカー、たくさんの人の努力があって、牛乳が自分たちのもとへ届けられているのだということを知ってほしい。地道ではあるが、乳牛、酪農家、乳業メーカー自らが子ども達のところまで足を運んで伝えることは重要だと思う」と話した。また新宿区立鶴巻小学校の國分 重隆校長は「子ども達にとって牛乳の役割が非常に大きいことを、子ども達は知らない。今回の特別授業をとおして酪農家さん、乳業メーカーの方々から直接お話を聞き、飲んでいる牛乳はどのようにして自分達のもとに届けられるのか知ってほしい。そして学んだことを自分達から発信し、将来自分達が親になったときに子ども達にこの経験をとおして培った意識を伝えてほしい」と児童達への想いを話した。

乾乳期栄養管理と子牛事故対策:関東しゃくなげ会

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:30 PM ニュース
右から川島 千帆先生、小原 潤子先生、播谷 惠子先生

右から川島 千帆先生、小原 潤子先生、播谷 惠子先生

関東しゃくなげ会は6月12日都内で、第35回研修会を開催した。テーマは「産業動物獣医療の最新情報!!~乾乳期栄養管理と子牛事故対策~」だった。
研修会では、「乳牛の分娩前後の栄養状態と分娩後の繁殖機能回復」(帯広畜産大学畜産フィールド科学センター・川島 千帆先生)、「子牛への初乳給与と初乳製剤の使い方」(北海道立総合研究機構 畜産試験場 家畜衛生グループ 研究主査・小原 潤子先生)、「哺乳子牛下痢症の多発農家と未発農家における飼養管理の比較」(ちばNOSAI連・播谷 惠子先生)の講演が行なわれた。発表者全員が女性というのは始まって以来だという。
講演後の総合討議および質疑応答では、会場からも、さまざまな意見が飛び交った。また、日本全薬工業(株)の庵原 信子氏から、溶解性に優れた初乳パウダー「カーフサポートダッシュ」、離乳後の子牛のための混合飼料「カーフサポートエナジー」の説明が行なわれた。

地域と生産者に近い存在として:国農協乳業協会

2014 年 6 月 11 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:00 PM ニュース
挨拶を述べる幅田信一郎会長

挨拶を述べる幅田信一郎会長

一般社団法人全国農協乳業協会は、6月11日都内で、平成26年度定時総会を開催した。幅田信一郎会長は挨拶で「我々を取り巻く酪農情勢について、飲用向け牛乳の消費の減少、学校給食における牛乳の件、また生産コストの高止まり、TPP問題などによる生産基盤の弱体化など、困難なことがたくさんあるが、地域や酪農生産者と近い我々農協乳業としては、使命を十分に認識し、またその強みを活かしながら、今後も事業の運営を図っていかなければならない」と述べた。
なお、平成26年度は前年度と同様、製造・品質管理・販売・商品開発に関する人材育成の推進、製造技術・品質管理の向上、会員相互の連携強化の推進を重点事業として計画している。

乳用牛評価報告(牛群検定参加牛のうち総合指数上位100位)発表

2014 年 6 月 6 日

Filed under: — admin @ 5:37 PM ニュース

家畜改良センター改良部情報分析課は6月6日、平成26年5月27日公表の乳用牛評価報告2014-5月についてとりまとめ、「乳用牛評価報告(牛群検定参加牛のうち総合指数上位100位)」を発表した。

第1位は、
マウントプライス ブランデイ プラネツト ET:内田喜久男氏 所有(北海道枝幸町)
総合指数+5860、乳代効果+31万0975円、体細胞スコア2.45、泌乳持続性101

第2位は、
シーレーク ヒラリー デイ ジヤーデイン ET:?SEA-LAKE 所有(北海道湧別町)
総合指数+5780、乳代効果+28万8929円、体細胞スコア2.45、泌乳持続性99

第3位は、
Jリ?ド マウイ オ?マン ET:前原和明氏 所有(宮崎県えびの市)
総合指数+5555、乳代効果+24万8678円、体細胞スコア2.69、泌乳持続性101

第4位は、
シーレーク ヘンカシーン ピクシー ヒラリー:?SEA-LAKE 所有(北海道湧別町)
総合指数+5482、乳代効果+27万1290円、体細胞スコア2.24、泌乳持続性100

第5位は、
ウチ ジユリエツト ソレイユ OB ET:内田喜久男氏 所有(北海道枝幸町)
総合指数+5392、乳代効果+30万3711円、体細胞スコア2.46、泌乳持続性101

以下100位までは、同センターホームページにて紹介している。

(株)大正堂 創立30周年・創業90周年感謝祭

2014 年 6 月 5 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:30 PM イベント,ニュース

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栃木県を中心に北関東全域で動物油医薬品・資材のディーラーとしてシェアを誇る(株)大正堂(本社 栃木県那須塩原市 代表取締役会長 吉成 仁氏)が創立30周年・創業90周年を記念して、6月4日栃木県・敷島ファーム内において「感謝祭」を開催した。
当日は同社の提携する動物用医薬品メーカー・資材メーカー・商社による展示会場や加山雄三氏を招いてのコンサートなども開かれ地元の酪農生産者・関係者が多数来場し、創業90周年にふさわしい盛大なイベントとなった。イベント終了後は敷島ファーム内のホテル・フロラシオン那須にて記念パーティがおこなわれ、組合関係者、関連メーカー、獣医師など全国から多数の関係者がかけつけ記念すべき創立30周年・創業90周年を盛大に祝った。
(株)大正堂は、大正13年に合資会社 吉成大正堂として雑貨品・医薬品などの販売業として創業された。その後、栃木県内では開拓事業で酪農への入植が盛んになり、昭和28年に地元の獣医師のニーズもあったことから、動物用医薬品の販売を開始した。昭和59年に動物用医薬品のみを専門に販売する(株)大正堂を設立。栃木県内を中心に圧倒的な販売シェアを確立していたが、近年では群馬、茨城、と営業所を設け北関東全域に販売エリアを拡大。2013年にはさらに千葉営業所を設け動物用医薬品ディーラーとして更なる躍進を続けている。開会に先駆け代表取締役会長の吉成 仁氏より挨拶で「創業以来お客様の喜ぶ仕事を提供することをモットーとしてきた。今日まで歩んでこられたのもお客様である生産者、獣医師に支えられてきたことに尽きる。これからもお客様に誠意を尽くしていけば、そのまま答えは返ってくると信じて今後も変わらぬサービス提供に努めていきたい」と話した。同社では関東エリアでの業務拡大にともない若手の営業マンが多数採用し、記念パーティではひとりひとり自己紹介がされた。

新会長に羽田 誠一氏:日本アイスクリーム協会

2014 年 6 月 4 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:10 PM ニュース

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 一般社団法人日本アイスクリーム協会は6月3日都内で、定時総会および理事会を開催した。本総会および理事会では、平成25年度事業報告や平成26年度事業計画などを決めた。また、今回は役員改選期に当たり、会長には(株)ロッテアイス 専務取締役の羽田 誠一氏が選任された。
 総会後、懇親会の冒頭の挨拶で、新会長に選任された羽田 誠一氏は「会長職は初めてなので、大変緊張もしており、身が引き締まる状況である。アイスクリーム市場は苦しい冬の時代を乗り越え、売り上げが4000億円を超えている。直近の成長ぶりは目を瞠るばかりだと感じる。アイスクリームについては経験が浅いが、アイスクリームは無限の可能性を秘めていると認識している。今後高齢化などで新しい市場が創造できるのではないかと思う」と述べた。

今月の営農技術対策―北海道農政部

2014 年 6 月 1 日

Filed under: — djito @ 9:26 AM ニュース

北海道農政部 生産振興局 技術普及課は、6月の営農技術対策を発表した。

家畜飼養における「今月の重点項目」は以下。
・放牧地は草勢に応じた管理を行ない、放牧草の利用効率を高め、乾物摂取量の増加を図る。
・一番草の収穫時期となるが、朝・夕の個体観察時間を確保し、発情牛の発見に努める。
・「飼養衛生管理基準」に基づき、衛生管理区域内での消毒等を徹底する。
・親子同居の繁殖雌牛では、BCSや子牛の発育に応じて配合飼料を調整する。
・肥育素牛の導入時は環境への馴致と十分な観察(牛体、疾病等)を行なう。

乳牛においては、「農場の衛生管理」として以下の注意を呼びかけている。
ア 気温が上昇すると、感染症が蔓延しやすくなる。作業者の感染予防意識を高め、「飼養衛生管理基準」に基づいた衛生管理対策を徹底する。
イ 衛生管理区域への部外者の立ち入りや車両の通行を制限する。管理区域と住居との間には消毒ラインを設け、畜舎等の出入り口に踏み込み消毒槽を設置し、長靴等の消毒を徹底するとともに、部外者専用の長靴などを用意する。
ウ ハトやカラス、キツネなど野生鳥獣の牛舎内への侵入を防ぐためネットを設置する。また、飼槽や水槽周辺の衛生管理に努める。

他にも、「放牧管理」「飼養環境の向上」「搾乳衛生の徹底」「繁殖管理の徹底」についても注意点をまとめている。

詳しくは北海道農政部 生産振興局 技術普及課のホームページへ。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/gjf/index.htm

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