指定団体制度の維持を訴える
2016 年 6 月 1 日
中央酪農会議は6月1日の牛乳の日、都内で記者説明会を開いた。会見に先立ち迫田潔専務理事は、「牛乳の日にちなみ、生産者に酪農の現状や生乳の安定供給のために指定団体などが果たしている役割を再認識してほしい」と趣旨を説明した。 (more…)
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Comments (0)生乳の自主販売(アウトサイダー)組織である全国生乳自主販売協議会、および生乳の仕入れ販売事業を手がける株式会社MMJは5月22日、札幌市で「酪農新時代セミナー」と題して、生乳自主販売の事例やその背景などに関する説明会を行なった。
この説明会は十勝管内、根室管内に続き3回目の開催となるもの。
全国生乳自主販売協議会(群馬県)会長・井上信行氏は冒頭、「政府の規制改革会議で指定生乳生産者団体制度の見直しが取り上げられ、またMMJが北海道で急速に事業を広げるなかで、摩擦や意見の食い違いが見られることから説明会を開催した」と趣旨を説明。
その後、ちえのわ事業協同組合(根室管内別海町)理事長であり有限会社ジェイファームシマザキの代表取締役・島崎美昭氏、有限会社 田口畜産(十勝管内幕別町)代表取締役・田口廣之氏、株式会社MMJ(群馬県)代表取締役・茂木修一氏、北海道大学大学院農学研究院の講師・清水池義治氏、富士乳業株式会社(山形県)代表取締役であり有限会社ハッピーヒルファーム(岩手県)代表取締役・千葉一幸氏、東海牛乳株式会社(岐阜県)代表取締役・井尾行宏氏が、各立場からの経験や実態、提言などを語った。
MMJの茂木修一氏は、「規制改革会議は先の答申に『指定団体制度の廃止』を盛り込まなかったが、もともとそれは共販体制を否定するものではなく、加工原料乳生産者補給金がインサイダーのみに支払われることを見直そうというもの。答申の原文をしっかり読んで、現行制度の問題から目をそらさないでほしい」と語った。
さらに、バター仕向けと現行体制との関連にも言及し、「バターの製造コストを厳密に計算すると補給金がなくてもやっていけることがわかったのでMMJもバター工場設立を計画している。補給金がなくても計算が成り立つこと自体、今の体制に問題があるということだ」と解説した。
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Comments (0) 日本獣医生命科学大学のサークル「牛活jr.」は5月15日、「酪農を知ろう! プロジェクト」を開催した。同イベントは、牛を見たり触れたりする機会が少ない都市生活の消費者に対し、酪農に関心・興味を抱くきっかけを作ること、また酪農家の生の声を聞いて正しい知識を学ぶことを目的としたもので、同大学学生が消費者と酪農家を結ぶ架け橋になろうと企画した。牛活jr.代表の同大学動物科学科3年高橋帆乃佳さんは、「牛活jrは、昨年5月に行なわれた『酪農を好きになろう! プロジェクト』を企画した先輩方の“牛をもっと知ってもらおう”という志を引き継いで、昨年の10月に発足したサークルであり、今回はサークルとしての第1回目のイベント。イベントをとおして牛の可愛さを知ったり、酪農に興味を持つきっかけになれば私達も嬉しい」と挨拶で述べた。
同イベントでは映画「ひかりのおと」の上映や、参加者と酪農家の交流会が行なわれた。交流会では9人の酪農家と参加者が、それぞれ後継者ブース、女性ブース、お仕事ブースに分かれ、お互いの質問に答えるほか、さまざまな意見交換が行なわれた。高橋さんは「学生が酪農家と交流しつながる場を作りたいと思い、今回の交流会を企画した。サークルとして初めてのイベントでまだまだ課題はあるが、ゆくゆくは大学を代表するサークルに成長したい」と未来像を話してくれた。
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Comments (0) 牛展実行委員会は5月13~15日、都内で「牛展3」を開催した。牛展とは、動物としての牛の魅力を知り、牛をもっと身近に感じてもらうことを目的としたもの。牛展実行委員会は「都会の真ん中で牛の魅力に触れ、牛を好きになるきっかけになれたら」としている。当日は大勢の来場者で賑わい、北は北海道、南は沖縄県から足を運ぶ来場者もいた。
同展では、さまざまなジャンルで活躍するプロのアーティスト達による「牛」をテーマとした写真、絵画、イラスト、羊毛フェルト、墨絵など、多くの作品が展示された。また、自分をモデルにした牛の似顔絵をその場で描いてもらえる牛似顔絵のコーナーや、ミニカード作り、牛ブローチ作りなどのワークショップ、観客参加型の酪農劇なども行なわれた。チーズ・乳製品のコーナーでは、全国各地のチーズ工房から集められた24種類の個性豊かなチーズの販売が行なわれた。牛雑貨販売コーナーでは、牛展オリジナルグッズをはじめ、展示者の作品などの販売が行なわれた。来場者からは「牛好きにはたまらない」という声が多くあがった。
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Comments (0) 雪印メグミルク(株)は5月12日、都内で平成28年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は5783億2800万円(対前期増減率+5.2%)、営業利益140億400万円(同+49.3%)と、増収・大幅増益だった。乳価やロジスティクス費用のコストアップに対し、販売価格の見直しに加え積極的な広告宣伝や販売促進費用を投入したことなどが、主な増益要因としてあげられる。
セグメント別に見ると、乳製品、飲料デザート類において増収増益となった。とくに飲料デザート類においては、「ガセリ菌SP株ヨーグルト」をはじめとするヨーグルトの販売拡大に加え、デザートの販売も好調に推移し、製品構成が改善され大幅な黒字化を実現した。一方で飼料種苗は、酪農家戸数の減少を背景に減収減益となった。
また、今後の取り組みの重点カテゴリーとして、ヨーグルト、チーズ、機能性食品事業をあげた。具体的には、ガセリ菌SP株ヨーグルトを中心としたプロバイオティクスヨーグルトの売り上げの拡大、阿見工場の最大活用、マーケティング活動など継続的な経営資源の投入、新規分野(機能性食品事業)の事業拡大などがあげられた。
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Comments (0) 明治ホールディングス(株)は5月11日、都内で平成28年3月期決算説明会を開催した。発表によると同期の連結売上高は1兆2237億4600万円(対前期増減率+5.4%)、営業利益777億8100万円(同+50.9%)と、増収・大幅増益だった。
ヨーグルト、牛乳類、乳飲料をはじめとする発酵デイリー事業において、「明治プロビオヨーグルトR-1」は2015年10月および11月に発売した新商品が売り上げ拡大に寄与し、2015年4月に発売した「明治プロビオヨーグルトPA-3」は当初の売上目標を大幅に上回った。牛乳類の主力である「明治おいしい牛乳」は、料理素材としての活用を訴求する継続的な取り組みも奏功し、全ラインアップにおいて前期を上回った。
加工食品事業におけるナチュラルチーズは、カマンベールチーズの伸長がけん引し前期を大幅に上回り、プロセスチーズにおいてもスライスチーズが好調に推移し前期を上回った。
なお、平成28年3月期の集乳量は全国で133万6000t(前年対比99.5%)であり、うち北海道が85万9000t、(同99.9%)、都府県が47万6000t(同98.8%)であった。
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Comments (0)オルテック社は4月23日、アイルランドを拠点とする大手畜産ソリューションメーカーであるキーナン社の買収に合意したと公表した。
今回オルテックグループの一員となるキーナン社の買収は、2011年から進めている国際展開活動において14件目となる。
オルテック社は公表で、「技術・調査研究・農場用機械製造という異なるフィールドの統合を通じて、製品イノベーションを加速させ、顧客生産者へより高い価値を提供する」とした。キーナン社は引き続きアイルランドを拠点に、包括的な畜産ソリューションと動物栄養ソリューションをグローバルに提供する。
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Comments (0)サツラク農協(札幌市)のサツラク青年同志会は4月16日、石狩管内恵庭市で恒例の「春祭り」を開催し、多数が参加した。
この春祭りの発端は、44年前の昭和47年に第1回目が開催された「遊休農機具セール」にさかのぼる。
春を迎え、畑仕事が始まる前に、組合員各自が遊休農機具などを持ち寄り、オークション販売したのが始まり。
以後、ガレージセール、春祭りと名称を変えつつも、同農協組合員とその家族、同農協職員、関連企業などが集まり、農繁期前の一日を楽しく過ごす貴重なイベントとして受け継がれている。
開催にあたり米村光喜会長は、「今年は雪解けが早く、畑作業に向けて気ぜわしくなってきているが、今日一日は、春祭りをゆっくり楽しんでいただきたい」と挨拶した。
その後、協賛企業の展示ブースを巡回しながら提供商品を競りにかける「企業オークション」、同志会が仕入れた飼料添加剤や酪農機器・資材、電化製品など200点にも及ぶ多数の商品を入札や競り販売する「大オークション」が行なわれ、競り合いや落札金額に笑いと拍手で盛り上がった。
婦人同志会コーナーでは、ドーナツやコーヒーの無料提供、縁日、子ども抽選会などが行なわれ、子ども達も、思い出となる楽しい一日を過ごした。
なお、オークションによる売上の一部は、熊本県で発生した大地震による被災地への義援金にあてられる。
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Comments (0)日本ニュートリション(株)は3月28日、昨年の鹿島工場に続き、平成28年3月18日付けで飼料用プレミックス事業に関わる全事業所にて「ISO22000(食品安全マネジメントシステム)の認証を取得した」と発表した。
ISO22000は、フードチェーンのあらゆる組織を対象としており、食品安全衛生を認証する世界で最初の世界標準規格のこと。
同社は「今回、ISO22000を飼料用プレミックス事業に関わる全事業所に導入することにより、さらなる安全・安心を求め、提供するすべての飼料・飼料添加物を通じて畜産物の食品安全に寄与していく」と発表した。
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Comments (0)日本家畜人工授精師協会は3月25日、平成27年第4四半期(平成27年10~12月期)の乳用牛への黒毛和種の交配状況を公表した(中間集計)。これによると、黒毛和種の交配割合は全国で34.6%となり、35.8%であった前期より1.2ポイント減少、33.1%であった前年同期より1.5ポイントの増加となった。また北海道では20.7%(前期より0.4ポイント減少、前年同期より1.1ポイント増加)、都府県で50.4%(前期より3ポイント減少、前年同期より2.2ポイント増加)となった。
なお、前期(平成27年第3四半期)の集計結果によると、平成27年7~9月期の黒毛和種の交配割合は、全国で36.2%、北海道で20.7%、都府県で53.4%となり、都府県においては平成10年第3四半期の数値を上回り、過去最高の数値となった。
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