十勝管内のN農場は、子牛の換気方法を変更して、抜群の効果を得ています。
夏場は従来どおり、自然の風をなるべく通すのですが、問題は冬の換気です。
窓やカーテンの開け閉めをこまめにするのは大変な作業でした。
そこで一昨年、片方の切妻に吸気ファン、もう片方の切妻に吸気ファンを設置しました。ただそれだけでは上空の空気が真っ直ぐに抜けるだけですが、その途中にシーリングファンを数カ所設置し、上空の風を押し下げて、舎内の空気全体が攪拌されるようにしました。
すると、「アンモニアがすごくきれいに抜けていく」そうです。
そのおかげで、「子牛が咳でゴホゴホすることがなくなったし、敷料交換も5週間ごとでOKになった」と大喜びしていました。
しかも低コストで済んだそうです。
写真で、暗くしているのは暑熱対策です。
ビニール被っているのはヒーターで、冬になったら降ろします