新刊「ちょっとした酪農の話」–ちょっとした宣伝–その1

新刊「ちょっとした酪農の話」(永井照久著)は、一貫して酪農現場目線・牛目線での「ちょっとした話」が百話以上(見開き一話)。そのなかの一話を「ちょっとしたご紹介」で「ちょっとした宣伝」させていただきます。

●いつもの(P.18~19「PART 1スーパーカウたちのささやき」より)
《略》
乳牛たちの生活パターンを利用し、乳牛がとりたい行動を先回りして段取りするような管理が重ねられることは好ましいことでしょう。多くの牛が横臥に入る前にベッドメイキングがしっかりと終わっている、搾乳直後にはきれいな水槽が用意されている、そろそろ食べ終えようかと思う前にさっとエサ寄せが行われる、つなぎ牛舎での排糞の多くなりやすい時間帯の絶妙な糞かきなど、それらはあたかも見事なタイミングでお客様にサービスを行ってくれるハイクラスのレストランでのサービスに匹敵するかのような「おもてなし」で、これらは乳牛たちの生活満足度を高めることになります。
《略》

続きは、ぜひ本書をお買い求めください。
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https://dairyjapan.com/shop/products/detail/132

子牛の管理

先日、久しぶりに広島大学にお邪魔しました。テーマは子牛の管理について。
広島大学では、分娩後、すぐに子牛のリッキングをし、その後に初乳の搾乳。初乳はBrix計で品質をチェックし、即飲めるだけの量を給与していると言います(抗体量が少ないときは粉末初乳をブレンド)。
そして、移行乳など販売できない生乳をを中心とした全乳哺育に取り組んでいると言います。
初乳をしっかりと飲むこと、初乳給与後も数日間は移行乳を給与することは、消化管の絨毛発達にプラスの影響があると杉野利久教授は言います。
初乳給与の大切さ、今一度見直してみませんか?
それにしても、哺育舎に入ると、子牛達のかわいらしい姿にいつも癒やされます。すくすくと、元気に育ってほしいものですね。
ルポの様子は2022年2月号で。

年末年始休業日のお知らせ

 平素は格別のお引き立てをいただき厚く御礼申し上げます。
 弊社では、誠に勝手ながら下記日程を休業とさせていただきます。
 休業期間中にいただいたご注文・お問い合わせにつきましては、1月5日以降のご対応とさせていただきます。
 ご不便をおかけ致しますが、何とぞご理解の程お願い申し上げます。

 休業期間:2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火)
 通常業務:2022年1月5日(水)~

日々のモチベーションを保つには

先日、北海道札幌市にて酪農青年研究連盟主催、第72回日本酪農研究会が開催されました。さまざまな地区から総勢100名前後の参加者が集まり、久々の対面形式での大会となりました。

オンラインで発表、質疑応答をする方も交え、全国各地から酪農経営におけるさまざまな取り組みが発表され、刺激的な時間となりました。

今後、少しずつでもこのようにお互いのモチベーションアップになるような機会が訪れることを祈ると同時に、私も、負けじとモチベーションアップにつながる誌面を提供し続けなければ。と改めて気を引き締めました。

受賞された皆様、おめでとうございます!

業界初「消化液の河川排水処理システム」稼働

北海道江別市の(株)カーム角山(川口谷仁社長、経産500頭・未経産500頭)が、「バイオガスプラント消化液の河川排水処理システム」を稼働させました。
その背景には、消化液の余剰、過剰施肥があります。
同システムは、既存の消化液貯留槽1基を改装して内部を区切って、脱窒槽、BOD酸化硝化槽を設け、それぞれにエアレーター(表面曝気機)が装備されていて、消化液を河川放流基準まで浄化します。
これで消化液を圃場で有効活用し、余剰分は浄化処理して環境負荷低減できるようになりました。
※詳しくは来週発売のDairy Japan 12月号で。