「パソコンもいいけど、一番使っているのは、これかなぁ」と根室管内Yさんが指したのは繁殖管理板でした。
「一番目につくし、イメージでとらえることできるんです。この牛が妊娠した、あの牛はまたまた妊娠したというように、絵(その牛の姿)として自分の頭に入るんです」とのこと。
さらに、「あーこの牛、また搾乳牛舎に帰ってきてくれるとか、おーこの牛、前はけっこう乳を出していて、もう年だけど、また望めるかなとか、これ(繁殖管理板)を眺めながら想いにふけるんです」
「これを眺めていると、牛ってすごいなって思います。思わず抱きしめたくなる牛がいっぱいいるんです」と熱く語ってくれました。
無事に帰国!
皆さん、おはようございます!
さて、一昨日DJカナダ取材ツアーから無事帰国しました。
カナダでは辺り一面に広がる広大な土地には圧倒されっぱなしで、訪問する牧場はどこも大きくて、そして寒さで牛の鼻息がよくわかるのが印象的でした。
個人的には初の海外出張で、不安と緊張でいっぱいでしたが、とても貴重な経験をさせていただきました。
今回のツアーの内容は、のちのちご紹介していきますのでどうぞお楽しみに!
自動哺乳機
カナダ・アルバータ大学の農場で使われている自動哺乳機です。
この自動哺乳機はこれまでの哺乳ロボットとは異なり、個体を管理するペンに自動で向かい、それぞれの子牛に設定したミルクを給与します。
それぞれ哺乳が終わるとニップルは自動洗浄され、すべての子牛への哺乳が終わるとラインは自動洗浄されます。
個体管理でも哺乳ロボットが利用できる時代が来ました
カナダ取材ツアースタートです
本日から、カナダ取材ツアーが始まりました。
初日は、日本からカナダ・アルバータ州のエドモントンへの移動でほぼ終わりですが、明日から農場取材やアルバータ大学・大場先生の講演など盛りだくさんのスケジュールで進行します。
編集部では新たな撮影機材も導入し、誌面とWebをリンクさせた記事の発信を試みます。
お試し画像はこちらから。
ツアー中にも情報を発信しますので、お楽しみに!
【予約受付開始】若い酪農家が奮闘し気がついたこと…
Dairy Japan2015年1月号から12月号まで連載していただいた、「朝霧メイプルファームのスタッフ日記」の舞台、朝霧メイプルファームのリーダー、丸山純氏が連載をベースに一冊の書籍を出版します。
構想から約半年、「今までにない書籍を目指そう!」と、丸山氏と編集部で内容からデザイン、装丁までを丁寧に作り上げました。
今週から印刷に入り、3月中旬には発売できる見込みとなりましたので、一足お先にご案内します!
メイプルファームが直面してきた課題は何なのか。どう対応してきたのか。それがどのように牧場運営に活かされたのか。
すべて実例を交えて紹介しています!
本書は「酪農家だから書けた農場改善のヒストリー」。だからこそ、農場を改善したいあなたにおすすめの一冊です。
※3月15日ごろから順次発送予定です。お早目のご予約をお勧めします。
【概要】
新刊書籍
若い酪農家が奮闘し気がついたこと…
丸山 純:著
A5判/128頁 オールカラー
定価2,600円+税
「Chapter1:牛に優しい管理を:ハンドリング・ウェルフェア編」「Chapter2:安全で快適な職場に:マニュアル・労務管理編」「Chapter3:自分達でやってみよう:DIY編」の3部構成で、実際に酪農現場で行なわれたマネジメント改善や生産性向上、疾病率低下への取り組みを凝縮!
詳しくはこちらから!