北海道宗谷管内M牧場は、待機場で、牛にお湯(約40℃)を与えています。
「氷点下の厳寒期はとくに喜んで飲みます」と言います。
また、ディッピング剤は使用前に、お湯で温めて使っています(これも約40℃)。
「冷たいと牛もビクッとするからね」とのことでした。
カテゴリー: 取材後記
あー… 牛乳のみてぇ
サウスダコタ州での給与メニュー例
お家の1階に工房が!
今月の初めに取材で神奈川県平塚市へ行きました。
その帰りに、河内賢一さんが営む厚木市の小さな工房「牧歌」に寄らせていただきました。
ご自宅の中に乳製品の工房がありました。主な加工品は牛乳とヨーグルト。温かみのある懐かしい味でした♪とても美味しかったです。
裏には賞味期限だけでなく搾乳日も表示されています。河内さんは「本当の搾りたて、新鮮さを楽しんでほしい」とのことでした。
ご自宅から車で5分くらいのところに、ジャージーが2頭に羊が3頭いました。
学生の頃から大好きな乳製品を作っていたという河内さん。短い時間でしたが、その熱い想いを拝見致しました。今まで見た酪農とは一味違う、新しい形の酪農を見ることができました。
残飼や変敗サイレージも貴重な資源
9月18日付けDJニュース「繁殖技術の研究発表――石狩AI研修会」で既報のとおり、「牛糞尿は地域の資源~バイオガス~」と題して土谷雅明氏(株式会社 土谷特殊農機具製作所・専務取締役)が特別講演しました。
メタン発酵の利点として、環境に優しく臭気が少ないこと、消化液は肥効率が高く化成肥料の代替となること、糞尿をエネルギーに変換できることなどをあげ、バイオガスプラントのシステムを詳しく紹介しました。
また、糞尿のみならず、残飼や、変敗したり傷んだサイレージも資源となること、バイオガス発電は地域の重要エネルギー源となることなどを解説しました。
さらに課題として、地方ほど変電所の処理容量が小さいので、バイオマスが大量にあっても新設できていないことなども解説しました。