牛乳月間

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6月は牛乳月間です。全国各地で牛乳や酪農理解促進のイベントが行なわれています。それに先立って、5月31日に中央酪農会議主催の「六本木牧場」を訪れました。
搾乳体験(疑似)やクイズラリーなどが催され、多くの家族連れが六本木牧場を楽しんでいる様子がとてもほほえましかったことをおぼえています。
私も取材に息子を連れていき、取材の合間に各種イベントを楽しませていました。本人も「とても楽しかった」と大満足の様子。今月は、各地でそんな子ども達の笑顔が見れるかもしれませんね。
皆さんも、楽しいイベントの情報や報告があったら、ぜひDairy Japan編集部までお寄せください。
そして、皆さん一緒に牛乳月間を盛り上げましょう!

がらがら

ガラガラ

宗谷管内S牧場は、フリーストール牛舎(130ベッド)とミルキングパーラー(8頭アブレスト式)を自力施工(いわゆる手作り)で建てました。
試行錯誤しながら、使い勝手を良くしてきたので、各所にアイデアが盛りだくさんです。

写真はその一つで、搾乳が終わってパーラーから出た牛が、戻り通路の最後の部分で立ち止まって、なかなか進まないときのためのものです。
オイルの空き缶を、パーラー内から伸ばしたヒモでぶら下げて、ヒモを動かせばオイル缶がパイプに当たってガラガラ鳴るという仕組みです。
これで牛はスムーズに出ていきます。

酪農を好きになろう!

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皆さんおはようございます!

先日、都内にある日本獣医生命科学大学で「酪農を好きになろう! プロジェクト」というイベントが開催され、取材に行ってきました!

酪農家と学生の交流会
酪農家と学生の交流会

同イベントは、日獣大に入学した新入生を対象に、酪農への興味や関心を高めることを目的としたもので、酪農や牛が大好きな学生さん達が中心となって準備・企画したイベントです。
当日はドキュメンタリー映画「夢は牛のお医者さん」の上映会をはじめ、牛の写真コンテストや酪農家と学生の交流会などが行なわれ、合計約120人もの人々が参加されたとのこと!
主催者代表の碇谷のぞみさん
主催者代表の碇谷のぞみさん

主催者代表の同大学動物科学科4年の碇谷のぞみさんは「参加してくれた皆さんには今回のイベントをきっかけに、少しでも酪農に対して興味を持ってくれたら嬉しいです。また交流会に参加された酪農家さんと学生さんには、これを機に両者のつながりを持って、皆が今後もつながっていければ良いなと期待しています」と話してくれました。

Dairy Japan 7月号でも掲載されますので、皆さんぜひご覧ください♪

最新酪農システム

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今週発売のDairy Japan6月号では、栃木県のISM Farmを取材しました。同牧場は開業獣医師・磯日出夫氏が代表を務め、約65頭の経産牛を飼養しています。今年2月にGEA社製の搾乳ロボットを導入し、省力化と高位生産を目指しているところです。
そして、来月発売のDairy Japan7月号は「最新酪農システム」として、搾乳機械・施設メーカーイチオシの牧場を3軒紹介します。
畜産クラスター事業などで、最新の設備や機械が脚光を浴びています。ぜひ、最新酪農システムのユーザーの声をこれからの経営のヒントにしてください。

木造牛舎と鉄骨牛舎のコスト比較

木造牛舎

北海道根釧地域の一般民有林におけるカラマツ人工林の面積は約3万5000ha。
林齢30年を超えて利用段階に入ったカラマツ林が今、豊富な資源として蓄えられているそうです。

酪農専業地帯としては、それを牛舎に利用しない手はありません。
そこで根釧の両振興局は平成22年度からプロジェクトを立ち上げ、木造牛舎の利点や設計・建築方法などを解説した「木造牛舎設計提案書」を作成して配布したり、カラマツ材を使った牛舎の見学会を開催するなど、地材地消による木造牛舎の普及活動を行なっています。

そこで気になるのがコストです。
「建築費のみを聞いて、木造は値段が高いと思われがちだが、建築物のコストを考える際には、不動産取得税や固定資産税、火災保険料などを含めたライフサイクルコスト(生涯費用)を考えるべき」と根室振興局森林室は一例を示してくれました。

約2000平米の育成舎(十勝管内の公営牧場、260頭規模)を築後40年間で試算すると、木造のほうが鉄骨造より約400万円安価です。
そのなかで、とくに大きな違いは固定資産税で、約1300万円も木造のほうが安価となっています。

※詳報はDairy Japan 5月号で。