ET、OPU-IVF――もはや特別技術にあらず

OPU-IVF

あなたは、受精卵移植(ET)、そして体外受精(IVF)に対して、どのようなイメージを持っていますか?
もしかして、「特別な農場が、特別な牛で行なうもの」と思っているのでは?

7月25日付で既報の「OPU-IVF(経膣採卵-体外受精)」の取材記事が、来週発売のDairy Japan 10月号に載ります。
タイトルは「ET、OPU-IVF――もはや特別技術にあらず」です。
その内容は、ETやIVFが「特別な農場が、特別な牛で行なうもの」という固定概念を崩すとともに、「不妊で淘汰される牛を1頭でも多く救いたい」という熱い想いから、IVF卵を地元で作出し、ETの普及に取り組んでいる、北海道根室管内別海町の技術グループのお話です。

この取材で、ETやIVFが、いわゆる普通の(一般的な)技術になろうとしている“胎動”を感じました。受精卵だけに。

真夏に取材後のアイスがたまらない

今年、早くも9月に突入してしまいましたね。
暑さも幾分か和らぎ、夜は暑さにうなされることもなくなりました@東京。
北海道や長野では、2番牧草の収穫に入っているそうですね。
皆さんの地域では、今年の牧草の出来はいかがでしょうか?
今年は、エルニーニョが来るとか来ないとか、
天気予報に右往左往…現在、エルニーニョ現象は秋に可能性があるとの予報です。
ちなみに9月は全国的に気温は低くなることはないみたいです。
 

今年の夏は、北海道から東京へ戻った最初の夏となりました。
忘れかけていた猛暑、照りつける太陽から放たれる痛い日差し、
ジメッとする湿度、温められた風(温風)などに悲鳴をあげる日々でした。
8月8日のブログでもおわかりいただけると思います…。
夏生まれの私は、もともと夏大好きですが…堪えました。
 
さて、そんな暑い夏に取材したルポが掲載されたDairyJapan9月号が、
すでに皆さんのお手元に届いているかと思います。
 
私は、9月号の特集で栃木県那須町の桃井牧場さんにお伺いしました。
桃井牧場さんは、私が大学の牧場実習でお世話になったI牧場さんのご近所でした。
特集テーマは「乾物摂取量(DMI)を最大にするマネジメント」
エサ寄せや残飼チェック、喰い込みチェックなどの基本的なことを
シンプルに確実に行ない、TMRのメニューを0.5kg単位で微調整をする
その緻密さに、ただただ感激しました。
 
他にも、北海道や熊本県の有力牧場のDMIマネジメント術を紹介しています。
ぜひご覧になってみてください。

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取材後には、桃井牧場に併設されている「アイス工房ももい」さんにて
おいしい手作りアイスをいただきました。
大学の牧場実習の時に一度食べさせてもらった懐かしい記憶が蘇りました。

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季節限定のものも含め、12種類のフレーバーが楽しめますが、
私はもちろん「ミルク」です!!濃厚な口当たりに大満足です!!
この時だけは、温風も心地よく感じられました(笑)

取材の後はもちろん、ドライブの一休みにも最適なのは牧場アイスですね!!
 
※桃井牧場の近くには、りんどう湖や那須テディベアミュージアム、
那須ワールドモンキーパーク、トリックアートミケランジェロ館などの
観光地も多いことから、たくさんの人で賑わってほしいなと思います。

笑いあり!涙あり!

ついに8月に突入いたしました!皆さんいかがお過ごしでしょうか?

先月、全国酪農青年女性酪農発表大会の取材で仙台へ行って参りました。
全国から多くの酪農家さん、また関係者の方々が集まり、参加した皆さんにとって、とても貴重で有意義な時間となったことでしょう。
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会場の外では「酪農こどもギャラリー」の優秀作品や「酪農いきいきフォトコンテスト」の写真など、素敵な作品が飾られていました♪

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発表会は、ときに笑いあり、ときに涙ありで、聴き入ってしまうものばかりでした。発表者の方々はもちろん、応援の皆さんもとても素晴らしかったです!
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酪農家さんのひたむきな努力、牛への想い、家族への想い、そしてパワーを、改めて感じた2日間でした!!

 

 

 

OPU-IVF(経膣採卵-体外受精))

OPU

IVF

OPU(生体卵子吸引、経膣採卵)-IVF(体外受精)の取材です。

超音波画像モニターに卵巣が映し出され、卵胞が黒丸で見え隠れしています。
Y獣医師が、それを見ながら採卵針で卵子を吸引しています。
ミリ単位の術です。

その後は、卵子をラボに持ち帰り、きれいにして(ミクロン単位です)、
培養液にドロップイン。
そして23時間後に、培地(体外)で人工授精します。

「酪農は生命産業である」という先人の言葉が頭をよぎります。
ここまで技術が発達すると思っていたかどうかはわかりませんが。