ポジティブ&パワフル!

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先日、Dairy Japanで毎月掲載されている「酪農女性」の取材に行ってきました。
場所は愛知県田原市。海がとても近くて素敵なところでした。
写真は牛舎のなかです。とにかくキレイで臭いもなく、驚きました!

取材を受けてくれた女性は、とにかく明るく、話をしているとこっちまで笑顔になれる、とても素敵な方でした。
しかし、2年前に癌を患っていたとのこと。当時はネガティブな考えしかなかったけれど、あることをきっかけに希望が見えたとおっしゃっていました。
「あの頃の私がそうであったように、今の私を見て、癌で苦しんでいる方に希望を見つけてほしいです」と話してくれました。

Dairy Japan5月号で掲載されます。ぜひご覧ください。

やっぱり良質乳生産

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過日、酪青研東海協議会と関西協議会の会員に集まっていただき、座談会を開催しました。
エサ高やエネルギーコスト高で厳しい経営環境が続くなか、どのように酪農を続けるのかを話し合いました。
自家産後継牛の確保や自給飼料増産によるコスト安定化、事故率の低減など経営基盤の改善に話題は集中。さらに、都府県、とくに都市近郊の酪農にとって避けて通れない近隣との良好な関係作りも。その地で酪農を永続的に行なうために、近隣からの要望には積極的に答えていくというのが、都市近郊酪農の一つのあり方だと改めて感じました。
そして、話題は良質乳生産へ。ある会員からは「消費を落とさないようにできるだけ乳質の良い生乳を生産していかなければならない。そして良質乳を生産し続けることで、まだまだ生き残っていける」と言います。彼の牧場の乳質は、都府県でもトップクラス。カウコンフォートを高め、観察を怠らないのが良質乳生産の基本だと話します。
「牛を健康に、快適に飼う」――一番基本的なことではありますが、これが完璧にできれば、乳房炎をはじめとした疾病による廃棄や乳量ロスが減り、さらには消費者からも信頼を得られるというのがその考えのようです。
くわしくは3月下旬発売のDairy Japan4月号で。

オシャレな郵便ポスト

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北海道根室管内のK牧場の入口には、オシャレな郵便ポストが備え付けてあります。
そう、これは牛乳缶を利用したものです。
「昔はこれに搾った乳を入れて、水槽で冷やしていたんだよ」とKさん。
この牛乳缶は古い牛舎の2階から出てきたのだそうです。
それを奥さんのアイデアで、ホル柄の郵便ポストにしたのだそうです。

遠くを見るのが好き

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「一クラスに必ず数名、初めは馴染めない子や、お調子者がいるんです」と言うのは、ある哺育・育成センターの場長さん。
人間の保育園や幼稚園、学校と一緒ですね。
馴染めない子については、馴染めるクラスに編入させたり、特別ケアしてあげたりします。
お調子者については……「度が過ぎたら叱るんですけど」と、これも人間と一緒。
写真の牛は「高いところから遠くを見るのが好きな子」だそうです。
「ちょっと危ないんですけど、いつもそうなんです」とのこと。
こういう子(いや大人も)、人間にもいますよね。

現場の知恵&工夫「クリップの色で中身がわかる」

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北海道宗谷管内M牧場は、100円ショップで買ったカラフルな洗濯ポール用のクリップを、分娩後の乳を入れたバケツに挟んで識別しています。
「赤のクリップは初乳、オレンジは2回目の乳、緑は3回目の乳というようにしているので、クリップの色で誰でもバケツの中身がわかるから便利です」とのことです。