【全共】最高位賞は北海道更別村 天野洋一氏出品のセレブリテイ

最高位 経産4歳以上5歳未満(12部)の名誉賞は、エツセンス ゴールド アポロ エル ダーハム ET(北海道豊富町 栗城一貴氏出品)。
経産5歳以上6歳未満(13部)の名誉賞は、KWF サンチエリア ダーハム ビユー(北海道釧路市 株式会社敬和ファーム出品)。
経産6歳以上(14部)の名誉賞は、レデイスマナー MB セレブリテイ(北海道更別村 天野洋一氏出品)。
そして、最高位賞に輝いたのは、レデイスマナー MB セレブリテイ(北海道更別村 天野洋一氏出品)。

【全共】ジャージー種の部名誉賞決定

ジャージー

ジャージー種未経産牛の名誉賞は、クローバークリストフアー ロビン(北海道大樹町 株式会社松本牧場出品)。「輪郭鮮明で肋の開張が優れている」との審査講評。
ジャージー種経産牛の名誉賞は、アサナベ IT フオング ブリトニー(岡山県真庭市 筒井大悟氏出品)。「素晴らしい乳用性と乳器を兼ね備えている」との審査講評。

逆転の発想

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写真は静岡県のM牧場のフリーストール牛舎で横臥する乳牛です。
M牧場はオートスクレーパーや通路マットとの関係から、敷料をふんだんに使用することが難しいため、あえて敷料を使わない管理を選択しました。
そこで、柔らかく厚みのあるウレタン製のマットレスを使うことで、カウコンフォートを確保することにしました。
普段からきれいなベッドを保とうと、除糞を徹底していたMさんですが、「濃霧の日の除糞は湿度のためか、普段以上にベッドをきれいにすることができた」ことに気づき、以降、ベッドを水洗することを思いついたと言います。方法は、マット上にジョーロで水をかけ、通常どおり除糞し、その後に次亜塩素酸水を噴霧するというもの。通常の除糞作業にちょっとプラスするだけで、手間はあまり変わらず、それでいて体細胞数は低位安定したといいます。
「敷料を使えない」から得られた逆転の発想です。

牛部の活動

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6月26日のスタッフブログで紹介した、栃木県立那須拓陽高校の牛部を取材してきました。
1年生から3年生まで、22名の部員が放課後、搾乳や給飼、除糞などの一般管理をはじめ、毛刈りや調教、リードの練習などに励みます。
取材日は全共出品を目指して、入念な調整をしていました。
部員のほとんどは非農家の子弟で、高校に入ってから牛と触れ合ったというケースが多いといいます。
彼ら、彼女らが酪農について、そして牛について、どのような疑問を持っているのかもアンケート形式で協力してもらいました。
それらの疑問と、その回答は来年の1月号からDairy Japanでお届けする予定です。ぜひ、お楽しみに!

農場のベンチマーク

 みなさん、突然ですが「ベンチマーク」という言葉をご存じでしょうか? 位置を示す水準点を示し、転じて指標を指します。
 先のウィスコンシン州立大学の取材で、酪農のベンチマークについて講義を聞いてきました。ベンチマークには大きく、「内部」「経験則」「外部」の三つがあり、「内部」には過去の自分の経営や技術との比較、「経験則」には例えば、資産:負債の比率といった経営分析、そして「外部」は他の経営との比較があるといいます。
 自分と「同じサイズ」「同じ地域」「同じ経営スタイル」の農場のデータと、自分の経営データを比較して、経営のどこに弱点があるのかを客観的に知ることが、外部ベンチマークの利用価値です。ウィスコンシン州立大学では、酪農家向けのベンチマークソフトが無償で提供されていて、現在、約400軒の酪農家さんが情報を共有しています(http://cdp.wisc.edu/AgFAnew2.htm)。
 外部ベンチマークでわかった弱点を克服すれば、もちろん経営はもっと良くなるでしょうし、皆が弱点を改善していけば、次のベンチマークの機会には比較対象の成績が上がって、よりモチベーションも上がるのではないでしょうか。当然、地域全体の酪農が上向くでしょう。
 この取材を通じて、「こんなソフトが日本にもあったら」と、心から思いました。
 詳しくは9月下旬発売のDairy PROFESSIONAL Vol.3で!
 そうそう、この原稿を書いているとき、その昔、自作PCを組んでCPUのベンチマークテストをしたことを思い出しました。同じことを思い出された方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。