酪農総合研究所(酪総研)は、牧草地の植生改善が酪農経営に与える直接的経済効果を明らかにしていく調査研究に取り組んでいます。
Dairy Japan 3月号では、経営実証農家の具体的な取り組み内容や成果のうち、植生調査、主体草種の選択、収量調査について紹介しています。
※詳細はDairy Japan 3月号「実証 農場カイゼン~経営実証農家の取り組み その2~」(宇高健二氏 雪印メグミルク(株) 酪農総合研究所 酪農研究グループ 研究顧問)で。
酪農総合研究所(酪総研)は、牧草地の植生改善が酪農経営に与える直接的経済効果を明らかにしていく調査研究に取り組んでいます。
Dairy Japan 3月号では、経営実証農家の具体的な取り組み内容や成果のうち、植生調査、主体草種の選択、収量調査について紹介しています。
※詳細はDairy Japan 3月号「実証 農場カイゼン~経営実証農家の取り組み その2~」(宇高健二氏 雪印メグミルク(株) 酪農総合研究所 酪農研究グループ 研究顧問)で。
好評発売中のDairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)。
今回の特集は【美味しく安全な生乳を生産する】です。
その内容の一部をご紹介します。
●【特集 Part2】生乳は繊細なんです
美味しく安全な生乳――に必要不可欠なのが生乳検査だ。
北海道における生乳事故発生の現状はどうなのか? 異常風味はどういうときに発生するのか?
そして、その対策は?
生乳検査の専門機関である北海道酪農検定検査協会に聞いた。
■FFAは「おいしさ乳質」の指標
「当協会は平成29年10月から順次、FFAの分析値を生乳検査ごとにお知らせできるようになりました」
「FFAとは遊離脂肪酸(Free Fatty Acid)の略語で、生乳中の脂肪分解の程度を表すものです。脂肪分解が進むとランシッド臭の原因になります」
「今までは生乳検査の情報で、乳脂率、乳蛋白質率、無脂固形分率、細菌数、体細胞数、MUNなどを指標として『成分的乳質』や『衛生的乳質』をモニターしてきましたが、今後はそこにFFAを加えて、『おいしさ乳質』もモニターしていただきたいと思います」
※Dairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)のお買い求めは以下へアクセス。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/115
先週開催された酪総研シンポジウムで、石井三都夫氏(石井獣医サポートサービス)は、理想の分娩房について、以下のポイントをあげました。
・クロースアップに隣接している
・仲間を見られる
・単独になれる
・広い
・壁がない
・寝起きがしやすい
・清潔である
・水槽、給飼場がある
・できれば監視カメラ、吊り上げる施設もあると良い
さらに椋本正寿氏(北海道農政部・上席普及指導員)は、分娩房に“囲い”を設けると、その中で分娩する率が2倍に高まり、母牛は安心して分娩できることなどを紹介しました。
釧路管内のH牧場、ご自身が考案した「エサ(TMR)運搬用コンテナ」です。
フリーストール牛舎から、別棟の繋ぎ牛舎の牛に与えるTMRを、これで運びます。
フリーストール牛舎でTMR給飼のとき、このコンテナを牛舎から出てすぐの所に置いておき、ミキサーワゴンで飼槽端までTMRを落とし終わって外に出たら、このコンテナにも落とし入れる、という使い方です。
このコンテナは、スキッドローダーのロールフォークを差し込んで持ち上げて運搬します。
その際、リングでコンテナをロックしているので、そのままバラ置き場で中身を投げ落とす(ダンプ)ことができます。
このコンテナには約300kgのTMRが入り、1往復で作業が終わります。
TMRの残飼も、このコンテナに入れて育成牛舎に運びます。
「このやり方で労働時間の短縮につながっている」とのことです。
※詳報はDairy Japan 3月号で。
明けましておめでとうございます。
本年も Dairy Japan をよろしくお願い申し上げます。
酪農の魅力、乳業の魅力を、今年も精力的に発信していきます。
そこで早速、問題です。
Q チーズ1kgを作るためには、何kgの生乳が必要でしょうか
(ここでの生乳は乳脂肪率3.5%、無脂固形分率8.45%)
A これは、ご存知の方が多いかも。約10倍、約10kgの生乳が必要です。
Q では、バター1kgを作るためには、何kgの生乳が必要でしょうか
A これは、ご存知の方は少ないかも。約23倍、約23kgの生乳が必要です。
こうした、消費者の皆さんが「へぇー!」と関心を示してくれる、酪農・牛乳マメ知識。
ぜひ、「口コミ消費拡大」で使ってください。
《参考資料》
生乳換算計算表、「日本乳業年鑑」、日本乳業協会、2015