好評連載中!「牧場ケーススタディ」

朝霧メイプルファーム(静岡県)の牧場長である丸山純氏が、牧場が上手くまわる効果的な取り組みやアイデアを綴ってくれています。
現状を評価するための仕組み(牧場のモニタリング)、飼料添加剤や蹄浴剤の選び方、マニュアルの作成と更新、スタッフの評価制度、作業ミスの防止法、モチベーション・アップ法、そしてケーススタディ(実例)……等々。

Dairy Japan 最新号では、スマートフォンを使ったスタッフ間のコミュニケーション、便利なアプリとその活用事例などが紹介されています。
※詳細は、Dairy Japan 4月号「牧場ケーススタディ~コミュニケーションツール~」(丸山純氏 朝霧メイプルファーム)で。

朝霧メイプルファームHP www.maplefarm.jp/
朝霧メイプルファームFacebook https://www.facebook.com/asagirimaplefarm/

子牛の生来行動と学習行動を見抜くカウセンス

全国各地の酪農家の子牛を預かり、健康な初妊牛に育てて戻す――その管理技術とセンス、そして繁殖成績にも定評のある十勝管内のE育成牧場を取材させていただきました。

上牧された子牛は、まず、この若齢牛舎で飼養します。
この牛舎、手前半分の屋根は透明、奥半分の屋根は遮光になっています。
理由を聞いて、感激しました。

その理由とは、「子牛は明るい場所で草を食べ、暗い場所では残す」という経験則から。
「子牛は肉食獣に襲われやすいから、明るくて周囲がよく見えるところで草を食べ、お腹がいっぱいになったら安心できるところで寝る、という本能があるのだと思います」とEさんは言います。

子牛の生来(生まれながらの)行動と学習(生まれてから学ぶ)行動を見抜いて、それを現場に応用する見事なカウセンス(カーフセンス)に脱帽でした。

※詳報はDairy Japan 4月号で。

好評連載中「実証 農場カイゼン」

酪農総合研究所(酪総研)は、牧草地の植生改善が酪農経営に与える直接的経済効果を明らかにしていく調査研究に取り組んでいます。
Dairy Japan 3月号では、経営実証農家の具体的な取り組み内容や成果のうち、植生調査、主体草種の選択、収量調査について紹介しています。

※詳細はDairy Japan 3月号「実証 農場カイゼン~経営実証農家の取り組み その2~」(宇高健二氏 雪印メグミルク(株) 酪農総合研究所 酪農研究グループ 研究顧問)で。

生乳は繊細なんです

好評発売中のDairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)。
今回の特集は【美味しく安全な生乳を生産する】です。
その内容の一部をご紹介します。

●【特集 Part2】生乳は繊細なんです
美味しく安全な生乳――に必要不可欠なのが生乳検査だ。
北海道における生乳事故発生の現状はどうなのか? 異常風味はどういうときに発生するのか?
そして、その対策は?
生乳検査の専門機関である北海道酪農検定検査協会に聞いた。

■FFAは「おいしさ乳質」の指標
「当協会は平成29年10月から順次、FFAの分析値を生乳検査ごとにお知らせできるようになりました」
「FFAとは遊離脂肪酸(Free Fatty Acid)の略語で、生乳中の脂肪分解の程度を表すものです。脂肪分解が進むとランシッド臭の原因になります」
「今までは生乳検査の情報で、乳脂率、乳蛋白質率、無脂固形分率、細菌数、体細胞数、MUNなどを指標として『成分的乳質』や『衛生的乳質』をモニターしてきましたが、今後はそこにFFAを加えて、『おいしさ乳質』もモニターしていただきたいと思います」

※Dairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)のお買い求めは以下へアクセス。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/115

理想の分娩房とは

先週開催された酪総研シンポジウムで、石井三都夫氏(石井獣医サポートサービス)は、理想の分娩房について、以下のポイントをあげました。
・クロースアップに隣接している
・仲間を見られる
・単独になれる
・広い
・壁がない
・寝起きがしやすい
・清潔である
・水槽、給飼場がある
・できれば監視カメラ、吊り上げる施設もあると良い

さらに椋本正寿氏(北海道農政部・上席普及指導員)は、分娩房に“囲い”を設けると、その中で分娩する率が2倍に高まり、母牛は安心して分娩できることなどを紹介しました。