好評連載中「実証 農場カイゼン」

酪農総合研究所(酪総研)は、牧草地の植生改善が酪農経営に与える直接的経済効果を明らかにしていく調査研究に取り組んでいます。
Dairy Japan 3月号では、経営実証農家の具体的な取り組み内容や成果のうち、植生調査、主体草種の選択、収量調査について紹介しています。

※詳細はDairy Japan 3月号「実証 農場カイゼン~経営実証農家の取り組み その2~」(宇高健二氏 雪印メグミルク(株) 酪農総合研究所 酪農研究グループ 研究顧問)で。

3月号の読みどころ

皆さんこんにちは!

早速ですが、2018年3月号の読みどころをご紹介します。

3月号の特集は「これってどうですか? 酪農の働き方改革」です。

酪農家の1人当たり年間労働時間は約2200時間で、一般製造業よりも長いとわれています。加えて早朝や夜間作業を挟むため労働負担感が強いという特徴があります。そこで、各地の労働環境の実際や課題、その解決策はあるのか、現場の声を集めました。お見逃しなく!

ほかにも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください!

IoTは難しい?

写真は、先日お邪魔した静岡県のA牧場のフリーストール牛舎内の様子です。

A牧場は最近、牛床マットをウォーターベッドに更新したそうで、ご覧のように牛群がきれいに横臥する様子を見ることができました。

A牧場を訪ねたわけはウォーターベッドに更新したアフターを見るためではなく、デザミス株式会社が提供するUmotionの使用感を取材するもの。約1年使うなかで見えてきたもの、期待感などを聞きました。

詳細はDairy Japan5月号に掲載しますが、Umotionでは横臥や移動、反芻、採食、飲水など乳牛の行動を記録することで、さまざまな情報を得ることができます。カウタイム・バジェットを見える化するというのがわかりやすい表現かもしれません。これによって、発情はもちろん、各種疾病も早期に発見することができるというものです。

デザミスは「現状、センサーの実力は人にかなわない」と人の観察眼の高さを示しますが、社員間に観察眼の差があったり、労働力が不足して観察時間が満足に得られないといった状況では、力強いツールになりえると思います。

IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)といった言葉はどこか難しい印象を与えますが、使いやすく「調律」されたアプリケーションは、実にユーザーフレンドリーだと感じました。

蹄の話

みなさんこんにちは。

最近東京は少しずつ気温が上がって来ており、花粉の気配を感じ始めております。

先日ある所に取材にお伺いさせて頂きました。

テーマは蹄です。

 

SONY DSC

 

完治してそうですね。

ゲタを外す施術は初めて見ました。

詳しいことはデーリィジャパン5月号で紹介します。

ちなみに今デーリィジャパン4月号のルポを執筆中です!

お楽しみに。

生乳は繊細なんです

好評発売中のDairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)。
今回の特集は【美味しく安全な生乳を生産する】です。
その内容の一部をご紹介します。

●【特集 Part2】生乳は繊細なんです
美味しく安全な生乳――に必要不可欠なのが生乳検査だ。
北海道における生乳事故発生の現状はどうなのか? 異常風味はどういうときに発生するのか?
そして、その対策は?
生乳検査の専門機関である北海道酪農検定検査協会に聞いた。

■FFAは「おいしさ乳質」の指標
「当協会は平成29年10月から順次、FFAの分析値を生乳検査ごとにお知らせできるようになりました」
「FFAとは遊離脂肪酸(Free Fatty Acid)の略語で、生乳中の脂肪分解の程度を表すものです。脂肪分解が進むとランシッド臭の原因になります」
「今までは生乳検査の情報で、乳脂率、乳蛋白質率、無脂固形分率、細菌数、体細胞数、MUNなどを指標として『成分的乳質』や『衛生的乳質』をモニターしてきましたが、今後はそこにFFAを加えて、『おいしさ乳質』もモニターしていただきたいと思います」

※Dairy PROFESSIONAL vol. 10(Dairy Japan 2月増刊号)のお買い求めは以下へアクセス。
https://dairyjapan.com/shop/products/detail/115