異常が平常化? ホル初妊牛価格

「異常価格」「想定外価格」などと言われ続けている乳牛価格。
平成21年からのホクレン家畜市場での、ホルスタイン種初妊牛価格(月平均価格)の推移をグラフにしてみました。

平成25年までは「約50万円」というのが、いわゆる常識でした。それまでは40万円台の月も珍しくありませんでしたが、それは25年6月の48.8万円が最後で、26年から徐々に上がり始めました。
平成27年になると50万円台後半が続き、同年9月からは60万円超。
そして28年になると70万円超、同年10月は81.1万円、同年12月は95万円と急上昇しました。
昨年(29年)夏頃から80万円台中盤に戻りましたが、春産み需要で今年2月は100万超となりました。

「下がることは間違いない」と言われていますが、この先の動向が読みづらいものです。
ただし「この異常価格で経営感覚がズレないように」という警鐘は鳴らし続けておかなければならないのではないでしょうか。

好評連載中!「牧場ケーススタディ」

朝霧メイプルファーム(静岡県)の牧場長である丸山純氏が、牧場が上手くまわる効果的な取り組みやアイデアを綴ってくれています。
現状を評価するための仕組み(牧場のモニタリング)、飼料添加剤や蹄浴剤の選び方、マニュアルの作成と更新、スタッフの評価制度、作業ミスの防止法、モチベーション・アップ法、そしてケーススタディ(実例)……等々。

Dairy Japan 最新号では、スマートフォンを使ったスタッフ間のコミュニケーション、便利なアプリとその活用事例などが紹介されています。
※詳細は、Dairy Japan 4月号「牧場ケーススタディ~コミュニケーションツール~」(丸山純氏 朝霧メイプルファーム)で。

朝霧メイプルファームHP www.maplefarm.jp/
朝霧メイプルファームFacebook https://www.facebook.com/asagirimaplefarm/

4月号の読みどころ

皆さんこんにちは!

早速ですが、2018年4月号の読みどころをご紹介します。

4月号の特集は「生産性を高める計画育成」です。

初産分娩月齢を早めるだけでなく、経産牛になって以降も高いパフォーマンスを発揮してもらうための育成目標を設定することも育成技術の一つ。乳牛資源が不足する今だからこそ、高いレベルの育成技術を知っておきましょう。きっと子牛管理のヒントにつながると思います。お見逃しなく!

ほかにも酪農家さんの経営のヒントとなる記事や最近のニュース、皆さんが気になっていることなど、読んでためになる記事が、たくさん載っています。ぜひご覧ください!

本日発刊!『平成の日本酪農とこれから』

みなさんこんにちは!

本日、Dairy Japanの新刊『平成の日本酪農とこれから』が無事発刊となりました。
平成の日本酪農のメモリーについて解説、そしてこれからの日本酪農について考える1冊です。
平成の酪農を生き抜いた方、これからの日本酪農を担って行く方、必読の1冊です。

詳しい内容・ご注文はこちら

ぜひご一読ください!! 

バギー改エサ寄せ機

写真は宮崎県のY牧場で見つけたエサ寄せ機です。

4輪のバギーに塩ビ管を加工したプッシャーをつけた自作のマシンです。小回りが利き、スピーディーなエサ寄せが可能です。

このバギー改エサ寄せ機を見つけたのは、某研究会の研修先でのこと。研修に参加していた酪農家さんは、このエサ寄せ機に興味津々。うち数名は実際に跨らせてもらい、エサ寄せを体験していました。

「こんなエサ寄せ機が自分の牧場にあったら、エサ寄せのテンションが上がるね」と、口々に話していました。
機能性も抜群ですが、なによりも作業が楽しくなる、これが牛舎作業のモチベーション維持につながるポイントですね。