コントラ・オペレーター確保は喫緊の課題

2016 年 1 月 18 日

Filed under: — djito @ 7:44 AM ニュース

01

北海道十勝管内の全農協、ホクレン、十勝農協連、道農業公社、北農中央会、民間コントラクターなどで構成される十勝地区農作業受委託事業協議会は昨年末、コントラクター・オペレーターを募集するポスター(B2判)とパンフレット(A4判三つ折り)を作成し、農協、役場、ハローワーク、農業系の高校・大学などに配布した。

「会員が集まると、話題はいつも人手不足。多くのコントラクターがオペレーター確保に頭を抱えているのが現状だ」と同協議会の林敬貴会長は今回の取り組みの背景を話す。
さらに、「そもそもコントラクターという仕事があること自体、世間に知られていない」とも。

そこで、パンフレットでは「コントラクターって何だろう?」「コントラクターってどんな仕事をするの?」の見出しで、わかりやすく説明し、まずコントラクターが就職先の選択肢の一つであることを知ってもらい、そしてオペレーターを募集している内容にした。

「機械は買えば何とかなるが、その乗り手がいなければ、コントラクターは先が続かない。だから3年先を見据えて、今のうちに募集して、育成しておく必要がある」と林会長は人材確保が喫緊の課題であることを強調する。

03

宇都宮賞の表彰者決定―無量谷稔氏・竹山幸雄氏・内田喜久男氏

2016 年 1 月 8 日

Filed under: — djito @ 3:44 PM ニュース

宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は1月8日、「第48回宇都宮賞」の表彰者を以下の3氏に決定した。

●酪農経営の部無量谷稔氏(幌延町)
乳牛飼養頭数135頭(経産牛85頭)。高品質な牧草と栄養価の高いデントコーンの生産・給与によって、高泌乳を維持する一方で、乳飼比を34%から24%まで改善・向上させている。

●酪農指導の部竹山幸雄氏(豊頃町)
豊頃町農協の家畜人工授精師として長年にわたり高能力種雄牛の選定や受胎率の改善と向上に努め、組合員の経営の安定・向上を図ってきた。平成16年から26年までは北海道家畜人工授精師協会会長を務めた。

●乳牛改良の部内田喜久男氏(枝幸町)
乳牛飼養頭数116頭(経産牛61頭)。平成27年8月の遺伝評価は、牛群全体の総合指数の平均がプラス1897で上位1%以内にランクインするなど、わが国のインデックス界をリードしている。

表彰式は翁の命日に当たる3月1日に札幌市内で行なわれる。

酪農乳業は価値を競う時代に

2016 年 1 月 6 日

Filed under: — maetomo @ 3:29 PM ニュース

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日本乳業協会など乳業13団体は1月6日、都内で2016年合同賀詞交歓会を開催した。酪農乳業関係者1000名が2016年のスタートを祝った。
開会に際し日本乳業協会・川村和夫会長は挨拶で「昨年はTPP大筋合意などがなされるなど酪農乳業にとって厳しい年であったが、一方で光明を見い出した年でもあった」と振り返り、生乳生産が1%弱の増産に転じたこと、価格改定が行なわれてもなお、数量ベースで牛乳消費がプラスに動いたことなどを紹介した。
そして、2016年も引き続き酪農乳業がプラス志向でいくために、「酪農乳業の価値を業界自らが再確認すること」「酪農乳業が一体となって課題解決に当たること」「安全安心こそがすべての礎であること」の3点を意識することが大切だとした。このなかで川村会長は、「海外乳製品は本当に脅威なのだろうか。国産乳製品のニーズは極めて高く、ユーザーに価値は理解されている。なぜ怯え、不毛な価格競争が行なわれるのか。これからは価格ではなく、価値を競うよう変わらなければならない」と話し、国内の酪農乳業が外圧でつぶれることはないと強調した。

乳用牛への黒毛和種交配割合、都府県52.5%

2015 年 12 月 28 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:30 AM ニュース

※日本家畜人工授精師協会HPより

※日本家畜人工授精師協会HPより


日本家畜人工授精師協会は12月25日、平成27年第3四半期(平成27年7~9月期)の乳用牛への黒毛和種の交配状況を公表した。これによると、黒毛和種の交配割合は全国で35.8%となり、33.9%であった前期より1.9ポイント増加、35.1%であった前年同期より0.7ポイントの増加となった。また北海道では21.1%(前期より0.3ポイント減少、前年同期より0.1ポイント増加)、都府県で52.5%(前期より4.4ポイント増加、前年同期より1.5ポイント増加)となった。

【初妊牛相場】一段高で平均66万1000円―ホクレン家畜市場

2015 年 12 月 25 日

Filed under: — djito @ 3:15 PM 業界情報

相場12

ホクレン家畜市場の初妊牛相場12月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

12月については、出回り頭数は前月並み程度であったが、春産みが出回り始めたことから導入需要が活発化し、平均価格は66万1000円(前月比5万8000円高・前年比12万3000円高)と一段高での推移となった。

1月については、出回りの中心が春産みとなり、都府県を中心に導入需要が活発な時期となるが、導入への高値警戒感も想定されることから、保ち合いでの推移が予測される。

「北海道家畜アミノ酸研究会」第3回研修会開催案内

2015 年 12 月 21 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:53 PM セミナー開催案内,セミナー開催告知,ニュース

                    
北海道家畜アミノ酸研究会は、2月に秋田市で開催される「平成27年度日本獣医師会獣医学術集会年次大会」の関連集会として、同研究会の第3回研修会を開催する。
【日時概要】
日時:2月28日13:00~16:00(12:45開場予定)
会場:秋田キャッスルホテル4階矢留の間(第8会場)
参加費:無料(事前登録は不要だが、学術集会への参加が必要)
【主な内容(敬省略)】
シンポジウム(座長:鈴木 一由(酪農学園大)):「アミノ酸を理解して使う」
講演1:「アミノ酸の生理学的活性を理解する―各種アミノ酸の相互作用―」井上 博紀(日本動物特殊診(株))
講演2:「アミノ酸の利用法を理解する―アミノ酸栄養から製剤まで―」春野 篤(味の素(株))
事例報告(座長:芝野 健一(帯畜大)):「黒毛和種肥育牛へのL-アルギニン給与事例」松田 敬一(NOSAI宮城)

※研修会に関する問い合わせは事務局(酪農学園大学 鈴木 一由 TEL 011-388-4702)まで。
※2月28日18:00より会場近辺で情報交換会の開催を予定(会費制)。準備の都合上、参加希望者は下記まで連絡を。連絡先:あすかアニマルヘルス(岡田)TEL 03-5909-0450 FAX 03-5909-0470
E-mail:AAH-info@aska-animal.co.jp

1月に「米国コーン・アウトルック・カンファレンス2016」開催 アメリカ穀物協会

2015 年 12 月 14 日

Filed under: — djito @ 6:27 PM セミナー開催案内

アメリカ穀物協会は2016年1月26日に東京アメリカンクラブ(東京都港区)で標記カンファレンスを開催する。同時通訳付きで、参加費は無料。

●日時:2016年1月26日(火曜日)
 カンファレンス:13:00(12:30開場)から17:30(予定)
 レセプション:18:00から20:00(予定)
●場所:東京アメリカンクラブ B2F「マンハッタン」
 東京都港区麻布台2-1-2 TEL 03-4588-0381
●プログラム
演題1「アメリカ穀物協会トウモロコシ収穫時品質レポート2015/16」
 ケアリー・シフェラス(アメリカ穀物協会)
演題2「米国トウモロコシ生産者の展望」
 フィル・ウェニッヒ(オハイオ州トウモロコシマーケティングプログラム)
 ジム・バーチマン(ウィスコンシン州トウモロコシ促進委員会)
演題3「トウモロコシ生産、需給見通しと米国農業政策」
 マーティ・ルーカ(プロエクスポーターネットワーク主席アナリスト)
パネルディスカッション「米国産トウモロコシの現状と今後の展望」
●申し込み方法
2016年1月8日までに、社名、役職、名前、TEL、Emailアドレス、レセプション参加/不参加を明記のうえ、FAX(03-6205-4960)かEmail(grainsjp@gol.com)で申し込む。
●問い合わせ
アメリカ穀物協会 浜本または小野澤(TEL 03-6206-1041)

仕事の質と精度を高めるセミナー サツラク青年同志会

2015 年 12 月 12 日

Filed under: — djito @ 5:51 PM ニュース

サツラク

サツラク農協のサツラク青年同志会(川口谷仁会長)は12月12日、札幌市の本所で「仕事の質と精度を高めるためには具体的に何が必要なのか?」をテーマとした講習会を開催した。
講師は、農場コーチングで知られる山本浩道獣医師(宮崎県)。

講習会は、グループワークという参加型セミナーというスタイル。
各班に模造紙が配られ、そこに問題点や課題、考えていることなどを、参加者同士が話し合いながら書き落としていく「マッピング」という手法で行なわれた。

具体的には、紙の中心に「質と精度を高める」と書き、その周囲に「できない理由」「技術」「仕組み」「コミュニケーション」「意欲」「意識」と放射状に書き入れ、それぞれについて参加者が話し合いながら、実情や今までに行なってきたこと、今後やりたいことなどを書き落としていくというもの。

最後に、各班が、書き込んだマッピングを掲示して、話し合った内容を紹介し合った。
・目標をクリアしたらボーナスがもらえる仕組みがあればいい。
・家族同士でも「ありがとう」と言うと、がんばろうという気持ちになる。
・収益を上げることを共通目標としたミーティングが必要。
・ホウレンソウ(報告・連絡・相談)がきちんとできる職場にする。
・経営主と従業員の連帯感を深めたい。
・子が親に指示したいときには「申し訳ないけど」「ちょっとお願いしたいんだけど」と言うとスムーズにいく。
—-などの報告に参加者は興味深く聞き入った。

牛の最適管理をクラウドと人工知能で実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を発表 ファームノート

2015 年 12 月 7 日

Filed under: — djito @ 6:05 PM ニュース

スマートフォンやパソコンでの牛群管理ソフト開発・販売を手掛ける株式会社ファームノート(北海道帯広市、小林晋也社長)は、クラウドと人工知能を活用して、最適な牛の飼養管理を実現するウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を発表した。

ウェアラブルデバイスとは、腕や頭部など、身体に装着して利用することが想定された端末(デバイス)のこと。
「Farmnote Color」は牛群管理システム「Farmnote」と連携した牛用のウェアラブルデバイス。
「Farmnote Color」は牛の首に装着して活動データをリアルタイムに集取する。
「Farmnote Color」がゲートウェイを通じて牛の活動データをクラウドに保存し、人工知能が解析した牛の状態、例えば、発情や疾病徴候をスマートデバイスに通知することで最適な飼養管理を実現できる。

事前注文受付開始は2016年3月1日、発売日は2016年6月1日を予定している。
詳しくは以下へアクセス。
http://farmnote.jp/color/index.html

広島大学が1月に酪農家および関係者向けの技術セミナー

2015 年 12 月 4 日

Filed under: — djito @ 8:35 AM セミナー開催案内

広島大学 日本型(発)畜産・酪農技術開発センターは1月22日に、酪農家および酪農関係者向けの「酪農技術セミナー」を開催する。
日程・内容は以下のとおり。

●日時:2016年1月22日(金)13:00から16:00
●場所:広島大学生物生産学部C206講義室
 アクセス:http://www.hiroshima-u.ac.jp/seisei/access/index.html
●参加費:無料

●セミナー内容
1「移行期の栄養管理」
講師:大場真人教授(カナダ・アルバータ大学 酪農栄養学)
2「移行期の暑熱ストレスと光周期管理」
講師:杉野利久准教授(広島大学大学院生物圏科学研究科 家畜飼養学)
3「子牛の栄養・飼養管理」
講師:大場真人教授
4 質疑応答

●参加申し込み先
広島大学日本型(発)畜産・酪農技術開発センター
事務局:友次亜希子(E-mail:tomotsu@hiroshima-u.ac.jp)
メールは表題に「酪農技術セミナー参加申し込み」と記載する。
内容には、所属、氏名、連絡先(E-mail)を記入する。
●参加申し込み締切日:2016年1月10日

●問い合わせ先
広島大学大学院生物圏科学研究科
杉野利久(TEL 082-424-7956 E-mail:sugino@hiroshima-u.ac.jp)

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