畜産を取り巻く現状をテーマにセミナー開かれる

2011 年 10 月 25 日

Filed under: — maetomo @ 6:02 PM 未分類

伊藤忠・日本ニュートリション・バイオミン飼料畜産セミナー2011

伊藤忠商事と日本ニュートリション、バイオミン社は10月21日、東京の伊藤忠商事本社で飼料畜産物セミナーを開催した。セミナーでは穀物需給動向や穀物価格の将来予測、農業の6次産業化の現状、東日本大震災後の消費者心理の変化などが講演された。セミナーには飼料業界関係者など300名以上が参加した。
このなかで株式会社KSP−SPの山中正彦氏は「東日本大震災後の食品スーラーと消費者の変化」について講演し、量販店の売り上げデータを基に「震災直後の3日間に保存食の急激な伸びがあった」ことや「節電によって電子レンジで簡単に調理できる食品が売り上げを伸ばした」ことをあげ、震災前後の消費者心理の変化を説明した。

TPP参加に日本乳業協会は「賛同できない」との見解

Filed under: — admin @ 1:15 PM ニュース,提言

日本乳業協会はこのほど、
「TPPに関する乳業界の基本的考え方」を公表した。

関税撤廃が国内の乳業市場に与える影響を試算したが、
それによると、国が何も対策を講じないとしたら、
1:国産バター、脱脂粉乳が輸入品に置き換わり、国内工場は操業停止
2:安価な輸入乳製品を使った乳飲料などの製造で、生乳100%の牛乳、成分調整牛乳市場の一部がこれに置き換わる
3:国産ナチュラルチーズの殆どが輸入に置き換わり、北海道のチーズ工場は殆どが操業停止
4:そのため、北海道の生乳が飲用市場を席巻し、都府県の酪農・乳業は壊滅的な影響を受ける
と予測し、トータルとして市場規模は1兆4889億円まで減少する(2009年:2兆1785億円:経済産業省による)。

このため貿易の自由化、国際化の進展は日本経済にとって重要な課題と認識したうえで、「食糧安全保障の観点や地域雇用の確保の観点では、(中略)乳業界としてはTPPへの参加には賛同できない。慎重な対応を国に求める」としている。
詳細は同協会HPへ:http://www.nyukyou.jp/

「雌雄判別精液の受胎率向上」などを報告:畜産草地研究所主催の研究会で

2011 年 10 月 24 日

Filed under: — admin @ 8:42 PM セミナー報告

10月24日(月)、都内で「牛における人工授精の現状と今後の研究課題」をテーマに
研究会が開かれた(主催:畜産草地研究所)。全国から約130名が集まった。

開催挨拶で同研究所の松本光人所長は、
「人工授精は畜産で最も進んだバイオテクノロジー、イノベーションの成功例だが、
近年、初回授精受胎率は低下傾向にある。
それらを克服すべき今後の研究展開を議論したい」と述べた。

講演は、農水省畜産振興課の大藪武史氏が、乳牛における新たな改良増殖目標は、
1:10年後のイメージとして、遺伝子レベル解析で改良を進め、
2:チーズ向けのブラウンスイスや高脂肪率のジャージーなど多品種の改良の支援
3:泌乳持続性の高い、蹄や乳器の良い牛で生涯生産性を高める、
などを目標にした改良を推進させる、と解説した。

受胎率に関し、酪農学園大学の堂地修氏は北海道内の2つの地域の調査から、
頭数規模による平均初回授精受胎率の差は見られず、
繁殖における重要管理チェックシートなどの活用で、農家・技術者双方による、
各地域における酪農体系に適合した技術体制の充実が必要、と報告した。

北海道家畜人工授精師協会副会長の石塚隆司氏は、
発情兆候が明確でない牛が多くなり、適期授精が難しくなったことを踏まえ、
1:農場側は積極的早期授精を選択せざるを得ない状況にあり、
2:繁殖における農家、獣医師、授精師とのコミュニケーションが大切だ、
などと話した。

雌雄判別精液の利用では、リプロ・ETサポート(群馬県)の砂川政広氏は
カテーテルの深部注入により、経産牛でも受胎率50%超の事例を報告し、
判別精液の利用により、3年後の更新牛確保が予測できるので、
和牛や受精卵移植などの副次的生産部門を強化できる、などと報告。

関連して信州大学の濱野光市氏は、判別精液の技術を解説し、
今後の課題として、現在のフローサイトメーター法に替わり得る
判別精液の大量生産技術の開発が必要とした。

参加者からは「国の繁殖目標の柱がしっかりしないと、家畜改良ができない」
「受胎率低下の要因は、精液自体にも問題があるのではないか」などの声が出た。

同研究会は、25日(火)にも行われ、歩数計を用いた事例、機能性サプリメントを
活用した栄養管理による繁殖の向上、新規凍結法による繁殖向上技術の開発
などが報告される予定。(文責:関東支局)

なるほど。臭気がない

2011 年 10 月 21 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

冬を前に、堆肥・スラリー散布で忙しい時期ですね。
オホーツク管内のH牧場は、バイオガスプラントの消化液(発酵後の液肥)を散布しています。
消化液は「臭気がほとんどない」といわれています。
そこで、散布作業中のスラリータンカーの散布口に顔を近づけてみました。
すると臭気は、ほとんどありません。
ここまで臭気がないとは、驚きました。

ルーメン微生物などを解説:畜産草地研究所で公開デー、開かれる

2011 年 10 月 15 日

Filed under: — admin @ 7:39 PM ニュース

10月15日(土)、畜産草地研究所:那須拠点(栃木県那須塩原市)で、
公開デーのイベントが開かれた。

内容は、「研究成果の紹介」や「機械展示」、「体験(バターづくり」などで、
あわせて、3つの講演:
1 「遺伝子組み替えトウモロコシ試験について」
2 「牛の給食センター(発酵TMRについて)」
3 「草から燃料をつくる」
が行われ、それぞれ専門の研究者が分かりやすく紹介した。

中でも3の講演では、地球温暖化を防ぐために、
燃料になる可能性のある草として、エリアンサス(イネ科植物)に注目し、
その実用化に向け、試験中とのこと。

また、泌乳牛のルーメン内容物を顕微鏡を使い、
ルーメン微生物が活動する様子を大型TVに映し出し、
牛の胃の中での働き、などを解説した。

上から目線

2011 年 10 月 14 日

Filed under: — maetomo @ 6:16 AM 未分類

釧路管内のW牧場は、牛舎の上部から牛たちの様子を見わたせるようになっています。
普段とは違った「上から目線」で、牛たちの行動がよくわかります。
何時間でも見ていたくなります。

このような施設がなくても、梯子(はしご)などで、たまには「上から目線」で牛たちの様子を見ると、新たな発見があると思います。

栃木県で「酪農フェア2011」と「共進会」、開かれる

2011 年 10 月 8 日

Filed under: — admin @ 7:45 PM 共進会

10月8日(土)、栃木県・畜産酪農研究センターを会場に、
栃木県酪農フェア2011と県乳牛共進会が開かれた(主催:県酪農協会)。

同フェアでは、消費者とのふれあいゾーンとして、
県酪農青年女性会議による手搾り体験、バター作り、ミルク入り豚汁の提供、
酪農機器・施設の展示などが開かれ、多数の来場者で賑わった。
共進会の名誉賞は次の通り(審査員:山口寿典氏・十勝家畜人工授精所)。

☆経産:シニアチャンピオン(10部1位:BU)
パインツリー クリスマス サード ロイ ET(父ジョーダン)
那須烏山市 P-THREE 出品

☆経産:シニアリザーブチャンピオン(11部1位:BU)
プラントツリー AB ダンデイ ET(父ダンデイー ET)
日光市 植木靖氏 出品

☆経産:インターミディエイトチャンピオン(8部1位:BU)
ハーネスファーム ゴールドスター ルル(父ゴールドウイン)
那須塩原市 高塩久氏 出品

☆経産:インターミディエイトリザーブチャンピオン(7部1位:BU)
スノーライト バリバリ ロス B フタゴ(父ダーハム ロス 331 ET)
那須塩原市 眞嶋大輔氏 出品

☆未経産:ジュニアチャンピオン(2部1位)
タクヨウ ハッピー ゴールデン サンチエス(父ストーマテイク サンチエス)
那須塩原市 県立那須拓陽高校 出品

☆未経産:ジュニアリザーブチャンピオン(2部2位)
タクヨウ エルフィン キャシー ナナ(父マセラテイ ET)
那須塩原市 県立那須拓陽高校 出品

山口審査員は、「各部とも非常に好体型の牛を見せていただいた。
とくに経産牛は、体高・体長もあり、フレームサイズも十分あり、
乳房付着も高く強く、幅もあり、底面も平らで、県内牛群レベルの高さが伺われた」
と評した。(文責:関東支局)

 

柔軟な考えで、良質なサイレージをつくる

2011 年 10 月 7 日

Filed under: — maetomo @ 6:00 AM 未分類

雨が続き、2番草の刈り取りも遅れに遅れる最中、
デントコーンの根腐れ病の蔓延も心配されている十勝管内。
同管内にあるK牧場では、早めに刈り取ったデントコーンで、
写真ように、ある工夫をされていました。

同牧場では今年、デントコーンの収穫量が多かったため、
バンカーサイロに入りきらない分をスタックサイロで積み上げ、
その頂上にラップサイレージをきれいに並べて乗せています。
これは、収穫量が多くスタックサイロが高くなったことで起こる
タイヤショベルでの鎮圧の甘さをうまくカバーできるということ。
こうすることで、良質なコーンサイレージができるそうです。

普段とは違う状況になったときでも、まわりにあるものを利用して融通が利くと、
それだけで強いなと思いました。

都内駅前でTPP反対のパンフを17日まで配布

2011 年 10 月 6 日

Filed under: — admin @ 4:30 PM ニュース

日本酪農政治連盟は、10月4日から17日にかけて、
東京都内のJR線:新宿駅前、渋谷駅前で、
毎日、日本のTPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対の
パンフレットを配り、国民にTPPの意味を問いかけている。

「TPPを考える国民会議ニュース」に掲載の
オークランド大学(ニュージーランド)のジェーン・ケルシー博士の
講演要旨や農水省によるTPPに参加した場合の試算などを
クリアファイルに挟んで、道行く人たちに手渡し、
TPP参加反対への理解を求めている。

手応えは「頑張って下さい、という声もある一方で、
TPPに賛成という人もいる。まずは皆に知ってもらうことが大事」と
この活動に参加する酪農家や関係組織は語る。

なお、チェルシー博士の論は;
1:米国は交渉に圧倒的な影響力を及ぼす。
2:TPPの目的の一つは商業的な目的と投資分野、知財など。
3:もう一つは、加盟国間の規制の調和で、中国に対する均衡錘。
4:重要な争点は農業分野。
  米国は、TPPにおいて柔軟性を提供しようとは考えていない・・など。
また、同ニュースには、榊原英資氏(青山学院大客員教授)の
論考も掲載されている。 (文責:関東支局)

ホクレン家畜市場:9月の初妊牛平均価格は47万7000円

2011 年 10 月 3 日

Filed under: — djito @ 11:11 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・9月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

9月については、暑熱事故の更新等一定量の需要があった一方、受胎時期のズレから出回り頭数が増加傾向で推移したことから、平均価格は47万7000円(前月比1万円安・前年比2万6000円安)と若干値を下げる結果となった。

10月についても、下牧時期に入ることから出回り頭数の増加が見込まれるが、生産拡大に向けた需要も見込まれることから、保ち合いでの推移が予測される。

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