姉歯義宣氏・小岩政照氏・田中牧場に宇都宮賞

2018 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 5:59 PM ニュース

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既報(DJニュース1月11日)のとおり、宇都宮仙太郎翁顕彰会は3月1日、札幌市内で「第50回 宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。

「酪農経営の部」を受賞した姉歯義宣氏(中頓別町)は、「担い手や新規就農者が意欲を持って経営に取り組めるよう地域発展のために尽力していく」と挨拶した。

「酪農指導の部」を受賞した小岩政照氏(江別市)は、「乳牛に思い入れ・愛情、酪農経営に夢・希望・哲学を持っておられる酪農家の皆さんに付き添ってサポートすることが臨床獣医師の仕事だと思っている」と挨拶した。

「乳牛改良の部」を受賞した(有)田中牧場(清水町)の田中辰男氏と松原秀雄氏は、「牛作りに多くの時間・情報・技術を要したが、周囲の皆さんのお力添えで近年、すばらしい乳牛達に恵まれるようになった」と挨拶した。

ゲノミック・妊娠率・Webシステム

Filed under: — djito @ 12:30 PM ニュース

乳検研修会-3

北海道酪農検定検査協会が札幌市で開催している「検定関連研修会」の三日目(3月1日)は「検定情報活用研修会」で、3題の講演が行なわれた。

大澤剛史氏(家畜改良センター 改良部 情報分析課)は「ゲノミック評価・乳牛改良について」と題して、ゲノミック評価の方法やメリット、国内外の動向などについて解説。酪農家のゲノミック評価の利用方法として、1 牛群内すべての未経産牛のSNP検査を実施、2 上位何%から後継牛を残すかを牛群規模や経営方針などで設定、3 設定に応じて和牛・通常精液・性選別精液を利用、を解説した。

奥啓輔氏(トータルハードマネージメントサービス 獣医師)は「繁殖成績が生産性に与える影響を再考する」と題して、繁殖成績を良くすることで収益がどれだけ増えるかを、事例を基に解説した。そして、繁殖管理の目的は妊娠牛を多く得ることであると強調し、分娩間隔・空胎日数・受胎率の解釈の仕方、妊娠率〔授精率(発情発見率)×受胎率〕を高めるための具体例を紹介した。

橋口昌弘氏(家畜改良事業団 情報分析センター 電算課)は「~牛群検定~ポケカウ/繁殖台帳Webシステムについて」と題して、繁殖台帳Webシステムとポケカウの内容と機能、使い方などを紹介。検定農家はもちろん、検定組合・獣医師・授精師なども利用することで、効率的な酪農家支援が実現可能となることなどを解説した。

さらに一段値を上げ100万円超え ホクレン初妊牛相場 2月平均

Filed under: — djito @ 6:16 AM 業界情報

市場02

ホクレン家畜市場・初妊牛相場の2月集計(速報)が、ホクレン酪農部家畜販売課より発表された。

2月については、上場の中心が春分娩であり、新年度に向けた搾乳資源確保の需要により活発な取引が行なわれたことから、平均価格は100万9000円(前月比11万7000円高・前年比11万3000円高)と一段値を上げて推移した。

3月については、急激な出回り頭数の回復は見込みにくく、更新を中心とした需要の継続が予想されることから、相場は保ち合いでの推移が予想される。

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