【初妊牛相場】またまた高値記録更新で75.5万円――ホクレン家畜市場

2016 年 3 月 31 日

Filed under: — djito @ 1:23 PM 業界情報

相場03

ホクレン家畜市場の初妊牛相場3月集計分が、ホクレン酪農部・家畜販売課より発表された。

3月については、初妊牛の出回り頭数は減少傾向となり、引き続き春産み中心の出回りと導入需要の継続から、平均価格は75万5000円(前月比2万6000円高・前年比17万5000円高)と強含みでの推移となった。

4月については、一部夏産みが出回り始めるが、初妊牛の出回り頭数の急激な増加は見込めず、一定量の需要が見込まれることから、引き続き高値推移が予測される。

黒毛和種交配割合、過去最高:平成27年第3四半期

2016 年 3 月 30 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 3:00 PM ニュース

黒毛和種交配グラフ
※日本家畜人工授精師協会HPより

日本家畜人工授精師協会は3月25日、平成27年第4四半期(平成27年10~12月期)の乳用牛への黒毛和種の交配状況を公表した(中間集計)。これによると、黒毛和種の交配割合は全国で34.6%となり、35.8%であった前期より1.2ポイント減少、33.1%であった前年同期より1.5ポイントの増加となった。また北海道では20.7%(前期より0.4ポイント減少、前年同期より1.1ポイント増加)、都府県で50.4%(前期より3ポイント減少、前年同期より2.2ポイント増加)となった。
なお、前期(平成27年第3四半期)の集計結果によると、平成27年7~9月期の黒毛和種の交配割合は、全国で36.2%、北海道で20.7%、都府県で53.4%となり、都府県においては平成10年第3四半期の数値を上回り、過去最高の数値となった。

「JNCもーもーサミット」開催案内

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM セミナー開催案内

日本ニュートリション(株)は4月に北海道および熊本にて、「JNCもーもーサミット」を開催する。米国カリフォルニア大学獣医学部のJames Cullor氏を招聘し、乳牛のマネジメント管理および乳房炎をテーマとした内容になっている。
【北見会場】
日時:4月19日 11:00~14:30(10:30開場)※定員50名
場所:北見芸術文化ホール(きた・アート21) 2F大練習室
TEL 0157-31-0909
【帯広会場】
日時:4月20日 11:00~14:30(10:30開場)※定員50名
場所:帯広経済センタービル 6F研究室
TEL 0155-25-7121
【熊本会場】
日時:4月22日11:00~14:30(10:30開場)※定員50名
場所:グランメッセ熊本 2F中会議室
TEL 096-286-8000

■参加費:無料(昼食あり)
■申し込み方法:申込書に記入の上、FAXで申し込み。
■プログラム(予定)
講演:James Cullor先生(通訳:BIOMIN Japan(株)須永修氏)
11:00~12:00 「Dairy Dynamic Managementを考える」(James Cullor氏)
12:00~12:40 ランチ休憩
12:40~13:00 BIOMIN社および取扱い製品のご紹介(須永修氏)
13:10~14:10 カビ毒・エンドトキシンと乳房炎の関係(James Cullor氏)
14:15~14:30 質疑応答

【問い合わせ】
日本ニュートリション(株)セミナー事務局 鎌木まで
TEL 03-5771-7890 FAX 03-5771-7894
E-mail:seminar@jnc.co.jp

さらに十勝で6台ロボット搾乳牧場がスタート―(株)ユニバース

2016 年 3 月 29 日

Filed under: — djito @ 12:22 PM ニュース

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十勝管内陸別町の農家3戸が構成員となり立ち上げた共同法人(株)ユニバース(美濃島弘典代表取締役)の竣工式が3月28に、また現地見学会が29日に行なわれた。
同牧場には陸別町農協(西岡悦夫代表理事組合長)およびホクレンも出資している。

(株)ユニバースは520ストール牛舎。
その牛舎内は4ブロックに分かれていて、ロボット搾乳2台×3ブロック、アブレスト式ミルキングパーラー(4ポイント)が1ブロックという搾乳方式。
TMR自動給飼機が装備され、換気は密閉型の自動横断換気システム。

現在の乳牛飼養総頭数は433頭。
昨年夏から初妊牛を導入し、すでに約140頭が別施設で搾乳を始めており、それらを4月2日から搾乳ロボット牛舎に入れて稼働する。
今年11月に満床、平成31年に年間出荷乳量5000tを目標としている。
構成員3人+従業員5人+技術指導員(農協から出向)での管理体制。

同牧場および同農協は数年前から、農協が一緒になって地域と生産を育てていく計画を練ってきた。
今回それが実現し、将来を見据え、省力化を図るべくロボット搾乳方式とした。
牧場名は、同町が「星空の町」「オーロラの町」として知られ、日本最大級の天文台を有していることから、「宇宙、銀河」を意味する「ユニバース」と命名された。

十勝で7台ロボット搾乳牧場がスタート―(株)シントクアユミルク

2016 年 3 月 26 日

Filed under: — djito @ 4:57 PM ニュース

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十勝管内新得町農協(太田眞弘代表理事組合長)および同町の大型法人牧場などの出資による大規模ロボット搾乳牧場『(株)シントクアユミルク』(代表取締役は同組合長)の落成式が3月26日、同農協で行なわれた。

(株)シントクアユミルクは250ストール牛舎二棟からなる500頭規模。
一棟には搾乳ロボット4台、もう一棟には3台、そして両棟ともに自動換気システムが装備されている。
昨年12月からすでに初妊牛を導入し、2月から別施設で搾乳を始めており、それら約150頭を3月28日から搾乳ロボット牛舎に入れて生産開始する。
職員4人+研修生3人での管理体制。
今年中に400頭飼養、来年度には満床を目指し、近い将来に年間出荷乳量5000tを目標としている。

太田組合長は式典で、「シントクアユミルクは町の生産基盤の一翼を担うとともに、搾乳ロボット7台の生産システムでのデータ取得や、労働不足対策としての省力化モデルとしている。新規就農を目指す人達への研修や準備の支援を果たす機能も取り入れている。少しでも早く安定した経営となるよう、最大努力していく」と挨拶した。

北村一哉牧場長は本誌インタビューで、「ロボット搾乳はこれからの生産スタイルとして必需の一つ。ゆえに先進的に取り組み、多頭飼養そして研修牧場でもロボット搾乳が有効であることを示していきたい」と抱負を語った。

なお、牧場名は『歩む+ミルク』の造語で、『(未来へ)歩みゆく』という意味が込められている。

日本のチクサンを応援するWEBサイト「どっこいしょ ニッポン」OPEN!!

2016 年 3 月 18 日

Filed under: — maetomo @ 10:05 AM ニュース

どっこいしょ ニッポン

ZENOAQ日本全薬工業株式会社(本社:福島県郡山市、代表取締役社長:高野恵一)は、平成28年4月5日(火)から、日本の畜産業界を応援するWEBサイト「どっこいしょ ニッポン」をオープンすることになった。
PC・モバイルサイト/URL:http://dokkoisyo.jp

「どっこいしょ ニッポン」は、食の安心・安全を追求した国産畜産物の消費を促すとともに、畜産業界が抱えている高齢化と後継者問題などの課題について考え、畜産業のイメージUPと興味・関心を広げるためのWEBサイトマガジン。
サイトを通して一般消費者の皆様に日本の畜産の魅力を伝えるともに、畜産関係者と一般消費者との双方向のコミュニケーションの場となることを目的としている。

コンテンツは「はたらく」「たべる」「くらす」「つながる」の4つの切り口から、日本の畜産を盛り上げるための情報を発信し、コンテンツを訪れた畜産関係者、一般消費者それぞれの読者が、それぞれの視点から考え、理解していくための情報を配信していく。
【はたらく】チクサンに関わる仕事について紹介する「働」。
【たべる】チクサン物をより美味しく消費するための「食」。
【くらす】チクサンに関わる人の暮らしを紹介する「暮」。
【つながる】チクサンに関わる人の社会的活動を紹介する「つながる」。

この他にも各SNSにおいて専用サイトをオープン
【Twitter】https://twitter.com/dokkoisyonippon
【Instagram】http://instagram.com/dokkoisyo_nippon
【Facebook】https://www.facebook.com/dokkoisyo.web/

[どっこいしょ ニッポンに関するお問い合わせ]
〒963-0196 福島県郡山市安積町笹川字平ノ上1-1
どっこいしょ PJ事務局
Mail:dokkoisyo_web@zenoaq.jp

十勝管内TMRセンター同士の情報交換を密に 「十勝TMRセンター連絡会議」が発足

2016 年 3 月 15 日

Filed under: — djito @ 6:27 PM ニュース

十勝TMRセンター連絡会議設立総会

十勝管内のTMRセンター運営の安定、受益農家の生産性向上を目的とした『十勝TMRセンター連絡会議』の設立総会が3月15日、帯広市で開かれ、有志による発起人会はじめ、14のTMRセンター会員、関係団体・機関などから多数が参加した。

発起人代表の山本利浩氏(広尾町/(有)サンタドリームサプライ)は設立総会で、「十勝管内でも、北海道TMRセンター連絡協議会のような会員相互の交流や情報交換会を企画したいと思い、発起人を集い、意見を集約し、数回の発起人会を経て、今回の設立に至った」と挨拶した。
その後、規約、事業計画などの議案が満場一致で可決後、理事が選任され、役員が以下のとおり決定した(敬称略)。

●代表=山本利浩(広尾町/(有)サンタドリームサプライ)
●副代表=小林康紀〈更別村/(株)さらべつTMRセンター〉
●副代表=菅原誠志(JA上士幌町TMRセンター)
●理事=原淳(広尾町/(株)ピラオロ)
●理事=木村香(足寄町/(合)螺湾TMRセンター)
●理事=渡邊靖之(幕別町忠類地区/(農)ウエストフィードアシスト)
●事務局=斉藤恵介(JA新得町TMRセンター)

同連絡会議は今後、定期的に、会員相互の情報交換、情報収集、調査研究、従業員の知識・技能研鑽などの活動を企画し行なっていく。

個体平均乳量の高い乳検組合ベスト24――北海道

2016 年 3 月 2 日

Filed under: — djito @ 11:48 AM ニュース

北海道酪農検定検査協会が発表した昨年(27年1-12月)の年間検定成績(速報)で、経産牛1頭当たり乳量が1万kg超の検定組合は24組合だった。
高い順は以下のとおり。
(順位、乳検組合、乳量、戸数)

1 妹背牛町 11,499 1
2 富良野市 11,493 16
3 中札内村 11,014 23
4 斜里町 10,561 13
5 新得町 10,503 37
6 上士幌町 10,501 37
7 訓子府町 10,457 40
8 北広島 10,411 2
9 東山 10,388 3
10 更別村 10,352 35
11 浦幌町 10,311 30
12 湧別町 10,301 75
13 豊頃町 10,265 43
14 美瑛町 10,236 21
15 士幌町 10,200 69
16 占冠村 10,175 2
17 清里町 10,132 12
18 遠軽町 10,102 23
19 湧別町上湧別 10,090 30
20 丸瀬布白滝 10,072 10
21 遠軽町生田原 10,029 13
22 由仁町 10,027 8
23 北見市 10,023  6
24 旭川市 10,016 5

宇都宮賞――無量谷氏・竹山氏・内田氏を表彰

2016 年 3 月 1 日

Filed under: — djito @ 5:18 PM ニュース

宇都宮賞

宇都宮仙太郎翁顕彰会(北良治理事長)は3月1日、札幌市内で「第48回 宇都宮賞表彰式」を開催した。
宇都宮賞は、北海道酪農の父である宇都宮仙太郎翁の業績を顕彰し、かつ継承されることを念願し、翁の命日にあたる3月1日に功績者を表彰するもの。
今回の受賞者および主な功績は以下のとおり。

【酪農経営の部】無量谷 稔氏・幌延町(59歳)
乳牛飼養頭数135頭(経産牛85頭)。積極的な草地の整備・更新を進め、スラリーや良質な堆肥を活用した土壌改良に取り組んできたことにより、肥料の使用量を5年間で2割削減した。高品質な牧草と栄養価の高いデントコーンの生産・給与によって、高泌乳を維持する一方で、乳飼比を34%から24%まで改善・向上させている。
飼養管理や乳牛改良では、生涯生産性の向上を最重要視。管内で生涯生産性の記録更新牛を生産した。

【酪農指導の部】竹山 幸雄氏・豊頃町(61歳)
豊頃町農協の家畜人工授精師として長年にわたり高能力種雄牛の選定や受胎率の改善と向上に努め、組合員の経営の安定・向上を図ってきた。平成16年から26年までは北海道家畜人工授精師協会会長を務め、後代検定娘牛の安定的な確保を図るため、調整交配計画の実施、授精報告のとりまとめ、娘牛保留対策に至る一連の流れを確立した。
改良・育種の団体や組織の役員・委員などを歴任。乳牛改良推進の先導役として活躍した。

【乳牛改良の部】内田 喜久男氏・枝幸町(57歳)
乳牛飼養頭数116頭(経産牛61頭)。スーパーカウ(乳量2万kg超)を4頭輩出、7頭の検定済種雄牛を生産している。泌乳形質の遺伝的能力向上と併せて体型形質の改良を目指した交配を進め、雌牛NTPトップ100位に67頭がランクインしている。
平成27年8月の遺伝評価は、牛群全体のNTPの平均がプラス1897で上位1%以内にランクインするなど、わが国のインデックス界をリードしている。

牧場従業員という職業の良さを情報発信したい

Filed under: — djito @ 5:10 PM ニュース

ベストパフォーマンス2

昨日に引き続き、乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナーは第2部で、研究講演2題の後、意見交換会が行なわれた(3月1日、札幌市)。
その意見交換会は、乳用牛ベストパフォーマンス実現会議委員および研究講演者から、優良事例発表者に質問するという方式での進行。

「高泌乳(1万1083kg)と繁殖成績(分娩間隔395日)の両立のポイントは?」という質問に対し、湯浅氏(友夢牧場)は「両者は飼養管理の全体の流れで決まる結果なので、特別にこれをやっている、というものはない」と回答。
また、「どういうことに困っているか?」という質問に、同氏は、「従業員の募集・確保で苦労している。介護職を希望する若者は多いと聞くが、酪農も牛の面倒を見る仕事で、主に健康な牛を世話する仕事。牧場は、楽しく、やりがいのある職場であることを、もっともっと情報発信していきたい」と回答した。

「牛に負担をかけない成分乳質、衛生乳質の基準値とは?」という質問に対し、西部氏(十勝農協連)は、「十勝乳質改善協議会では、通年で乳脂率3.7%以上を確保するよう目標設定している。牛への負担、また乳牛の遺伝改良が乳蛋白質に重きを置く傾向にあることも考慮している。体細胞数については、乳質の指標ではなく、乳房炎防除対策の指標と位置づけとしたい」と回答した。

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