北海道の年間乳検成績速報値 M9306kg 前年比218kg増

2016 年 2 月 29 日

Filed under: — djito @ 8:57 PM ニュース

北海道酪農検定検査協会は2月29日、昨年(平成27年1-12月)の経産牛1頭当たりの年間検定成績(平均)速報を公表した。

乳量9306kg(前年9088kg、増減218kg、前年対比102.4%)
乳脂率3.96%
乳蛋白質率3.32%
無脂固形分率8.80%
体細胞数21.1万
体細胞数リニアスコア2.6
分娩間隔428日(前年430日、増減-2日)

乳量階層別戸数は以下のとおり。

1万1000kg以上 288戸(前年233戸)
1万kg代 781戸(前年639戸)
9000kg代 1123戸(前年1174戸)
8000kg代 1028戸(前年1111戸)
7000kg代 700戸(前年799戸)
6000kg代 321戸(前年371戸)
6000kg以下 92戸(前年122戸)

乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナー in 札幌

Filed under: — djito @ 7:28 PM ニュース

ベストパフォーマンス

既報の「検定員中央研修会」(2月29日)の午後から、家畜改良事業団は「乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナー」を開催した。

主催者の信國卓史理事長は開催にあたり、「どうやって生産効率を上げて、生乳生産量を増やしていくかは、一律ではいくものではない。したがって、個々、地域、関係者など各自が、自分の問題としてとらえ、実行していくことがベストパフォーマンス実現となることを期待している」挨拶した。

その後、乳用牛ベストパフォーマンス実現会議座長の阿部亮氏(畜産・飼料調査所御影庵)が「乳用牛ベストパフォーマンス実現のために」と題して基調講演。
牛を健康に飼養して供用年数を延ばすための技術、繁殖を良くして後継牛を増やしていくための技術を整理し、PDCA(計画・実行・点検・改善)サイクルにまとめて解説した。

その後、「乳用牛ベストパフォーマンス実現マニュアル」(家畜改良事業団)、「アニマルウェルフェアの考え方に対応した乳用牛の飼養管理指針」(畜産技術協会)の内容が解説された。

さらに、乳用牛ベストパフォーマンス優良事例として、以下の3題が発表された。
「みんなが幸せになる酪農経営を!」新得町・友夢牧場 湯浅恵次氏
「ロボット搾乳、家族一丸となっての挑戦」美瑛町・ベイリッチランドファーム 浦薫氏
「十勝酪農の発展過程を振り返る」十勝農協連 西部潤氏

明日3月1日は、乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナーの第2部として、以下の研究講演が予定されている。
「乳用牛のベストパフォーマンス向上による経営改善」酪農学園大学 中田健教授
「牛群検定をいかに増加させ、普及を行なってきたか」大山農協 今吉正登課長

乳検40周年記念大会 優秀検定員、優良検定農家、優良検定指導者を表彰

Filed under: — djito @ 7:02 PM ニュース

検定員中央研修会

北海道酪農検定検査協会および乳用牛群検定全国協議会は2月29日、札幌市内で「検定員中央研修会」を開催した。
牛群検定農家および検定員はもとより、乳検関係者ら、約400名が参加した。
乳検は今年度で40周年を迎えたことから、各種の表彰、乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナーなど、記念事業を併催した。

検定員中央研修会では、「なぜ、今ベストパフォーマンスなのか」と題して、農水省畜産振興課の藁田純課長が講演。酪農・乳業をめぐる情勢、TPP関連対策の概要、牛の能力を発揮するために必要なこと、などを解説した。

その後、平成27年度、優秀検定員、優良検定農家、優良検定指導者の表彰式が行なわれた。
受賞者は以下のとおり。

【優秀検定員(8名、敬称略)】岩瀬一寿(美瑛町乳検組合)、三浦やよい(日高町乳検組合)、石坂景子(豊頃町乳検組合)、千葉一男(鶴居村乳検組合)、志田一子(道東あさひ農協)、福江智子(北見市乳検組合)、田宮哲(佐呂間町乳検組合)、瀬尾匠(宗谷南乳検組合)

【優良検定農家(13名、敬称略)】市川勝利(石狩南地区乳検組合)、小川繁雄(中空知乳検組合)、ベイリッチランドファーム(美瑛町乳検組合)、畠山洋弥(ようてい乳検組合)、佐橋和哉(長万部町乳検組合)、堀弘幸(胆振東部乳検組合)、小池孝義(静内乳検組合)、友夢牧場(新得町乳検組合)、廣瀬女公美(阿寒乳検組合)、中川佳代(道東あさひ農協)、越智豊(湧別町乳検組合)、栗城一貴(北宗谷農協)、富樫直敏(幌延町乳検組合)

【優良検定指導者(5名、敬称略)】山崎明夫(そらち南乳検組合)、宮崎茂(ようてい乳検組合)、西部潤(十勝農協連)、高橋英穂(計根別農協)、伊藤正英(猿払村乳検組合)

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.