乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナー in 札幌
2016 年 2 月 29 日
既報の「検定員中央研修会」(2月29日)の午後から、家畜改良事業団は「乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナー」を開催した。
主催者の信國卓史理事長は開催にあたり、「どうやって生産効率を上げて、生乳生産量を増やしていくかは、一律ではいくものではない。したがって、個々、地域、関係者など各自が、自分の問題としてとらえ、実行していくことがベストパフォーマンス実現となることを期待している」挨拶した。
その後、乳用牛ベストパフォーマンス実現会議座長の阿部亮氏(畜産・飼料調査所御影庵)が「乳用牛ベストパフォーマンス実現のために」と題して基調講演。
牛を健康に飼養して供用年数を延ばすための技術、繁殖を良くして後継牛を増やしていくための技術を整理し、PDCA(計画・実行・点検・改善)サイクルにまとめて解説した。
その後、「乳用牛ベストパフォーマンス実現マニュアル」(家畜改良事業団)、「アニマルウェルフェアの考え方に対応した乳用牛の飼養管理指針」(畜産技術協会)の内容が解説された。
さらに、乳用牛ベストパフォーマンス優良事例として、以下の3題が発表された。
「みんなが幸せになる酪農経営を!」新得町・友夢牧場 湯浅恵次氏
「ロボット搾乳、家族一丸となっての挑戦」美瑛町・ベイリッチランドファーム 浦薫氏
「十勝酪農の発展過程を振り返る」十勝農協連 西部潤氏
明日3月1日は、乳用牛ベストパフォーマンス実現セミナーの第2部として、以下の研究講演が予定されている。
「乳用牛のベストパフォーマンス向上による経営改善」酪農学園大学 中田健教授
「牛群検定をいかに増加させ、普及を行なってきたか」大山農協 今吉正登課長
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