プロバイオティクス製品などが好調で大幅増益:明治

2013 年 5 月 15 日

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 明治ホールディングスは5月14日、都内で平成25年3月期決算を発表した。発表によると同期の連結売上高は1兆1265億円(前期比101.6%)、営業利益258億円(同28.1%)と増収・大幅増益だった。
 同社は市乳、とくにヨーグルト、プロバイティクス製品が堅調に推移し増収増益を牽引した。同期のヨーグルト部門の売上は1414億円で123.5%、プロバイオティクス製品は570億円で153%と好調だった。25年度もプロバイオティクス市場は伸長すると見込まれ、同社も「R1ヨーグルト」「LG21」などの拡売を視野に入れている。
 24年度の集乳量は北海道が86万1000t(103.7%)、都府県が51万9000t(101.5%)で全国で138万t(103%)だった。

原料乳コストなどを吸収できず減益:森永乳業

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 森永乳業は5月14日、都内で、平成25年3月期の決算を発表した。発表によると、同期の売上高は約5920億円(前期比102.2%)、営業利益102億円(前期比77.1%)で、増収減益だった。また、同期の連結経常利益は、前期と比べ26億円減の106億円だった。
 ヨーグルトやプリン、流動食が好調で売上は拡大したが、原料乳価格の上昇、競争激化による販売促進費の増加ぶんなどをカバーできず、減益となった。
 同社は、ヨーグルトやチーズでの売上拡大、商品構成の改善、販売促進の効率改善等で、25年度は売上高5980億円、営業利益115億円の増収増益を見込んでいる。
 また、三浦幸男専務取締役は会見で、「25年度は輸入原材料価格が上昇基調にあることから、当社グループの原材料コストも上昇する見込み。これを吸収するため、収益力の向上につながる売上拡大とローコストオペレーションなど自助努力を進めることを重点課題として取り組む」と述べた。
 なお、24年度の集乳量は全国で82万5000t(101.7%)、北海道49万8000t(104.2%)、都府県32万7000t(100.9%)だった。

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