家畜改良事業団は8月2日、平成23年度乳用牛改良対策事業
(通称「牛群検定の試行」)として、牛群検定試行農家を募集することを発表した。
本事業は、平成11年度から19年度まで国の補助事業で実施されていたもので、
参加した農家の牛群検定継続率が80%以上と極めて高いことから、
補助事業が終了した後は同団が独自財源で実施しているもの。
今年度も実施することとし、牛群検定未加入農家を対象に、
牛群検定への加入促進を図っている。
牛群検定は、月に1回、検定員が酪農家の搾乳に立ち会いし、
乳量、乳成分サンプル、繁殖状況、飼料給与などを調査し、
その分析結果を酪農家にフィードバックする事業で、
全国の酪農家でおおよそ半数の酪農家が参加する酪農経営を向上させるツール。
本事業は、牛群検定にかかる費用(サンプル検査料、検定員経費、
農家指導費など)を最大6カ月間助成し、無料で牛群検定を体験できるもの。
「牛群検定の試行」に参加すれば、牛群検定データをパソコンや
携帯電話で利活用できる「繁殖台帳Webシステム」(参照:http://liaj.lin.gr.jp)
も無料で使用できる。
本事業における実施要領についてはこちらをご参照ください。
【問い合わせ】
(社)家畜改良事業団・電子計算センター
TEL 03-5621-8921 FAX 03-5621-8922
E-mail:toiawase@liaj.or.jp