酪農学園大と北海道ホルスタイン農協が連携・協力協定を締結

2010 年 2 月 19 日

Filed under: — djito @ 3:07 PM ニュース

酪農学園大学および同大学短期大学部と北海道ホルスタイン農業協同組合は2月19日、包括的連携と協力に関する協定を締結した。
この協定は、乳牛改良分野における基礎教育において、相互の技術と情報を共有することにより、優れた人材の育成に向けた教育・研究を推進していくことを目的としたもの。

具体的には、同大学の授業や実習に同農協からの講師派遣、同農協の研修会に同大学からの講師派遣、同農協が実施するジャッジ研修会、リードマン研修会、サクセッサープログラムなどに同大学の学生参加を推進し単位認定も検討する、乳牛改良に係わる教育プログラムの開発協力、経営情報・技術情報サービスの連携協力、乳牛改良講座の創設、道内学生ジャッジングコンテストの開催などを計画している。

協定締結にあたり、同大学学長・谷山弘行氏は「この協定が今までなかったことが不思議な気がする。卒業生や同窓生の想いが、この協定のなかで集約されることになる」、同農協代表理事組合長・北良治氏は「今年は全日本ホルスタイン共進会が北海道で開催される。その年に、両者が連携・協力を深めることになり、感慨深いものがある」と挨拶した。

子宮・卵巣・胎子が3D画像で見られるようになった

Filed under: — maetomo @ 6:00 AM 未分類

北海道アルバータ酪農科学技術交流協会主催の海外農業技術セミナーが2月16日、酪農学園大学(北海道江別市)で開催された。
今回は、「牛から卵子まで/繁殖機能を超音波画像に映し出す」と題して、カナダ・サスカチワン大学・獣医学部のグレッグ・アダムス教授が講演した。

「最近の20年間の超音波画像診断法は、静かな革命をもたらした」と同教授は語り、子宮の画像、卵巣の画像、胎子の画像などを映し、診断方法などを解説した。
そして、早期妊娠診断として20日目で高い正診率が得られていること、胎子の性別診断は55?60日で正確に診断できること、画像をコンピュータ分析することで、発情周期の段階がわかること、卵胞内の卵子も見られることなども紹介した。

また、子宮内の3D画像も紹介し、「近い将来、リアルタイムの3D画像によって、牛が発情周期のどの日にいるかということを、1回の検査で正確に診断できるようになる」と語った。

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