ホクレン家畜市場:1月の初妊牛相場は52万4000円と強含みで推移

2010 年 2 月 1 日

Filed under: — djito @ 2:11 PM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・1月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

1月については、春産み中心の出回りとなったことで、平均価格52万4000円(前月に比べて3万3000円高・前年同月に比べて1万1000円安)と強含みで推移している。

2月についても、引き続き春産み中心の出回りとなることから、堅調な相場展開が予測される。

酪農教育ファーム「平成21年度認証研修会」開催される

2010 年 1 月 22 日

Filed under: — admin @ 2:11 PM セミナー報告,業界情報

(社)中央酪農会議による平成21年度酪農教育ファーム「認証研修会」が1月21・22日に開催され、全国の認証牧場約60名が参加した。

21日は、オリエンテーションで「酪農教育ファーム認証牧場における安全・衛生の基準」として千葉県農業共済組合連合会・家畜部・保険課課長・長谷川隆氏、同・南部家畜診療所係長・溝本明子氏が、体験活動をするうえで注意すべき安全・衛生のポイントなどを、事例を交えながら紹介。
また、酪農教育ファーム認証実践事例として、青森県のABITANIYAジャージーファーム・安原栄蔵氏と五所川原市立一野坪小学校・鳥谷部宮子教諭の体験事例が紹介された。

22日は、「子どもたちとのコミュニケーションを学ぶ」と題して、ファシリテーター青木将幸氏(青木ファシリテーション事務所代表)を招き、酪農体験学習における子供たちとのコミュニケーション手法について学ぶために、アイスブレイクなどの参加型手法や、体験学習のビデオ映像を見ながら改善点を一緒に探り出すワークショップなどが行われた。

「街の牛乳屋さん」に総合食料局長賞:2009年度優良食品販売店コンクールで

2009 年 12 月 24 日

Filed under: — admin @ 7:10 PM 業界情報

財団法人食品流通構造改善促進機構はこのほど
2009年度の「優良食品販売店コンクール」を開いた。
これは、創意工夫でお客様の支持を得ている小売店を表するもの。

今年のコンクールでは、農水省総合食料局長賞に、
新潟県の牛乳販売店・有限会社大樹販売(菊池克典社長)が輝いた。

同店は豪雪地帯にあり、雪の中でも、一軒一軒の手渡しで牛乳を宅配。
店内は、赤いユニフォーム姿の若い女性が活躍中。
地元FM放送でもPRし、催し事には無料で牛乳を提供するなど、
地域に溶け込んだコミュニケーションづくりで
顧客の支持を得てきた活動が評価されたもの。

同店の内容は下記をご覧下さい。
http://www.takuhai-gyunyu.com/gyunyuyasan/03/index.html

【検定済種雄牛生産者表彰】家畜改良事業団

2009 年 12 月 22 日

Filed under: — admin @ 4:29 PM 業界情報,発表会

家畜改良事業団では、去る12月4日、2009年に選抜された国産検定済種雄牛6頭の生産者の方々を家畜改良事業団本部(場所:東京都江東区冬木)にお招きし、平成元年の第1回から数えて20回目となる感謝状贈呈式を開催した。
 「日本ホルスタイン」改良の牽引者たる検定済種雄牛生産の背景となっている受賞者やご家族の改良努力に対して、心から敬意を表すると伴に、後代検定事業へのご協力に対して深甚の謝意を表し、家畜改良事業団藤井理事長から感謝状並びに記念品が贈呈された。また、乳用種雄牛後代検定推進事業における計画交配によって作出された4頭については、(独)家畜改良センター矢野理事長からあわせて表彰状が贈呈された。
 2009年家畜改良事業団における検定済種雄牛と受賞者は下記のとおり。

☆セジスビユーテイ サンデイーバレー フロステイン
 清水町 高橋徳男氏 高橋由美子氏
☆ハピイイースト アール エム テンプター ET
 中標津町 福村稔氏 福村忍氏
☆ミツドフイールド CCM カーテイス ET
 江別市 中田和孝氏 中田京美氏
☆テイーウエーブ ベスト ドレツサー ET
 幕別町 山田敏明氏 山田康子氏
☆ホープランド ベツツイ フアイター
 枝幸町 小椋孝則氏 小椋八重子氏
☆スミツクランド フリー トレジヤー
 大樹町 角倉了一氏 角倉愛子氏

「未来は、ミルクの中にある」雪印メグミルクグループ―北海道専門紙懇談会より

2009 年 12 月 2 日

Filed under: — djito @ 10:27 PM 業界情報

10月に新しく誕生した「雪印メグミルクグループ」による北海道専門紙懇談会が12月2日、札幌市の雪印種苗(株)本社で行われた。

●ミルクの可能性を深め、価値を高め、世界を広げる
雪印メグミルク(株)・取締役副社長・佐藤幸吉氏は「雪印メグミルクグループ・中期経営計画」を紹介し、「生産者と消費者とともに《乳(New)コミュニティ》を育むことを経営ビジョンに掲げている。乳を原点として、酪農生産者の想いに応え、消費者の笑顔につなげていく」と話した。

●更なるチーズの需要拡大
雪印乳業(株)・代表取締役副社長・川成眞美氏は「雪印メグミルクの北海道・酪農への貢献、雪印乳業のチーズ拡大戦略」を紹介し、酪農生産への貢献として、1. 酪農総合研究所の機能強化、2. 酪農諮問委員会の新設、3. 日本酪農青年研究連盟への支援、4. 雪印種苗による酪農技術サポート、を解説した。
また、「チーズ需要の底上げ、拡大を図ることは、チーズNo.1メーカーとしての使命であると考えている」と話した。

●メグミルク牛乳の拡大を図る
日本ミルクコミュニティ(株)・北海道事業部長・齋藤孝宣氏は「市乳事業の現状と今後の方向性」を紹介し、成分調整牛乳の市場拡大は、全国的には今年度上期から始まったばかりであるが、北海道では普通牛乳市場を上回るまでに成長していることを報告した。
そして、その成分調整牛乳の伸長について、「一抹の不安を感じる。単価が下がることは、生産者の手取り乳価にも影響を及ぼすことになる。ゆえに軸足を、もう少し牛乳に移していきたい」と話した。

●酪農生産者との連携強化
雪印種苗(株)・代表取締役社長・掛村博之氏は「雪印種苗の事業における酪農貢献」を紹介し、雪印メグミルクグループとしての取り組みとして、簡易草地更新の促進、「(アルファルファ)ケレスの会」との栽培実証圃場での勉強会、北海道包括連携協定による勉強会などを報告した。
また、「タネとエサの両方を持つ企業としての強みを活かし、酪農家に喜ばれる商品提供と技術的サポートを実践する」と話した。

《ホームページ》
雪印メグミルク(株)=http://www.megmilk-snowbrand.co.jp/
雪印乳業(株)=http://www.snowbrand.co.jp/index.htm
日本ミルクコミュニティ(株)=http://www.megmilk.com/
雪印種苗(株)=http://www.snowseed.co.jp/

ホクレン家畜市場:11月の初妊牛相場は48万7000円と弱含みで推移

2009 年 12 月 1 日

Filed under: — djito @ 6:36 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・11月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

11月については、下牧時期となり出回り頭数が増加傾向にあるなか、これまでの高値推移に対する様子見感から、平均価格48万7000円(前月に比べて1万8000円安・前年同月に比べて5万1000円高)と弱含みで推移している。

12月についても、引き続き出回り頭数の増加が見込まれるが、一部春産みも出回り始めることから、保ち合いでの価格推移が予測される。

質を高め、需要の受け皿の拡大を:特色ある国産NC振興のワークショップで

2009 年 11 月 30 日

Filed under: — admin @ 6:13 PM 業界情報

11月30日(月)、農水省牛乳乳製品課は、実践者や有識者ら11名を委員に
「特色ある国産ナチュラルチーズ振興に関するワークショップ」を開いた。

冒頭で、郡司農水副大臣は、
「志を持った人達が残れるような政策を行ないたい。牛乳乳製品は、「飲む」から
「食べる」にシフトさせ、新しい可能性を探り、チーズを根付かせていきたい」と挨拶。

ワークショップは、座長に岩田三代氏(日経新聞論説委員兼編集委員)を選び、
1「地域の特性を生かしたチーズの地理的表示のあり方」
2「殺菌基準等製造技術に係る規制のあり方」
3「チーズ製造技術の普及、指導者養成のあり方」
4「自由討議」に分けて、行なわれた。

委員からは、
「十勝の風土に合ったチーズづくりをしないと小さな工房は残れない。チーズの質を高められる人が必要で、それぞれの文化とチーズを合わせることは可能だ」(宮嶋望氏(北海道・新得共働学舎)
「ブランドづくりよりも、衛生基準のアップが大切。またチーズづくりをしたい人は多いが、初期投資でためらってしまうのが現実。チーズ製造技術者の研修施設も全国に3ヶ所くらい欲しい」(菅井啓二氏・蔵王酪農センター)
「チーズ文化のパイを広げることが必要、消費の受け皿づくりが優先」(村山重信氏・チーズプロフェショナル協会会長)
「チーズと米飯とのマッチングに取り組んでいる。料理までつなげることが大切」(弓削忠生氏・弓削牧場)
「消費者はイメージに左右される。食の安全性確保が前提で、誤解を招かない表現が大切」(三浦佳子氏・日本消費者協会・消費生活コンサルタント)
などの意見が出た。

スラリー散布時の臭気問題は深刻

2009 年 11 月 6 日

Filed under: — djito @ 6:09 AM 業界情報

北海道TMRセンター連絡協議会は11月5日、札幌市内で定例の研修会を開催し、会員および関係者ら約100名が参加した。
今年の研修テーマは『有機質資源活用におけるTMRセンターの役割』で、基調講演、事例報告、総合討論、リポートなどが行われた。

総合討論では、会場から「環境対策のなかでも臭気対策は重要かつ深刻な課題。お金と手間をかけずにできる方法はないものか?」という質問が。

それに対し、コメンテーターの松中照夫教授(酪農学園大学)は、「“お金と手間を掛けずに”という方法はない。ルーメンと同じようにメタン発酵処理すれば(バイオガスプラントなど)、スラリーの臭気はほぼなくなる。散布方法として、スジ撒き方法、土を切り込んで注入する方法は、臭気対策および養分活用として有効。オランダは、これらで臭気問題を解消した。しかし、いずれもコストなしでは無理」と回答した。

さらに会場からは「これからは臭気対策を解消しなければ、酪農の将来は拓かれない。それなりにコストをかけてでもクリアしなければならない問題だろう」などの意見があがった。

詳しくはDairy Japan12月号(12月1日発売)で。

ホクレン家畜市場:10月の初妊牛相場は50万5000円と高値で推移

2009 年 11 月 4 日

Filed under: — djito @ 9:31 AM 業界情報

ホクレン家畜市場の初妊牛相場・10月集計分が、ホクレン・酪農部・家畜販売課より発表された。

10月については、例年に比べ出回り頭数が少なく、平均価格50万5000円(前月に比べて8000円高・前年同月に比べて8万4000円高)と高値で推移している。

11月についても、出回り頭数が例年並みまで回復することは見込みにくく、引き続き生乳生産量確保に向けた導入需要が見込まれることから、持ち合いでの価格推移が予測される。

雪印メグミルクが平成22年3月期第四半期 決算短信を発表

2009 年 10 月 30 日

Filed under: — admin @ 9:02 PM 業界情報

雪印メグミルク株式会社は10月30日、平成22年3月期第2四半期の
決算を発表した。

それによると、消費低迷の影響を受け、家庭用商品は低価格志向にあり、
業務用商品は需要減退、国産から輸入品への置換えなどにより、

雪印乳業連結業績(4月から9月)は、売上高1405億円(前期比93.2%)、
営業利益58億円(同122%)、経常利益71億円(同118.6%)、
純利益53億円(同119.8%)だった。

また、日本ミルクコミュニティ個別業績(同)は、売上高1113億円(同96.5%)、
営業利益16億円(同122.7%)、経常利益18億円(同127%)、
純利益10億円(同67.1%)となり、

平成22年3月期業績予想として、
雪印メグミルクの年度見込みを、売上高3850億円、営業利益120億円、
経常利益130億円、純利益95億円と予想した。

同社グループの取り組みとしては「需要拡大」が急務であり、
収益性の高いチーズなどの商品戦略と、
経営統合に合わせた販売戦略の強化を行なう、などとした。

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