雪印メグミルク株式会社は13日、札幌市厚別区の雪印種苗株式会社・本社で、「雪印メグミルク・グループ/北海道専門紙懇談会」を開催した。
これは、同グループの現状と取り組みを専門紙誌各社に伝え、意見交換をするもの。
同懇談会の開催にあたり、雪印メグミルクの佐藤幸吉代表取締役副社長が挨拶し、その後、同社の経営理念と経営の方向性、中期経営計画と震災への対応、第1四半期決算概要と今後の方向性を説明。
「環境変化を構造改革のチャンスととらえ、変化を先読みし、スピードをもって対応していくことが必要と考えている」と述べた。
同社の小川澄男取締役常務執行役員は、北海道との包括連携協定について説明。
「さまざまな取り組みを雪印メグミルク・グループとして継続している。どの取り組みも、北海道への感謝の気持ちを込めており、北海道の活性化に向けて今後も地道に取り組んでいきたい」と述べた。
同社の田中二三男取締役常務執行役員は、酪農総合研究所の取り組みについて説明。
「調査研究および酪農情報の提供、雪印種苗との連携による酪農サポート、日本酪農青年研究連盟への支援、酪農諮問委員会の開催など、酪農現場に立脚した事業活動を推進していく」と述べた。
雪印種苗の掛村博之代表取締役社長は、自給飼料品質向上への取り組みを説明。
「種とエサの両方を持つ企業としての強みを活かし、草地改良、施肥管理、サイレージ調製などの技術サポートを実践していく」と述べた。