千葉県内のフェルミエ(牧場産)チーズを披露:手づくり乳製品研究会
2012 年 3 月 3 日
3月3日(土)、千葉市内で同県「手づくり乳製品勉強会」が、県内にあるフェルミエチーズを披露し、展示・即売を行なった。共催は県畜産会。参加者は、フェイスブックなどで開催を知ったという方々約130名。
同会は、現況の中で酪農の可能性を探そうと平成22年に開いた「手づくりチーズを作る研究会」が発端となり、ほぼ毎月、チーズづくりの勉強、試作、互評を重ねてきた。
今回のフェスタでは、知久牧場(野田市)、関牧場:よじょえもんのチーズ工房(いすみ市)、TAKAHIDE牧場(同)、フェルミエフロマージュ・コマガタ(同)、太田和牧場:めえしばミルク工房(鴨川市)、近藤牧場(南房総市)の6農場。(里山放牧方式でジャージー牛を飼いチーズを製造しているチーズ工房IKAGAWAは欠席)。
それぞれがモッツアレラチーズなど、主にフレッシュタイプのチーズを披露した。また、ワインの試飲も行なわれた。
各工房とも、今後も研鑽を積み「カマンベールチーズをつくりたい」「生産量の拡大を検討中」「牧場レストランを構想中」などとしており、勉強会が発足して2年という短い時間で、大きな一歩を踏み出した。
集いの中で、県畜産総合研究センター企画経営室の西山厚志氏が「千葉県内における6次産業化条件の検討」と題し、県内消費者へのアンケート調査による価格感度をプレゼンテーションし、消費者が適正と思うナチュラルチーズ価格と製造側の希望価格には差があり、それを何らかの方法で埋めることが必要で、例えば「独特な美味しさ」「牧歌的な雰囲気」「遊びに行った際に寄れるアクセス」かもしれないなどと示唆した。(文責:関東支局)
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