中酪 24年度事業で放射性物質問題対策
2012 年 3 月 7 日
社団法人 中央酪農会議は3月7日、理事会と第50回通常総会を開催し、平成24年度事業計画などを決めた。中酪は24年度、「国産生乳需要定着化事業」の一つの柱として「放射能問題対策」を実施し、現在各地域で行なわれている給与飼料を中心とした飼養管理改善などの取り組みに対する支援策として2億5000万円の予算を計上した。
具体的な支援内容について現段階で決まっていないが、代替飼料の購入費や特定地域における牛乳の風評被害などが放射性物質に関わる問題としてあがっている。また、この対策には消費者に向けた国産牛乳乳製品の安心感の醸成を目的とした広報活動や各地の課題や取り組みの共有化を図るための「原発事故対応に係る連絡会」の設置も含まれる。
このほか、総会では牛乳消費喚起対策事業の推進として、24年度に最終年を迎える「MILK JAPAN」運動の推進を決めた。これまで関東地域でのみ放送されていたテレビ番組「ミルクチャポン」を全国放送するなどして、認知度の向上と消費に結びつける。中酪は、全国放送することで、「MILK JAPAN」と他の食品企業とのコラボレーションが進むことも期待されるとしている。全国放送はBSの放送網を利用することで、放送コストを節減する考え(関東地域では地上波従来枠とBS枠)。
TrackBack URL :
Comments (0)