[ゴツドフレイ ストーム エクセレンシー]に最高位賞:第38回群馬県B&Wショウ

2012 年 3 月 28 日

Filed under: — admin @ 8:36 PM ニュース,共進会

群馬県乳牛改良協会は3月28日、第38回群馬県ブラック&ホワイト・ショウを開いた。出品は124頭。
審査員は、ポール・トラップ氏(米国・ABSグローバル社)。

☆最高位賞・シニアGC・5才以上の部1位:BU
ゴツドフレイ ストーム エクセレンシー(父モーリン ストーム ET)
出品 安中市・神澤牧場 (写真:右から2頭目)

☆インターミディエイトGC・3才シニアの部1位:BU
ゴツドフレイ アトラス ウイング(父MD デライト ダーハム アトラス ET)
出品 みどり市・三輪圭吾氏

☆ジュニアGC・18月以上21月未満の部1位
アツシユクリーク ギンハ ボツク サンチエス ジユリア(父ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス)
出品 前橋市・砥上雅道氏

☆シニアリザーブC・4才以上5才未満の部1位:BU
リスペクト クラーク ダーハム クリステル(父レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品 みどり市・三輪圭吾氏

☆インターミディエイリザーブC・3才ジュニアの部1位:BU
ブルーエンジエル ロス シエリー(父プレイン O ダーハム ロス 331 ET)
出品 長野原町・萩原牧場

☆ジュニアリザーブC・15月以上18月未満の部1位
リスペクト AC サンチエス マツク(父ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス)
出品 みどり市・三輪圭吾氏

○8月以上12月未満の部1位
フアイン バウンド ダツチ(父シルデール アウトバウンド ET)
出品 太田市 遠坂和仁氏

○12月以上15月未満の部1位
ナカコー L ボルト(父ジエンアイベツク ボルトン ET)
出品 中之条町・県立中之条高校

○21月以上25月未満の部1位
MMS ジエツト ダーハム(父レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品 みどり市 三輪圭吾氏

○経産2才ジュニアの部1位:BU
ウオーリア カレン ダーハム オータム(父ジエンマーク ストーマテイツク サンチエス)
出品 伊勢崎市・武士賢司氏

○経産2才シニアの部1位:BU
ブルーエンジエル ダーグレス(父レーガンクレスト エルトン ダーハム ET)
出品 長野原町・萩原牧場

☆プレミア・ブリーダー 中之条高校

☆プレミア・エギジビター 三輪圭吾氏

ポール・トラップ氏は「日本に初めて来たが、訪日が楽しみだった。牛を良いコンディションに維持する情熱が伝わってきた。同時に、このショウを支えてくれた方々、裏方の方々にも感謝したい」などと評した。

平成23年の全国生乳生産量は約747万トン:農水省発表(確定)

2012 年 3 月 27 日

Filed under: — admin @ 10:32 PM ニュース

農水省は26日、牛乳乳製品統計を発表したが、平成23年1月から12月の1年間の生産量は747万4309トンとし、これを確定値とした。3年間に約50万トン減少し、昭和61年の生産水準となった。

処理量別の内訳は、牛乳等405万8062トン、乳製品等335万909トン、チーズ49万2236トン、クリーム120万8431トン、その他6万5338トン。

牛乳等の生産量は、牛乳306万4194kl、加工乳・成分調整牛乳58万8898kl、乳飲料127万8500kl、はっ酵乳84万2820klなどとなっている。乳製品の生産は、脱脂粉乳13万7140トン、バター6万2845トン、チーズ13万1329トンなどとなった。

好成績を維持するための飼養管理を4農場が紹介:十勝酪農フォーラム

Filed under: — djito @ 8:26 PM ニュース

十勝酪農フォーラム2012実行委員会(十勝乳検連、十勝乳改連、十勝農協連)は27日、「新たな時代を生き抜く農場の経営戦略に迫る-効率生産を目指した戦略と今後の取り組みを考える-」をテーマとしたパネルディスカッションを帯広市で開催した。
酪農家をはじめ関連団体などから約100名が参加した。

パネリストは更別村・小松友彦氏、大樹町・西川圭介氏(日昭牧場)、士幌町・富田博文氏、上士幌町・佐々木守氏の4人の酪農家で、各農場の個体乳量は1万から1万2000kg、分娩間隔は12.8から13.8カ月と好成績。

粗飼料生産や栄養管理、乾乳牛管理、繁殖管理、育成牛管理の取り組みなどについて4人が紹介した。
会場からは多くの質問があがり、参加者は熱心に聞き入った。

福島原発事故から学ぶ「食の安全:畜産物」 東大・食の安全研究センターが講演会

2012 年 3 月 24 日

Filed under: — admin @ 7:25 PM ニュース

東京大学大学院農学生命科学研究科附属「食の安全センター」が3月24日(土)、同大学構内で、「東京電力福島第一原発事故から学ぶ食の安全 畜産物について」の講演とパネルディスカッションを開いた。

同センターでは、被災地の畜産物に対して正しい理解を促すために、外部の有識者を含めた検討会、文献調査、消費者行動調査、リスクコミュニケーションツールの作成と提供などを行なってきたが、今回の催しもその一つ。

同大学大学院農学生命科学研究科の細野ひろみ准教授は、牛肉消費について調査した結果を報告した。それによると、政府の情報の信頼度は低く、女性のほうが男性よりもリスク感度が高いが、被災地域の産品を買うという回答も多いなど、とした。

富山大学大学院医学薬学研究部の近藤隆教授は、放射線基礎医学の研究者の視点で講演。「放射性物質は、通常の生活の中でも取り込まれており、その生物作用に関する研究情報は多い。線量と線量率を把握し、正しく怖がり、賢く使う(例:がん治療など)ことが求められている」などとした。

眞鍋昇教授(東大大学院農学生命科学研究科附属牧場)は、汚染牧草を乳牛に給与し、その結果、どのくらいの放射性セシウムが生乳に移行し、給与中止後にどのくらいの期間で元に戻るか、という実験結果などを報告した。

東北大学大学院農学研究科の磯貝恵美子教授は、福島原発20km圏内(警戒区域内)の牛を捕獲し、被爆牛等における放射性セシウムの測定と解析を行ない、セシウムは血液内濃度と筋肉内濃度の間に強い相関があり、血液と血中放射性セシウムから筋肉内集積量を推定できるので、屠畜前の推定技術として有用である、などと報告した。

最後に、パネルディスカッションが行なわれた。
なお上記、眞鍋教授の内容は、4月発刊の「Dairy Japan誌5月号」に掲載予定。

*取材メモ
放射性物質と畜産物の安全性に関し、これまで専門に研究してきた日本の研究者は殆どいなかった。上記も含め、多くの機関や大学では、ヒト医学・理学などの放射線の研究者、現場の土壌や飼料、家畜衛生保健所などの協力を得て、文献の解読や実証研究が進められている。今回の事故に直面し、「後世にできるだけ多くのことを、伝えることが日本の責務」と語った磯貝教授の言葉が印象的だった。(文責:関東支局)

米韓FTAからTPPを読み解く 北海道酪農協会「酪農シンポジウム」

2012 年 3 月 23 日

Filed under: — djito @ 8:31 PM ニュース

北海道酪農協会は23日、批准された米韓FTAから読み解くTPP交渉のゆくえと、それに対応した今後の国内酪農政策の考え方を探る目的で、「酪農の再構築に向けた国内対策」とテーマとした酪農シンポジウムを札幌市内で開催した。

開催に当たり中曽根宏会長は、「TPP参加は国の根幹に関わる重大な問題である。国からの情報が出てこないなか、きちんと知識を得て、しっかり対応していきたい」と挨拶。
その後、二つの講演が行なわれた。

まず「今後の国内酪農対策を考えるポイント」と題して酪農経済通信社・稲葉武洋氏が、直面している国際交渉の諸情勢、現行制度の考察、国内制度のこれからをどう考えるか、などを解説した。

次に「米韓FTAの内容にみるTPP参加協議のゆくえ」と題して北海道大学農学部・東山寛氏が、米韓FTAの全体像、TPP事前協議のゆくえ、などを解説した。

東山氏は、「韓国では米韓FTA発効後も、国を二分する状況がいまだに続いている。この背景には、交渉過程が十分に明らかにされてこなかったこと、対象となる分野が広範囲かつ複雑であること、それゆえ多くの国民が蚊帳の外に置かれ続けてきたことがあげられる。現在日本で進められようとしているTPPにとっても、反面教師とするべきである」と語った(写真)。

平成24年度の加工原料乳補給金はkg当たり12円20銭(前年比20銭上げ)に

2012 年 3 月 22 日

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農水省の審議会畜産部会は22日、平成24年度畜産物価格等の諮問事項を答申し、農水省は了承した。

その結果、加工向け生乳生産者補給金はkg当たり12円20銭(前年比25銭上げ)、限度数量は183万トン(同2万トン減)となった。
関連対策もほぼ大枠が決まり、年度内に決着した。なお、指定食肉の安定価格、肉用子牛の政策価格は据え置きとなった。

農水省が平成23年の全国の牛乳乳製品工場数(基礎調査)などを公表

2012 年 3 月 19 日

Filed under: — admin @ 5:26 PM ニュース

農水省は19日、平成23年12月末現在の牛乳乳製品基礎調査を公表した。
それによると、全国の牛乳乳製品の製造施設は628で、前年より27、減少した。

牛乳類だけを製造しているのが332施設、牛乳・乳製品製造施設が173施設、乳製品のみが123施設だった。
処理能力別には、1日当たり2トン未満の施設が310と約半分を占めている。2から4トン未満が34、4から10トン未満が38、10から20トンが30、20から40トンが46、40トン以上が118。生乳を処理していない乳製品施設が52施設となっている。

農業新技術2012 に「泌乳持続性」のある乳牛改良:農水省が公表

Filed under: — admin @ 1:33 PM ニュース

農水省は、農業関係の研究機関による研究成果のうち、早急に農業生産現場へ普及する必要がある技術を、新農業技術として毎年選定しているが、このほど2012年版を公表した。

今年も、生産コストの低減、作業の省力・軽労化の推進、および収量増加と品質の向上のための研究成果を選定し、行政、普及組織、研究機関が相互に連携し、生産現場への迅速な普及に取り組むこととしている。

今年の新技術の中で、酪農関係では「泌乳持続性の改良」が取り上げられた。
テーマ:酪農の経営改善に貢献する泌乳持続性の高い乳用牛への改良
泌乳持続性を改良することで、体調を崩しにくく、生産性の高い乳牛をつくり、酪農の収益性を向上する。
(分娩後の泌乳ピーク以降の泌乳量の減少の程度をゆるやかにする) 

Dairy Japan本誌 関連記事:
・2010年05月号「泌乳持続性の遺伝評価をチェックしよう」(白井達夫氏)
・2011年11月号「2011年8月から国内種雄牛の遺伝能力評価が変わりました」(仲西孝敏氏)
・2011年12月号「2011年8月 種雄牛評価成績の解説」(河原孝吉氏)

乳用牛雌評価上位100位を公表:家畜改良センター

2012 年 3 月 17 日

Filed under: — admin @ 6:39 PM ニュース

家畜改良センター(福島県)は16日、「乳用牛評価報告2012 2月(雌牛上位100位)」を公表した。これは、牛群検定参加牛のうち、上位100位の牛をまとめたもの。10位までは以下の通り。

1:エンドレス ジユデイ L フロステイン
2:ヘンカシ-ン ヒラリ- デイ ハ-シエル
3:シ-レ-ク プレミアム ヒラリ- ET
4:エンドレス ジユデイ アクア
5:シ-レ-ク ヒラリ- デイ オリ-ブ スト-リ-
6:スミ-デ-ル ロ-タミ- タイタニツク ET
7:エンドレス ジユデイ バ-サ ET
8:スト-ンリバ- ジヤスト ブランデイ ET
9:ヘンカシ-ン デイジ- ジエツト モリ- ET
10:TLM ジエツト ヒラリ- ET

詳しくは、同センターホームページからダウンロードできる。
独立行政法人家畜改良センター
URL:http://www.nlbc.go.jp/

コーンサイレージの品質劣化を食いとどめる 十勝農協連

2012 年 3 月 16 日

Filed under: — djito @ 10:54 AM ニュース

品質劣化が懸念される昨年産のコーンサイレージについて、今のうちに対策を打っておこうと十勝農協連は、各種の技術提案、実演、および追跡調査を進めている。

十勝管内の昨年産のコーンサイレージは病害により、低水分、高pH、サイロ内で発熱している(もしくは発熱しかけている)などのケースが各地で散見され、これから春を迎え気温が上昇するに従い、品質がさらに劣化することが懸念されている。

そこで十勝農協連畜産部は、その対策として以下を提案、実演し、さらにその効果の調査を行なっている。
対策1=早く食べさせる。
対策2=空きサイロで再調製する。
対策3=保存食を用意する。

写真は「対策3」で、バンカーサイロのコーンサイレージを細断型ロールベーラで梱包し、暑熱時期(7月頃から)に使える「保存食」にしようという実演の様子。
ちなみに「対策3」には、
1)そのまま梱包
2)プロピオン酸を添加して梱包
3)TMR調製して梱包
の3種類の方法が提案されている。

「来年度産のコーンサイレージが出来るまで、なんとか品質劣化を食いとどめたい。コストが許す範囲で、できることはやっておきたい」と同農協連は話す。

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