コーンサイレージの品質劣化を食いとどめる 十勝農協連
2012 年 3 月 16 日
品質劣化が懸念される昨年産のコーンサイレージについて、今のうちに対策を打っておこうと十勝農協連は、各種の技術提案、実演、および追跡調査を進めている。
十勝管内の昨年産のコーンサイレージは病害により、低水分、高pH、サイロ内で発熱している(もしくは発熱しかけている)などのケースが各地で散見され、これから春を迎え気温が上昇するに従い、品質がさらに劣化することが懸念されている。
そこで十勝農協連畜産部は、その対策として以下を提案、実演し、さらにその効果の調査を行なっている。
対策1=早く食べさせる。
対策2=空きサイロで再調製する。
対策3=保存食を用意する。
写真は「対策3」で、バンカーサイロのコーンサイレージを細断型ロールベーラで梱包し、暑熱時期(7月頃から)に使える「保存食」にしようという実演の様子。
ちなみに「対策3」には、
1)そのまま梱包
2)プロピオン酸を添加して梱包
3)TMR調製して梱包
の3種類の方法が提案されている。
「来年度産のコーンサイレージが出来るまで、なんとか品質劣化を食いとどめたい。コストが許す範囲で、できることはやっておきたい」と同農協連は話す。
TrackBack URL :
Comments (0)