北海道の年間平均乳量は9105kg(前年+79kg)

2014 年 2 月 28 日

Filed under: — djito @ 1:40 PM ニュース

北海道酪農検定検査協会は2月28日、平成25年1-12月の年間検定成績(経産牛1頭当たり成績)の速報値を公表した。

全道平均を見ると、戸数は4561戸、乳量は9105kgで前年(9026kg)より79kg増えた。
乳脂率は4.03%、蛋白質は3.32%、無脂固形は8.80%、体細胞数は21.8万、リニアスコアは2.7だった。
分娩間隔は、最頻値で364日、中央値で408日、平均値で432日だった。

乳量階層別戸数比率は、1万10000kg以上が222戸・4.9%(前年202戸・4.3%)、1万kg代が672戸・14.7%(同638戸・13.7%)、9000kg代が1233戸・27.0%(同1184戸・25.3%)、8000kg代が1138kg・25.0%(1271戸・27.2%)となった。

地区別の平均乳量を見ると、十勝9640kg(前年9564kg)がトップで、上川9491kg(同9405kg)、網走9460kg(同9343kg)と続いている。

なお、検定事業実施状況は今年1月末現在、全道の検定組合数100組合、マスター登録の戸数4622戸、頭数35万825頭である。

酪農経営基盤強化に向けて:Jミルク

2014 年 2 月 26 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 7:00 PM セミナー報告,ニュース

 

農林水産省 渡辺裕一郎調整官

農林水産省 渡辺裕一郎調整官

 

一般社団法人Jミルクは、226日、都内で、第2回酪農乳業セミナーを開催した。

Jミルクの前田浩史専務理事は「この業界の一番大きな問題は、生乳生産基盤の弱体化であり、この問題をスピーディーに確実に改善していくことが、われわれの大きな喫緊の課題である。酪農家の方々、酪農生産関係者の方に政府の政策をお伝えし、政府と一体になりながら生産基盤強化のため実行することが、まず必要なことである」と挨拶で述べた。

本セミナーでは、農林水産省生産局畜産部牛乳乳製品課、乳製品調整官の渡辺裕一郎氏は「国の酪農乳業への政策と今後のその方向性について」、Jミルク企画情報グループ参事の本田航氏は「平成26年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと今後の課題の詳細内容」、Jミルク普及グループ部長の木村敬氏は「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2013」を、それぞれ発表した。

渡辺裕一郎氏は自身の講演で、26年度の酪農関係経営安定対策として、加工原料乳に新たにチーズ向け生乳を含め、加工原料乳の生産者に補給金を交付する「加工原料乳生産者補給金制度」、生乳生産基盤が弱体化している都府県に対するものとして「酪農生産基盤維持緊急支援事業」、「都府県酪農経営国産粗飼料利用体制強化事業」等を発表した。

集草性能を向上「ロータリレーキ TR2660」:(株)タカキタ

Filed under: — Yayoi Uruno @ 10:00 AM ニュース,新商品

TR2660

(株)タカキタは、新製品「ロータリレーキ TR2660」を発売した。主な特長は下記のとおり。

 

【主な特長】

  1. 新設計のカムを採用し、集草性能を向上するとともに振動と騒音を低減。
  2. タインアームは6本で、1アーム当たり3本のタインを装備。20cm程度の切りワラでの集草ロスを約2%以下に削減。
  3. フリースイング機構によりトラクタへの追従性を良くし、コーナー旋回時での作業精度を向上。また、機体を持ち上げると自動でセンタポジションに戻り、次の作業位置までスムーズに移動できる。
  4. タインとアームとの接続部は、タインによる草の持ち回りを抑制する独自の構造を採用。
  5. 圃場や作物に応じて、タインの高さを5mmピッチで6段階に調整できる。
  6. タイヤのトレッド幅を630mmとワイドにし、機体バランスの安定化を図った。
  7. 作業中におけるアームへの接触を防止するため、安全ガードを標準装備。
  8. 機体の移動や保管時にはタインパイプを取り外してホルダ部に立てかけることができ、機体全幅を1050mmにまでコンパクトにできる。

     

    【ロータリレーキの仕様】

    型式=TR2660

    ▽用途=牧草・稲ワラ等の集草および簡易な反転作業

    ▽機体寸法=(作業時)全長2365×全幅2650×全高970mm

    (保管時)全長1885×全幅1050×全高1475mm

    ▽機体質量=192kg

    ▽作業幅=270cm

    ▽ロータ数=1

    ▽タインアーム数=6本

    ▽タイン数=18本(1アームに各3本)

    ▽タイン高さ調整=5mmピッチ:6段階

    ▽タイヤサイズ=13×5.00-6PR

    ▽トレッド幅=630mm

    ▽適応トラクタ=13.0~29.5kW(18~40PS)

    ▽装着方式=3点リンク直装式(カテゴリ0・1)

    ▽作業速度=5~9km/h

    ▽作業能率=4~8分/10a

    ▽希望小売価格=522,900円(税込み)(消費税率は5%)

野菜+牛乳=最強!:Jミルク

2014 年 2 月 25 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM イベント,ニュース

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 一般社団法人Jミルク(以下、Jミルク)は、217日~316日の期間、サミットストア成城店、府中西原店において、牛乳を活用した食育活動による新たな食品売場活性化の取り組み(実証実験)を実施している。本件に関する記者発表を225日、都内で開催した。

 この取り組みは、食品小売店での食育活動により、健康的な食生活の普及、国産の牛乳乳製品の価値向上を図るとともに、健康や食生活に関する情報収集・コミュニケーションの場として食品売り場を位置づけ、価格訴求型から価値訴求型へ転換を図り売り場の活性化を促進することを目的としている。食品スーパー、研究機関、栄養士、地域の学校や病院、行政の協力・連携により実施する、日本で初めての取り組みである。

 Jミルクの前田浩史専務理事は本会見で、「食品企業、小売流通業界、研究機関等、それぞれの立場で食育活動をされているが、これらをさらに効果のあるものにしたいというのが、われわれの大きな動機であった。生活者に対して栄養や健康機能についての情報を発信するにあたり最も適切な場所は、夕飯の献立等を考える機会がある食品売り場と考え、そこでの情報発信は大きな意味があり効果的だと考えた」と述べた。

 本取り組みのタイトルは「野菜と牛乳 Think the meal~健康のために食を考える」と題し、子どもの健康な成長を願う母親層、健康の維持管理が必要なシニア層をターゲットとしている。不足しがちな牛乳と野菜を組み合わせるなどの「望ましい食事の在り方」を提案し栄養改善を図るとともに、牛乳と野菜を軸としたレシピの提案により、売り場の活性化を図る。

 具体的な取り組みとしては、店内に「健康・食育ステーション」というブースを設け、学校の給食情報、栄養士・専門家・行政・店員等からの野菜や牛乳の健康効果についてのコメントや、野菜と牛乳を使用したレシピ等を提供する。また、牛乳・乳飲料の飲み比べもでき、味と種類の違いへの理解促進を図る。成城店では、ミルク団子作りやヨーグルトの美味しい・楽しい盛り付け方、チーズを使った減塩おむすび作りといったイベントも行なわれる。

 

「NDS通信・第5号」配信

2014 年 2 月 21 日

Filed under: — djito @ 5:12 PM ニュース

株式会社ワイピーテックは、乳牛の飼料給与設計システムCPM Dairyの後継版であり、CNCPS ver. 6.1に準拠したNDS(Nutrition Dynamic System)のユーザー向けのニュースレター「NDS通信・第5号」を配信した。

本号には、
NDS Tutorialsから
1. NDS Professionalへのご案内
2. オリジナルのフィード(飼料)リスト
3. 飼料の詳細
4. Recipe Screen(飼料メニューの画面)の活用とカスタマイズ
5. Non-linier(非線形)オプティマイザーを用いた飼料設計
6. Feed Data Entry 飼料データの入力
7. Quick Join クイックジョイン機能
8. Parameters パラメーター(栄養成分などの項目の意)
9. Export User Lists ユーザーが作成するリストのエキスポート
10. Feed Protection 飼料データの保護(ロック)
などの記事が掲載されている。

配信希望者は、以下へE-mailで申し込める。
tadashi_suzuki@yptech.co.jp

ミルクは無限の可能性を秘めている:雪印メグミルク(株)春季新商品発表会

2014 年 2 月 20 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 4:30 PM ニュース,新商品,発表会

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雪印メグミルク(株)は、2月20日、都内で、平成26年春季新商品発表会を開催した。新商品発表会にあたり、取締役執行役員小西寛昭氏は「酪農乳業界は、生乳生産の減少やTPP等、不透明な環境にある。一方、消費環境は、高齢化や健康志向が一層強まりつつあり、牛乳乳製品の大きな潜在的ニーズ・チャンスがある。ミルクの価値創造、乳酸菌の価値浸透を強力に推し進めて、ミルクの価値を商品として広げていくことが私達の使命であり、ミルクは無限の可能性を秘めていると考えている。この春より、牛乳乳飲料と発酵乳に重点を置いて、ミルクの可能性・価値を、商品の力として具現化し、展開していく。『あなたのお気に入りが、きっとある。雪印メグミルク。』は、平成26年春季新商品ラインナップとともに、私達の取り組みを伝えるメッセージである」と述べた。

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新商品および改良品として、当社の人気商品である「恵megumi」のドリンクタイプで、手にフィットしやすく飲み切りやすいボトルの「恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルトドリンクタイプ」「恵megumiビフィズス菌SP株カプセルヨーグルトドリンクタイプ」「恵megumiガセリ菌+グルタミンヨーグルトドリンクタイプ」をはじめ、生きたビフィズス菌SP株が手軽にとれるミルク「ビフィズス菌入りミルク」や、おつまみにぴったりな「さけるチーズほたて味」、レンジで温め練ることでびよ~んと伸びる、もっちり触感のチーズ料理「アリゴ」、そして業務用製品として、野菜に合うマイルドな風味の「クリームチーズスプレッド100」、塩分控えめで、いろいろな料理に合う「クリームチーズをどうぞ」など、さまざまな商品が紹介された。

新しい乳房炎注入剤「ピルスー®」:ゾエティス・ジャパン

2014 年 2 月 17 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 1:30 PM ニュース,新商品

 

ピルス

ゾエティス・ジャパン(株)は、米国で20年に渡り泌乳期の乳房炎治療に用いられてきた泌乳期用乳房注入用抗菌剤「ピルスー®」を、この春、国内においても発売することになった。特長・注意点は下記のとおり。

【出荷禁止期間:乳60時間】

本剤はブドウ球菌およびレンサ球菌に対して抗菌力を発揮し、112日間の投与および乳の出荷禁止期間:60時間(2日半)が承認されている。

【新規系統の抗生物質】

「ピルスー®」は牛においては国内初となるリンコマイシン系の抗生物質であるピルリマイシンを主成分としており、リンコマイシンの約20~30倍の抗菌力を有している。抗菌範囲はブドウ球菌やレンサ球菌等のグラム陽性菌、嫌気性菌およびマイコプラズマ類である。

【細胞・乳腺組織内への移行に優れる】

「ピルスー®」が属するリンコマイシン系の抗生物質は、体内、とくに細胞・組織内への移行に優れており、「ピルスー®」は乳房内に投与された内の約50%が体内に吸収され、肝臓・腎臓を経て代謝後、糞尿中に排出される。

 

 乳房炎の原因菌のなかでも、難治性といわれるような細菌、特に細胞内で増殖をするような細菌による乳房炎の治療に際しては、投与される乳房注入剤の成分である抗生物質自体が、細胞内に移行する(あるいは移行できる)機能が必要になるが、現在汎用されているセフェム系薬物は残念ながら細胞内への移行は乏しく、細胞内濃度は細胞外濃度に比べて低いことが確かめられている。

 

 そのため、1分房に「ピルスー®」を投与しても体内循環の後、他の分房からも「ピルスー®」の成分であるピルリマイシンが検出される可能性がある。

【体の免疫機能(機構)に対してプラスにはたらく】

「ピルスー®」が属するリンコマイシン系の抗生物質は、体を防衛する免疫機能の中心的存在である白血球に対して、プラスにはたらくということがわかっている。

 

 すなわち、白血球の感染部位への移行、リンコマイシン系薬物自体の白血球内への移行、白血球が細菌を捕食する作用やそれを消化・処理する作用を助けたり、促進したりすることがわかっている。

【注意点:青色色素を含有していない】

従来の乳房注入用の抗菌剤は青色色素を含有した軟膏剤となっていた。現行流通製品においても、青色色素が添加されている。しかしながら、とくに泌乳量がピークを過ぎた牛において、乳汁中に色素だけが残留し、注入剤の主成分である抗菌物質は既に残留していない場合があって、乳が出荷できないことによる生産者の方々の損失が極めて重要との報告がなされ、生産者団体・関係機関からの青色色素の乳房注入剤への添加を任意とするように法改正が望まれていた。それを受けて、平成18年、法改正が行なわれ、乳房注入剤への青色色素の添加が任意とされたと同時に、出荷禁止期間を遵守せず出荷され、残留が認められた場合、罰金などの罰則規定が適応されることになった。この「ピルスー®」はそのような審議結果・法改正後、初めて青色色素を含有しない製剤となる。

 

 本剤を使用する際には、必ず使用牛へのマーキングやレッグバンド等によって対象牛を確実に認識し、出荷禁止期間を遵守する必要がある。

 

 また、乳汁中から本剤を検出可能な迅速判定キットは現在のところないため、公定法であるペーパーディスク(PD)法により最終的な残留の有無の確認が必要。

 

超音波(エコー)でこんなこともわかる 北海道しゃくなげ会

2014 年 2 月 15 日

Filed under: — djito @ 9:59 AM ニュース

北海道しゃくなげ会

北海道しゃくなげ会(事務局/ZENOAQ 日本全薬工業(株) 北海道営業所)は2月14日、札幌市で総会および研修会を開催した。
全道から獣医師をはじめ関係機関などから約250名が参加した。
今回の研修会テーマは「これからの個体診療を考える-画像診断と外科的アプローチ-」。

田口清教授(酪農学園大学獣医学群)は、「これからの個体診療を考える。大動物の画像と外科」と題した基調講演で、個体と集団の獣医療の在り方に触れた後、繁殖領域で普及しているポータブルの超音波(エコー)画像診断装置を用いた個体診療における、診断、治療、予防の近況を、多数の症例スライドで紹介した。
第四胃疾患では診断、蹄病では治療、ダウナー牛では予防が、正確かつ十分に可能であることを解説した。

その後、臨床現場からの報告として、以下5名の獣医師が講演した(敬称略)。
「乳牛の感染性蹄関節炎の超音波検査」中村聡志(オホーツクNOSAI)
「携帯型超音波画像診断装置を用いた股関節脱臼・股関節亜脱臼の診断方法」末永龍太(道南NOSAI)
「牛の感染性関節炎における関節切開術の治療経過と予後」木村邦彦(釧路地区NOSAI)
「第四胃左方変位(LDA)を発症した乳牛へのユトレヒト変法を用いた整復手術の紹介およびポータブルエコー診断装置を用いたLDA診断」森田稔(上川北NOSAI)
「次世代の診断ツール『サーモグラフィー』の牛臨床への応用の可能性」山村拓(十勝NOSAI)

ZENOAQコーナーでは、後藤篤志獣医師(ZENOAQ 学術部)が「カーフサポートエナジー」を紹介した。

総合司会を務めた小岩政照教授(酪農学園大学獣医学群)は、2012年度の北海道NOSAI加入成乳牛における死廃状況を報告した。
死廃頭数は4万1753頭、頭数被害率6.7%、被害額94億円。
運動器病の頭数被害率は24%(23億円)と最も高く、その内訳は、脱臼(39%)、関節炎(26%)、骨折(3%)の順。
運動器病は適正な治療処置とケアが求められる疾病であり、早期における正確な診断と病勢評価が予後を左右すると語った。

新製品3アイテム:フジタ製薬(株)

2014 年 2 月 14 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 11:40 AM ニュース,新商品

フジタ製薬()は、牛適応の新製品3アイテムを発売した。詳細は下記のとおり。

エンロフロキサシン注射液『エンロフロックス®10%』

―有効成分「エンロフロキサシン」―

ニューキノロン系抗菌剤であり、グラム陽性菌、多くのグラム陰性菌およびマイコプラズマに対して効果がある。

【成分および分量】エンフロックス注製品写真[1]

本剤 1 mL 中エンロフロキサシン100mg

【用法および用量】

11 回、体重 1 kg 当たりエンロフロキサシンとして下記の量を牛では頸部皮下に、豚では頸部筋肉内に注射する。

牛:肺炎 2.5 ~5 mg 3~5日間

大腸菌性下痢症 2.5 mg  3日間

【効能または効果】

有効菌種:本剤に感受性の下記菌種

大腸菌、パスツレラ・ムルトシダ、アクチノバシラス・プルロニューモニエ、マイコプラズマ・ボビス、ウレアプラズマ・ディバーサム

適応症:第一選択薬が無効の場合の下記適応症

牛:肺炎、大腸菌性下痢症

【有効期間】36カ月

【包装】100mL

チルミコシン注射液、『チルミコシン注300「フジタ」』

―有効成分「チルミコシン」―

・マクロライド系の抗生物質であり、タイロシンリン酸塩を原料とした半合成によって得られる。シス-チルミコシンおよびトランス-チルミコシンなどの混合物。

・グラム陽性菌及びマイコプラズマ以外にも、パスツレラを含むグラム陰性菌に対しても強い抗菌力がある。

【成分および分量】チルミコシン注製品写真[1]

本剤1mL中チルミコシン300mg(力価)

【用法および用量】

体重1kg当たりチルミコシンとして下記の量を1回皮下に注射する。

牛(生後15月を越えるものを除く):10mg(力価)

【効能または効果】

有効菌種 パスツレラ、マイコプラズマ

適応症 牛:肺炎

【有効期間】36カ月

【包装】20mL100mL

ピレスロイド系殺虫剤、『フルメトール®

―フルメトリン製剤「フルメトール®」―

本剤は昆虫類の神経細胞上の受容体に作用し、脱分極を生じさせる作用を有するピレスロイド系化合物、「フルメトリン」を主成分とする油性の殺虫剤。

【成分および分量】フルメトール1L製品写真[1]

本剤 100 mL中フルメトリン1.0g(但し、トランスZ1体及びトランスZ2体として)

【用法および用量】

体重1kg当たりフルメトリンとして1mg(製剤として10 mL100kg)を牛の背中線に沿って、寄生状況に応じ、適宜鼻部から尾根部までの皮膚に、注射筒又はピペットなど計量できる器具又は容器を用いて滴下する。

【効能または効果】

牛に寄生する外部寄生虫の駆除:マダニ、ハジラミ、シラミ及び疥癬虫(ショクヒヒゼンダニ)

【有効期間】36カ月

【包装】1L2.5L

【問い合わせ】

フジタ製薬株式会社

東京都品川区上大崎2丁目132

TEL 042-661-5528

http://www.fujita-pharm.co.jp

第一線での活動の成果:家畜人工授精優良技術発表全国大会

2014 年 2 月 13 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 6:00 PM ニュース,発表会

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一般社団法人日本家畜人工授精師協会は、213日、都内で、第42回家畜人工授精優良技術発表全国大会を開催した。本大会は家畜人工授精の第一線での活動の成果、知見、調査研究についての発表の場であり、実践的かつ直接的な活動評価に結び付く大会となっている。今回は家畜人工授精において第一線で活動している11名が全国から集まり、優良技術の発表を行なった。

 

本大会の優秀賞である西川賞に輝いたのは「黒毛和種牛におけるメトリチェックによる膣粘液スコアと受胎率との関係」を発表した宮崎県の永住公さんと、「ホルスタイン種未経産牛の育成発育調査~養老牛乳牛改良同志会の取り組み~」を発表した北海道の中條匡晃さんであった。

 

選考委員の中尾敏彦氏は講評で、「永住公さんの発表は、生産現場における受胎率向上対策として有効的なものであった」と述べた。また、中條匡晃さんの発表については、「近年、とくに育成期の栄養状態が、分娩後の健康、生産性、繁殖性に、長期間にわたって重要な影響を及ぼすということが明らかにされている。そうしたなかで、今回の発表は良い着眼の元に行なわれ、貴重なデータを提供しており、今後非常に可能性のある貴重な発表であった」と述べた。

 

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