酪農経営基盤強化に向けて:Jミルク

2014 年 2 月 26 日

Filed under: — Yayoi Uruno @ 7:00 PM セミナー報告,ニュース

 

農林水産省 渡辺裕一郎調整官

農林水産省 渡辺裕一郎調整官

 

一般社団法人Jミルクは、226日、都内で、第2回酪農乳業セミナーを開催した。

Jミルクの前田浩史専務理事は「この業界の一番大きな問題は、生乳生産基盤の弱体化であり、この問題をスピーディーに確実に改善していくことが、われわれの大きな喫緊の課題である。酪農家の方々、酪農生産関係者の方に政府の政策をお伝えし、政府と一体になりながら生産基盤強化のため実行することが、まず必要なことである」と挨拶で述べた。

本セミナーでは、農林水産省生産局畜産部牛乳乳製品課、乳製品調整官の渡辺裕一郎氏は「国の酪農乳業への政策と今後のその方向性について」、Jミルク企画情報グループ参事の本田航氏は「平成26年度の生乳及び牛乳乳製品の需給見通しと今後の課題の詳細内容」、Jミルク普及グループ部長の木村敬氏は「牛乳乳製品に関する食生活動向調査2013」を、それぞれ発表した。

渡辺裕一郎氏は自身の講演で、26年度の酪農関係経営安定対策として、加工原料乳に新たにチーズ向け生乳を含め、加工原料乳の生産者に補給金を交付する「加工原料乳生産者補給金制度」、生乳生産基盤が弱体化している都府県に対するものとして「酪農生産基盤維持緊急支援事業」、「都府県酪農経営国産粗飼料利用体制強化事業」等を発表した。

コメントはまだありません »

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL

Leave a comment

Copyright (C) 2005 Dairy Japan Corporation. All Rights Reserved.